seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

無花粉スギ?

コロナ禍以降初の花粉症の季節

今年は、コロナ禍以降、初めてマスク制限がなくなってのスギ花粉の季節を迎えることになる。

自分はスギ花粉症ではないと自覚していた。

しかし、10年以上前に花粉が飛び交う季節に千葉に行って外を歩いていると、突然、くしゃみが止まらなくなり慌てて、コンビニでマスクを買って着用すると見事に止まった。

この時、初めて花粉症の経験をしたことを今でも覚えている。

以下は、ウェザーニュースが調査した「花粉症ですか?」の結果

■花粉症の割合
(県別ランキング)
1位 山梨  62.3%
2位 静岡  58.6%
3位 埼玉  55.7%
4位 神奈川 55.5%
5位 東京  53.6%

 

11位 千葉 49.1%

26位 石川・新潟 40.3%

【出典】約半数の方が花粉症と自覚 発症率が最も高いのは山梨県 - ウェザーニュース

花粉症の割合でいうと、千葉より東京・神奈川の方が多いが、東京・神奈川では花粉症の症状を経験したことがない。

これは、あくまで花粉症の人の割合であって、花粉の量ではない。

花粉の量でいうと、天気予報東北・関東・甲信・四国・九州が多い感じだ。

【出典】週間花粉飛散情報 2024 - 日本気象協会 tenki.jp

煙に弱い

考えてみると、自分は、稲を燃やす時に大量に発生する煙には異常に弱い。

秋になると稲刈りが終わった田んぼで刈り残った稲を焼く作業(ワラ焼き)が行われるが、この時に発生する煙を感じると鼻水が止まらなくなる。

つまり、自分が普段、生活している場所は、スギ花粉の量が少ないので、花粉症の症状が出ないだけで、ある一定量を超えるとスギ花粉に悩まされる人になってしまうということだろう。

政府は、30年後に花粉の発生量を半減させることをめざし、スギの人工林の伐採や花粉の少ない苗木への植え替えなどを重点的に実施する区域を今年度中に設定するとしている。

また、色々なところで、花粉を出さない無花粉スギの開発も進められているようだ。

無花粉スギとは?

スギは一般的に雄花と雌花を別々につけるが、無花粉スギは雄花が全くつかない。

または雄花がついても花粉をほとんど出さない品種で突然変異によって発生する。 

1992年に富山県で初めて発見された無花粉スギは、外見は正常な雄花を着けますが花粉が形成されません。この形質は、1対の劣性遺伝により遺伝することがわかっています。

【出典】無花粉スギ | 石川県

人為的に作られたもの

確かに日本のスギが全て無花粉スギに変わればスギ花粉に悩まされることはなくなる。

しかし、突然変異により発生したスギだけにしてしまうというのは自然を破壊するのと同じことではないだろうか?

国も全てを置き換えようとは考えていないと思うが、それでも、遺伝子の組み換えにより作られることから、生態系が変わるかもしれない、そうすると生物多様性にも影響するかもしれない・・・

これまで人類にとって害があることは、起きないようにしようとしてきた。

無花粉スギは、突然変異を人為的に行わせようすることなので、それは自然ではなく人為的に作られたスギだと言える。

人類はまた、自然に対して行ってはいけないことをしようとしているのかもしれない。