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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

大下英治の著書を数百~数千冊購入?

自民党裏金問題

自民党政治資金パーティー裏金事件を受けて自民党議員91人に聞き取り調査を実施した。

調査対象は、安倍派の現職国会議員82人、元議員3人、6派閥・2グループの事務総長等

そのうち85人がキックバックなどを受け、総額は2018年から5年間で5億7949万円だった。

キックバックなどの存在を認識していた議員は32人で、そのうち11人が収支報告書への不記載を認識していた。

約3500万円の書籍を購入?

そんな中、自民党二階俊博元幹事長が代表を務める政治団体が、3年間で書籍代3472万円を支出していたとのこと。

そんなに買っても読めるものではないので、これは供述ではなく虚述だと思っていた。

そして、二階氏の事務所が2024年2月14日に「選挙区外の行政、議会関係者らに配布し、政策広報に努める」ための書籍購入だったと説明した。

具体的に購入した書籍のタイトルと、その領収書を添付した書面を公表した。

その数は、なんと2万7700冊(17種類)

  1. 冤罪(石井一)300冊(462,000円)
  2. グリーンの上の政治家たち(石井一)300冊(462,000円)
  3. つくられた最長政権(石井一)300冊(462,000円)
  4. Monthly Koron(月刊公論)2020年2月号(大仲吉一)2000冊(1,866,000円)
  5. 月刊日本2020年8月号  3000冊(2,340,000円)
  6. 二階俊博の政界戦国秘録⑤(大下英治)500冊(341,000円)
  7. 二階俊博幹事長論 (森田実)300冊(300,880円)
  8. 小池百合子大義と共感(大下英治)3000冊(3,960,000円)
  9. 内閣官房長官(大下英治)2000冊(1,568,600円)
  10. ナンバー2の美学 二階俊博の本心(大仲吉一)5000冊(10,450,000)円
  11. 地元メディアが見た二階俊博 力の源泉(中村栄三)3000冊(2,750,000円)
  12. 最長幹事長(大下英治)3000冊(2,310,000円)
  13. 政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理田中角栄(大下英治)3000冊(4,752,000円)
  14. 新しい「日本の歩き方」(山谷えり子)1000冊(1,540,000円)
  15. 自民党幹事長 二階俊博伝(大下英治)300冊(448,800円)
  16. 内閣総理大臣(MdN新書)(大下英治)500冊(392,150円)
  17. 自治体の元気印レシピ(松浪健四郎)200冊(317,200円)

【出典】二階氏事務所、書籍代3472万の内訳公表 大下英治氏の著書数千冊 | 毎日新聞

これだけの数の本になると保管スペースも必要になるだろうから貸し倉庫などを借りていたら、そこに更に経費がかかってしまう。

そもそも、何のために同じ本を何百冊から何千冊まで大量に購入したのだろうか?

まず与野党の政治家から紹介されてまとめて購入したとのこと。

そして出版記念会を開催して配布する予定だったがコロナ禍で開催に至らなかったと「供述」している。

正直、とってつけた理由だと思った。

令和3年分の政治活動収支報告書を見た

二階氏の令和3年分の政治活動収支報告書を見ると、収支総額は約6700万円

これに対して支出総額は約4200万円

会費という項目が、やたらと多い。

項目を見ると「xxx君を励ます会」「xxx後援会」いった内容で約30件あり2万円丁度という金額が目立ち、大半が11月〜12月の年度末に支払われている。

そして、支出先の大半は衆議院参議院議員会館の部屋番号(号室)が記載されている。

つまり国会議員の中で励ます会だとか後援会の会費という名目で政治活動費として循環しているのだろう。

そして、更にページをめくっていくと、書籍代という項目が登場した。

7行に分けて記載されていて合計すると22,642,950円になった。

支出先は以下の通り。

【出典】総務省|政治資金収支報告書|令和4年11月25日公表(令和3年分 定期公表)|総務大臣届出の国会議員関係政治団体の収支報告書(再掲)

この内、中和印刷紙器への支払い分の金額と一致したのは、最長幹事長(大下英治)3000冊(2,310,000円)で、1冊にすると770円。

しかし、そんな本は見当たらない。

この印刷会社は二階の著書の印刷を請け負ったことがあるという。

自費出版の本だったのだろうか?

何とも疑問ばかりが残る内容だ。