JRで危険運転が続いています
2021年5月16日、東海道新幹線の36歳の運転士は時速150キロで走行中にトイレに行き、運転室はおよそ3分間、運転免許がない車掌だけの状態になっていました。
JRの社内規程では、走行中に体調が悪くなった場合、輸送司令に連絡して、停車するなどの対応を取ることになっていますが、運転士は連絡せずに離れていたということです。
佐賀県の三間坂(武雄市)―上有田(有田町)間を走行中の博多発佐世保行き特急「みどり25号」で2021年5月19日夜、運転士が見習い運転士(乗務歴1か月)に操縦指導を行っていた際に吐き気をもよおし、運転室を離れた。運転士が戻るまでは、見習い運転士が操縦をしていた。約30人の乗客がいたという。見習い運転士が今月報告し、発覚した。
【出典】JR特急の運転士、吐き気もよおしトイレへ…免許ない見習い運転士が2分間操縦 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン
JR北海道によりますと、2020年6月7日午後11時50分ごろ、線路の砂利を補充する作業に向かう保線車両が、七飯町にある函館線の大沼駅と隣の仁山駅の間の下り坂を走行中、ブレーキが効かなくなりました。
車両は制御が効かない状態のまま函館方向におよそ7分間、7キロにわたって走り続け、一時、時速80キロほどで走行したあと、自然に速度を落として隣の北斗市内で停止したということです。
この中で、一番怖いと感じたのは、JR北海道のブレーキが効かない保線車両です。
無人で走行していたのかと思ったら、JR北海道の社員が乗車していたというのです。
人が乗車していて、更にブレーキが壊れた時に止めることができる仕組みが用意されていないことに、とても恐怖を感じました。
原因は調査中ということですが、砕石散布用の保線作業用機械のブレーキの不具合によるものと推定されますということです。
【出典】保線作業用機械がブレーキが機能しない状態で線路を走行した事象について
簡単にブレーキの不具合によると説明していますが、これが日中の乗客が乗った電車だったとしても「ブレーキの不具合」と説明するつもりでしょうか?
ブレーキが機能しないで走行したのは事象?
何より今回の整備不良を「事象」という言葉をJR北海道は使っています。
「事象」という言葉から僕は自然発生のような印象を受けます。
今回の件は、自然発生ではなく、人為的なものです。
今回の件を事象と説明している時点で、僕はJR北海道は人為的なことだと認識していないように感じました。
まるで、自然に発生するかのような事象という言葉を使っているので、全く反省はしておらず、今後も同じようなことを繰り返すと確信しました。
JRだけではなく日本中が、どこか緊張の糸が切れたような状態になっているように感じます。
毎日、新型コロナに感染しないように注意を払いつつ、仕事では安全や品質にも注意を払わないといけない。
しかし、気分転換を図ろうとしても新型コロナで制限ばかりで旅行や外食、そして今は飲酒さえも行うことが悪いことのようになり、逆にストレスがたまります。
こんな状態が1年続けば気が休まる時がないので、今までなら起きなかったようなことが起きてしまうのかもしれません。
各自がコロナ渦でも気を休める方法を見つける必要がありそうですね。