こんなときは読書ですよね。
「不要不急の外出は避けてください」、そして現状だと今年のゴールデンウィークも外には出られそうにない感じです。
当然、家にいる時間が増えるので何かすることがないかということで本でも読もうかということになります。
僕が読むのは基本的に自己啓発本、ビジネス書、実用書に分類されるものが大半です。
小説も読まなくはないのですが、1年に1冊読むかどうかという感じです。
最近は、図書館も新しい本が意外と多くあって、実際に読んでみて全部読みたくなったら、そのまま借りていけるので便利なんですね。
しかし、金沢市の図書館も現在は休館です。
自分で買うとなると、しっかり選びたくなりますが、書店に行くのも怖いから結局、オンラインショップで選ぼうかな?という流れになる人も多いと思います。
ベストセラーから選ぶ
そうすると、実際に手にとって読めないのでベストセラーの中から選ぶという人は多いかと思います。
売れている本なんだから、小説なら面白い、自己啓発本なら役に立つ内容なんだろうと思ってしまいますよね。
でも、僕は後悔した経験ばかり思い出します(笑)それは、もう後悔の連続です。
先日、スマートウォッチをベストセラーだからという理由で選んでしまって、後悔したことを以下の記事でも書いています。
最近の本で言うと、以下の本は2020年4月15日時点のベストセラー本ですが、僕の中では残念な本でした。
- FACTFULNESS(ファクトフルネス)
- さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
- Excel 最強の教科書[完全版]
- メモの魔力
- LIFE SHIFT
後悔の連続なのに、なぜベストセラーの本を読むのか?って言われると思いますが、ベストセラーの全部が後悔しているわけではないからです。
もちろん、ベストセラーを抜きにして書店で本を見て回っていると読んでみたいなという本もあって読みますが、後悔することは少なくはありません。
パラパラと見ている分には、面白く感じても、全部読んでみると、期待外れだったという内容が多いんですね。
失敗から学んだ、本を選ぶ基準
しかし、単に後悔を繰り返してきたわけではありません。
そんな失敗を繰り返してきたので、ベストセラーだから何でもというわけではなく、自分なりの基準を決めるようになってきました。
- 誰が書いたのか?→信用できる人物か?
- どんな実績・功績があるのか?→机上の空論でないか?
- 具体的に書かれているか?→枝葉ばかりで実があるのか?
このような基準で上の5冊のうち、5冊全てが、読む必要はないと判断できました。(個人的なものです)
きっと自分なりの基準ができてなければ、5冊とも読んでいたと思います。
僕の基準について個別に説明しておきます。
誰が書いたのか?
自己啓発書については、誰が書いたのか?というのは、とても重要です。
このため著者が知らない人の場合は調べるところから始まります。
そして著者の動画があれば確認するようにしています。
以前は、本を読んで素晴らしいと感じると、その方のセミナーなどを探して参加するようにしていたのですが、実際に本人に会ってみると、本当にこの人が書いたの?ってくらいギャップがある場合が少なくありませんでした。
セミナーの最後に、何十万もするようなセミナーを紹介してきたり、セミナーで実際に話す内容は、本に書いてあることとは違って批判や愚痴のようなものが多かったり、そもそも人間的に好きになれないという人もいました。
まず書いた人が信用できなければ、どんなに内容が良くても読むに値しないということです。
このため、最近はYoutubeなどで著者が話している動画が公開されたりしていますので、事前に確認するようにしています。
どんな実績・功績があるのか?
これは、実績のある方が書いたものでないと、他の本やセミナーの内容を色々と集めてきてまとめただけで、内容が薄いからです。
著者の経歴に色々と書かれているのですが、xxxという会社を作り講師をしているとか、こんな資格を持っているとか、有名企業に勤めていたとかいうのは実績や功績ではないんですね。
講師の前に何をしていたのか?資格をとってどのような実績を上げたのか?有名企業にどれくらい勤務し、どのような実績をあげたのか?そこまで書いてないと、有名企業に入ってついていけず直ぐに辞めただけかもしれませんし、資格をとっただけで何の経験もないという場合もあるかもしれません。
以前は自慢話ばかりの人が多かったのですが、最近は、自分は成績が悪く偏差値がxxだったとか、落ちこぼれだったとかという所から始まり成功したというものが増えてきたように思います。このような内容が多い書籍はハズレが多いです。難関の資格試験に合格したってだけだと実績・功績にはならないんですね。資格を取った後が大切なんです。自己啓発本の場合は、実績・功績がない人の本も読むに値しないということです。
具体的に書かれているか?
本の最初に、これまでできなかった理由や、変われなかった理由は具体的に書かれてあるので、なるほどと感じるのですが、じゃあ、どうすれば良いの?って内容になると、抽象的で、あとは実際に経験する、行動するみたいに書かれている本が少なくありませんでした。このような本は問題定義ばかり具体的で、解決部分は曖昧だったり抽象的になる傾向が強いです。
もっと簡単に選べない?
読みたいと思った本を1冊ずつ調べていくのは大変で、時間もかかります。
そんな時に、役立つのがロングセラー本です。
ベストセラーは、個人的にハズレが多いのですが、ロングセラー本は、読んで良かったと思えるものが多いんですね。
- 7つの習慣
- マネジメント
- 人を動かす
- アイディアのつくり方
- ロジカルシンキング
それだけでなく、ロングセラー本は、今は読むに値しないと感じられても、時と共に価値観が変わってきて、なぜ、前と今で評価が違っているんだろう?ってことも少なくありません。
ベストセラー本で、あとから評価が変わるということは、経験がありません。
しかし、現在の売れ筋ランキングというのは多いのですが、ロングセラーランキングというのは、公開されていません。
あるのは、個人のブログ等で紹介されている程度です。
ベストセラーについては、色々と調べる方法があって、国立国会図書館のホームページで紹介されています。
日本とアメリカのベストセラーを調べるためのツールを紹介します。
書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。
【出典】国立国会図書館
ロングセラーは、Amazonのオールタイムベストがお勧めです。
小説・コミック・児童書・ビジネス書、それぞれでベスト100まで掲載されています。
Amazon.co.jpは2000年11月1日に、日本で書籍のオンライン販売を開始しました。以降、その書籍の販売で蓄積してきた販売数、カスタマーレビューの評価をはじめとする各種データをもとに、これだけは読んでおきたい「オールタイムベストブック」を選定しました。
第1弾「小説100」、第2弾「コミック100」、第3弾「児童文学100」、第4弾「ビジネス書100」を発表しました。
また、オールタイムベスト100に選ばれたそれぞれの本を紹介するKindle版小冊子も無料配布中。選定された本の内容紹介と、参考になったカスタマーレビューを掲載しています。【引用】Amazon.co.jp
オールタイムベストですが、ビジネス書に関しては、どれもハズレなしって感じのものが多くてワクワクします(笑)この中から選べば今は内容が合わないかもしれませんが、興味を持ったということは、間違いなくいつか役に立つときがくる本だと思いますので後悔することはないと思います。
本選びって失敗したくないって気持ちもあるんですけど、慎重になり過ぎて、出会うことができなくなる本っていうのもあると思うんですね。
失敗しても出会いを大切にしたいと思うから、ベストセラー本で何度となく失敗しているのに、つい読んでしまうってことに繋がっているのだと思います。
反面、質の低い本が多く出版されているのも事実だと思います。
表紙や帯書きだけを見ると、面白そうでも中身を見ると、何を書きたいのか、わからないようなものもあったりします。
もう少し質の高いものを出版してくれると良いのですが、前にも書きましたが出版業界は自転車操業状態なので質より量なのでしょう。
このことについては以下の記事で書きましたので、興味のある方は是非、読んで頂ければと思います。
いずれにしても、本とどのように出会うのかは色々と方法はあると思いますので、ベストセラー、ロングセラーということに拘らず、色んな出会いを大切にするということが一番なのかもしれません。
ベストセラーやロングセラーでなくても、自分にとっては、かけがえのない本というのもあるはずです。