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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

世界一幸せな人

「世界一幸せな人」ってどんな人なんでしょうね。
大金持ちでしょうか?、それとも世界的な有名人でしょうか?
そもそも、誰がどうやって決めるのでしょうか?
幸せって人により価値観が違いますし「幸せ」を数値化することができるのでしょうか?

脳と感情の関係を研究する脳神経科学者リチャード・デビッドソン博士が、幸福感、喜び、気力の充実など、肯定的な感情を持ちやすい者は、大脳皮質の前頭葉の一部、左側の前頭前野が活発であるという事実を突き止めました。
そして、幸福度を測定する調査実験に参加した150人の中で見たこともないレベルで脳波の変化が記録されたのがマチウ・リカール氏です。

マチウ・リカール氏は、フランスで生まれ、育ちました。
そして、パストゥール研究所で分子遺伝学の博士号を取ったのち、チベット仏教僧になった方です。

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実験により、「利他の愛と思いやり」の感情で瞑想すると脳内の幸福度が上がることがわかりました。
そしてこれは修行経験者だけができることではなく、一般の方でも繰り返し行っていると脳内の回路が変化して肯定的な感情が定着しやすくなるそうです。

そのヒントが、マチウ氏の著書「幸福の探求」に書かれています。

Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術

Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術

 

1:他人と立場を入れ替える。

他人の目で自分の自我を見つめ、いかに自分が利己的で傲慢な人間か客観視する。

2:愛している人がひどい境遇にいる場面を想像する

たとえば、母親が狩人に追われる雌鹿だと考えます。
そして骨を折って、狩人にとどめの一撃を加えられようというとき、自分に向かって助けを求めてきます。
すると無力感を覚え、愛する人を慈しむ力強い感情が生まれます。
さらに、その人の苦しみを和らげて苦しみの原因を何とか取り除いてあげたいという望みが湧くものです。
こうした思いやりの気持ちが心一杯に広がったら、そこにしばらく留まります。

3:心が光り輝くボールだと考える

息を吸うときに、心が光り輝くボールだと考えて、それが灰色の雲となって人々の病、混乱、心の毒を引き受けるようにイメージします。

幸せとは一見すると正反対のような事ばかりをイメージするような方法のようですが、他者の苦しみを背負うイメージによって、執着も固執も一切伴わず、この上ない幸福を感じるようになるそうです。