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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

なぜ眠れなくなったり、睡眠が浅くなるのでしょうか?

 

眠い、眠れない・・・

今は日本人の5人に1人が不眠症ということです。

昔の日本人の平均睡眠時間(平日)は8時間を超えていましたが、今は1時間減少し7時間ちょっとです。

休日の睡眠時間が平日より多い人は、睡眠負債の状態だということです。
この場合、休日に長く寝たからと睡眠負債は返却できるものではないそうです。

睡眠負債とは、睡眠不足が借金のように積み重なって、あらゆる不調を引き起こす状態のことです。

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睡眠というのは自然と眠くなり、寝てしまうものなので睡眠不足で悩んだりとか、学校や会社で睡眠に関わっていない限りは学ぶという事はしないものです。

ということで睡眠について今回は、書いてみたいと思います。

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まず、睡眠の役割です。

  1. 脳の休息と修復
  2. 身体の休息と修復
  3. 精神の安定
  4. 記憶の整理・定着

これ、逆に考えると、睡眠が十分でないと、脳、身体が休まらず(修復されない)、精神が不安定になり、記憶が整理できずに頭の中は混乱状態ってことですね。

じゃあ、睡眠時間を長くとればよいのか?というと、そうではないのです。

睡眠というのは量だけでなく、質も重要なのです。

毎日、10時間寝ていても質が悪ければ、睡眠の役割を果たすことができないのです。

厚生労働省が睡眠対策として、睡眠12か条を提示しています。

  1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
  2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
  3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
  4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
  5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
  6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
  7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
  8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
  9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
  10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
  11. いつもと違う睡眠には、要注意。
  12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

【引用元】

人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後 12~13 時間が限界であり、起床後 15 時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率、起床後 17 時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下することが示されています。

朝6時に起きたとすると、23時には飲酒運転と同じ状態の作業能率になってしまうということになります。

人には睡眠と目覚めのリズムが自然と作られます。いつも寝ている時間になると眠くなり、8時間程度眠ると自然と目が覚めます。そして徹夜の時でも、明け方に眠気を感じますが午後になると不思議と楽になってきます。そして睡眠中には以下のサイクルがあります。

  • レム睡眠(身体を休める浅い睡眠)・・・夢を見る
  • ノンレム睡眠(脳を休める深い睡眠)・・・夢はほぼ見ない

「レム」というのは、Rapid Eye Movementの頭文字を取ったものです(REM)
急速眼球運動という意味で、レム睡眠中は、眼球がキョロキョロと急速に動くことから名づけられたようです。

眠りに入ると、ノンレム睡眠レム睡眠を90分の間隔で一晩に4~5回繰り返します。
レム睡眠は原始的な睡眠で、脳の容量が少ない動物には身体を休めるだけで十分なので脳を休める睡眠は不要なのですが、脳の大きな動物は進化により脳を休める睡眠を会得したのです。

で、質の良い睡眠を取るにはどうすれば良いのでしょうね。
少し、自分で考えてみました。

睡眠が脳や身体を休めるために必要なものだと考えると、休める必要がなければ睡眠は不要になるはず。つまり、身体は疲れているいけど、脳は疲れていない状態だと、ノンレム睡眠が不要になり、脳は疲れているけど身体は疲れていない状態だと、レム睡眠が不要になるはず。

人は一定の時間になると眠くなるので眠る。そしてノンレム睡眠に入ろうとするも、脳が疲れていなければ、レム睡眠に入らない。これでリズムが崩れてしまい、ノンレム睡眠に入ろうとするも、深い眠りにはならない。この結果、睡眠のリズムが崩れて途中で目が覚めてしまう。これが眠りが浅くなってしまう理由だとすると・・・

寝る前に脳と身体を思いっきり疲れさせれば、ノンレム睡眠レム睡眠共に必要な状態になるはず。

いやいや、それだと、心配事や楽しみな事で脳が興奮状態になっている時に眠れなくなるのは、なぜなんだろ?そういう時は、ノンレム睡眠に入る云々ではなく、何らかの理由で眠れなくなるということか。そうなると、脳や身体を疲れさせるといっても、方法を誤ると逆に眠れなくなることになる。

どうやって、疲れさせればいいのだろうか?
鍼治療の時に、先生に眠りが浅いことを相談したときに、目の周りに鍼を打ってもらっていた時に、突然、眠りに入って驚いた時のことを思い出した。

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その時に眠れないとか、眠りが浅いのは自律神経が乱れていて、交感神経が活発になり過ぎているからなので、交感神経を刺激しないように寝る前にスマホを見ないとか、寝る2時間くらい前に風呂に入って副交感神経を刺激することが大切だということを話されていたことを思い出した。

つまり、脳が興奮状態になっているということは、交感神経が過剰に刺激されている状態ってことになる。そして自律神経は交感神経と副交感神経がバランスよく働いている必要がある。

交感神経というのは、「脳の緊張」・副交感神経は、「脳の弛緩」を担当し、車でいうとアクセルとブレーキのような関係なのでしょう。

睡眠と自律神経には密接な関係がありそうです。

自律神経については、改めて書きたいと思います。

 

Newton別冊『睡眠の教科書』 (ニュートン別冊)

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