先日、目の盲点を脳が見えるように補正しているんですねということで、
ガボールパッチを紹介しました。
視力が悪くなるのと脳が関係しているってことなんですよね。
勉強や、頭を使うことをしていると動かなくても疲れますよね。
動いていないので肉体疲労とは違うので体を休めても疲れは取れません。
じゃあ、何も考えずにボーっとしていれば休まるのでは?と思うのですが
実際に経験されている方もいらっしゃると思いますが、休まらないですよね。
何故でしょうか?
脳は体重の2%程度の重さですが、消費するエネルギーは全エネルギーの20%を占めると言われています。
そして消費されるエネルギーの大半は、脳が意識的な活動をしていない時に働く部位(DMN デフォルト・モード・ネットワーク)だということです。
だからボーっとしているだけでは、エネルギーは消費され続けるので休まらないことになります。
では、どうやって脳を休めればよいのでしょうか?
意識的に活動すれば、DMNの活動を抑えることができるということですね。
そこで注目されているのが、「マインドフルネス」です。
アップルのスティーブジョブズ氏、米国の有名IT企業の研修などでも採用されています。
では、マインドフルネスとはどのようなものなのでしょうか?
今、現在に意識を向ける
これだけです。
実際に行ってみるのが一番だと思いますので、まずは背筋を伸ばして座り自分の呼吸に意識を向けてみてください。
呼吸をコントロールしようとはせずに、ただ、息を吸っている、吐いているということだけを1分~3分意識してみてください。
眼は閉じていても開いていても構いませんが、閉じている方が呼吸を意識しやすいのではないかと思います。
以下に3分間の動画を用意しましたので、そちらを見ながら又は聴きながら行っても良いかと思います。
たった3分間ですが、意識していると長く感じられたのではないでしょうか?
また、3分間しっかりと呼吸に意識できていれば頭がスッキリしたはずです。
3分間で効果が実感できれば、5分、10分、15分、30分、1時間と少しずつ伸ばしてみてください。
その後、睡眠を取ることで、DMNの活動が活発になるので記憶を整理したり、感情の歪みが解消されるようです。
普通に考えると、脳を意識的に使うと疲れ、ボーっと何も考えなければ休まるような気がするのですが反対ということですね。
以下に、15分単位の動画も公開しておきます。
それぞれ、5分毎に鐘の音が鳴るようにしています。
呼吸に意識しているつもりでも他のことを考えたりしてしまっているかもしれません。鐘は、そのことに気付いてもらうためのキッカケです。鐘が鳴ったら、呼吸に意識を戻すようにしてください。
あと、マインドフルネスに興味を持たれた方は、以下の本が凄く分りやすくて入門書としては最適化と思います。

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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