最近は、精神疾患が多くなってきていますが、「適応障害」という言葉をテレビでよく耳にします。
最近だと視察で問題発言を連発されている国会議員さんが適応障害と診断され2か月の休養が必要ということでした。(2か月はどのように算出されたのか凄く興味があります)
では、適応障害ってどんな症状なのでしょうか?
世界保健機構によると
適応障害とはストレスにより引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態
これだと、正直よくわからないですよね。
では厚生労働省は?
ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。
たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。
また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
どうやら、ストレスにより正常な生活が送れなくなるってことなんでしょうね。
ストレスも厚生労働省では以下のように定義しています。
重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事
えっ?ストレスを説明するのに、ストレスって言葉を使うんですか?(笑)
ストレスとは、もともと物理学の分野で使われていた用語です。
物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
ストレスを風船にたとえてみると、風船を指で押さえる力をストレッサーと言い、ストレッサーによって風船が歪んだ状態をストレス反応と言います。
心や体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言います。
ストレッサーに適応しようとして、心や体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
つまり、適応しようとした反応が適切でなくなってしまう症状がが適応障害ということになりそうです。