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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

金沢の老舗の和菓子店について

お菓子選び

先日、会社訪問のための菓子折りを持っていくためにお菓子を選ぶことになった。

金沢といえば日本の三大菓子処の一つ。

※あとの二つは京都、松江(島根県

菓子処の金沢なので、色々な名店がある。

数人の意見を聞いてみると、やっぱり「W」※だよねという人が多かった。

※今回、厳しい評価をする関係で名前を伏せさせていただく。

※和菓子(Wagashi)の頭文字でWとした。

まぁ老舗なので名前的には安心感はある。

金沢だから和菓子というのもあるが、もう一つ別の思いも込めている。

洋菓子は見た目が華やかで気持ちも高ぶるが、和菓子は逆に穏やかな気持ちにさせてくれる。

このため、謝罪の時などは洋菓子よりも和菓子の方が適しているのではないかと個人的には考えている。

このため、菓子折りとして持っていく場合も、穏やかに話せるようにという思いを込めて和菓子を選ぶようにしている。

しかし・・・

「W」は良い素材を使ったお菓子で素材の味を活かしたお菓子作りが基本になっている。

このためシンプルな味なので「くどい甘さ」ではなく「上品な甘さ」に仕上げられているので、甘いものが苦手な人でも食べてもらえる。

しかし、美味しいお菓子か?というと個人的には「不味くはない」と答える。

味が記憶に残らないので、もう一度、食べてみたいという気持ちにならない。

また「W」を代表するお菓子が自分には合わない。

細かく書いてしまうと、わかってしまうので伏せるが、「W」の中でも代表するお菓子だけは自分は「美味しくない」と思う。

それは店舗での店員さんの応対にも現れている。

この店のお菓子の中には冷やした方が美味しそうなものもある。

しかし、パッケージなどには、そんなことは一切書かれていない。

店員さんが一言、添えてくれればいいのになぁと思うが、控えめなのでそのような一言は頂けない。

こんな感じで、サービスも控えめで悪くはないが、心地よい応対だとも言えないので、この店にまた来たいと思うか?というと思わない。

そんなことから「W」のお菓子を食べたいと思わないので、もう何年も食べたことがない。

お菓子に限らず人が作るものというのは作った人の気持ちが反映されるもの。

このため、お菓子を食べるとどんな店なのか判断できると思っている。

地元の銘菓は食べない

まあ「W」に限ったことではないが、意外と地元の銘菓と言われるものを食べる機会は少ない。

それでも「W」だというのであれば、今の「W」がどうなのか?を知る必要がある。

そのためには「W」のお菓子を自分で食べてみる。

これに尽きる。

そう考えて、ゴールデンウィークに詰め合わせのお菓子の中からいくつかを購入して食べてみた。

正直な感想として、控えめな味は相変わらずだったが、上品さが消えているように感じた。

美味しくないわけではないが、素材の味が活かされていないように感じられた。

悪く言えば作り方が雑になっている・・・そんな感じだ。

実際に作っているところを見たわけではないので断言はできないが、以前、食べた時よりも質的には劣っている気がした。

自分としては「会社訪問」で持って行けるようなレベルではなかった。

独断で「W」は止めることにした。

和菓子といえば・・・

和菓子といえば、「餡を皮で包む」が基本だ だと思う。

皮は大きく分けて「最中のようなパリパリしたもの、大福のようなモチモチしたもの」

「餡を寒天で固めたもの」の3つになる。

最中のパリパリした皮、大福のモチモチした大福どちらも想像しただけで食べたいと思ってしまうが、小豆の素材の良さを感じられるのは、やはり餡を寒天で固めたものだと思う。

このタイプを代表する和菓子は「羊羹」と「きんつば

このお菓子は、小豆の旨味や食感がダイレクトに伝わってくる。

どちらも、小豆と砂糖が使われるが、末広堂には「砂糖を使わないきんつば」がある。

特に「きんつば」は甘さが控えめなので、甘いものが苦手な人でも口にしやすい。

そんなことから、「きんつば」をベースに考えてみた。

金沢で「きんつば」と言えば「中田屋」が有名で個人的に好きなものなので金沢のお土産にも利用している。

きんつば」は甘すぎるので苦手だという人もいるが「中田屋」の「きんつば」を食べると「きんつば」ってこんなに美味しいものだった?という感想に変わる。

「中田屋」のお菓子は普段から食べているものなので、それが邪魔をした。

気が置けない、知人などに持っていくのであれば迷うことはないが、今回は菓子折りとして持っていくものなので、普段使いのものを持って来たと思われてしまうのでは?という心配があった。

末広堂

そこで、思いついたのが「末広堂」

全国的にはあまり有名ではないと思うし、おそらく中田屋の方が「きんつば」で知名度は高いのではないか?と思う面もあるが、お菓子の評価は高い。

「W」に関しての自己評価が悪かったこともあり、「末広堂」のお菓子も買っていた。

「末広堂」のお菓子は、洋菓子とは逆の気持ちにさせてくれる、和菓子という感じの見た目と味だった。

たとえば、賞を受賞しているお菓子が多く、皇室にも献上されているもの(※)まである。

※献上された憩菊の露は本店でのみ購入可能。

そういうお店のお菓子の知名度が低いというは残念なので「末広堂」をもっと知って欲しいという気持ちもあった。

今回、色々と和菓子を食べることになったが、洋菓子とは違った気分になれるので、改めて和菓子の良さを認識することができた。