美肌県グランプリで石川県は3年連続1位を獲得
化粧品メーカーのPOLAがおよそ2000万件という世界で最も多い顧客の肌を分析した結果から毎年発表しているランキング。その美肌ランキングで石川県はなんと3連覇!
【出典】なぜ石川県民は肌がキレイ?美肌県グランプリで石川県が3連覇 POLA担当者「県の特徴が一因」 | 石川テレビニュース | 石川テレビ放送 ishikawa-tv.com
美肌県グランプリ2022の順位は以下の通り
美肌県グランプリとは化粧品の製造販売会社ポーラが「日本のすべての地域と向き合い、多様性にあふれた肌の美しさを讃えたいという想い」からポーラのパーソナライズドサービスブランド「POLA APEX」の肌分析を通して集めた2,000万件の肌のビッグデータを基に導き出した結果で順位付けしている。
なぜ、石川県は美肌が多いのか?
石川県に美肌の人が多い理由としては、雨が多い土地なので日照時間が短いからということ。
2019年の年間降水日数都道府県別ランキングは以下の通り
※日降水量が1㎜以上だった日数
ランキングを見る限り、日本海側が雨の日数が多いように思う。
石川県は158日でざっくり、1年の半分は雨や雪が降っていることになる。
美肌県ランキングベスト3は、当然、降水日数が多いので、日照時間も短いだろう。
そんなことから、金沢では弁当忘れても傘忘れるなという諺がある。
弁当より傘の方が大切だという程、金沢では雨が突然降って来るということを伝えたいのだろう。
気候だけではない
しかし、降水日数だけであれば、福井県や富山県の方が多いので石川県に美肌が多いということにはならないはず。
降水日数も大きな要因なのだとは思うが、石川県の人が食べているものにも要因があるのではないかと思う。
石川県の食生活で消費量が多いもので一番有名なのはアイスクリーム。
これは全国1位。
甘い物であれば、他にも、お菓子、チョコレートの消費量も全国1位になっている。
あとは、焼肉、カレーの店舗数(人口10万人当たり)も全国一。
2019~2021年平均の品目別「年間支出金額」又は「年間購入数量」が、全国で上位(青の太字は1位)である主な品目(食料)について、それぞれの地域の特徴を踏まえ、まとめたものです。
金沢市:ケーキ、アイスクリーム・シャーベット、れんこん
【出典】家計からわかる暮らしの特徴(総務省統計局)
やはり、甘いものの購入額が全国で1位になっている。
石川県に美肌が多いのは「れんこん」を食べるから?
甘いもの以外では、「れんこん」が全国一になっていて、年間で11本程度消費するとか
考えてみれば、れんこんは確かに金沢にいると、よく食べる。
凄く好きというものではないし、一度にたくさん食べるものでもないが、家でも外食でも当たり前のように食べている食材になる。
子供のころ、お正月の、お節料理は「大人向けの料理」ばかりで正直、苦手だったが、その中でも「れんこん」だけは唯一食べられる料理だったのを思い出す。
れんこんは美肌のために欠かせない食べ物
れんこんは、100gで1日に必要なビタミンC(48g)が摂取できる。
ビタミンCは、美肌には欠かせないコラーゲンを作るために必要不可欠な成分になる。
れんこんを食べると糸をひくときがあるが、これはムチンと言われる粘着物質によるもの。胃腸の粘膜を保護したり胃腸を整えてくれる働きがある。
れんこんの皮にはタンニンが含まれているが、毛穴を引き締める効果があるので化粧品などにも配合されている。
れんこんは食物繊維が豊富なことでも有名だが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれている。
腸内環境と肌荒れは、密接な関係にあるという。
腸内で悪玉菌が増えると肌荒れが起きやすいと言われている。
このため、善玉菌を増やすことで腸内環境が良くなる。
善玉菌は、食物繊維に含まれているオリゴ糖が大好物なので、食物繊維を摂取することで善玉菌が増えることが期待できる。
カリウムにはナトリウムを排出する働きがある。また、カリウムが不足するとナトリウムが代わりに細胞に取り込まれてしまう。
そうすると細胞の働きが不十分になる。カリウムを摂取することで皮膚細胞が活性化され皮膚の再生がされやすくなる。
れんこんは胃腸を健康にしてくれ、肌にも良い。
ビタミンCとタンニンには抗酸化作用もあるので、シミや老化を防いでくれる。
これだけ素晴らしい作用があるのだから、もっとれんこんが注目されても良いと思う。
今後、れんこんが更に注目されることを望む。