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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

埼玉県が校名を募集?

新たな県立高校6校の校名アイデアを募集します

埼玉県が2026年に県立高校を6校新たに開校するということで、その校名アイディアを募集している。

以下は、全6校の中の、和光新校(仮称)での内容になる。

教育委員会では、中学校卒業者数が減少する中で、各学校の活性化と特色化を図るため、県立高校の再編整備に取り組んでいます。

 「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」に基づき、令和8年4月に開校予定の県立高校6校の「校名アイデア」を募集します。

令和6年6月14日(金曜日)から令和6年7月26日(金曜日)まで

新校の概要

和光新校(仮称)は県立和光国際高校と県立和光高校を統合し、県立和光国際高校の場所に設置します。

国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校を目指します。

和光新校(仮称)は国際感覚を身に付け、新しい時代を創造する人材を育成する学校です。

1:応募できる方:どなたでも

2:応募できる期間:令和6年6月14日(金)~令和6年7月26日(金)

3:応募方法:

・埼玉県電子申請・届出サービス

・応募用紙によりメール、郵送またはFAXで応募

4:校名のアイディア:(1回につき最大3案までご応募いただけます。)

※アイディアの記入例:

・県立●●高等学校(●●の部分のみの記載でも可)

・緑の文字を入れて欲しい(周辺に緑が多い学校なので)など

【出典】新たな県立高校6校の校名アイデアを募集します - 埼玉県

以下、新しく開校する6校になる。

(1)「和光新校(仮称)」

 和光国際高校と和光高校を統合し、現在の和光国際高校の場所に開校予定

国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校を目指します。

国際感覚を身に付け、新しい時代を創造する人材を育成する学校です。

 募集人員は、全日制課程・普通科240人、国際科80人

 

(2)「岩槻新校(仮称)」

 岩槻高校と岩槻北陵高校を統合し、現在の岩槻高校の場所に開校予定

国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校を目指します。

豊かな教養と国際感覚を育み、生徒一人一人の自己実現を目指す学校です。

 募集人員は、全日制課程・普通科280人、国際教養科40人

 

(3)「秩父・皆野新校(仮称)」

 秩父高校と皆野高校を統合し、現在の秩父高校の場所に開校予定

国際感覚を身に付けたグローバル人材を育成する高校を目指します。

地域と協働して豊かな教養を育み、国内外で活躍できる人材を育成する学校です。

 募集人員は、全日制課程・普通科160人、国際教養科40人

 

(4)「越生・鳩山新校(仮称)」

 越生高校と鳩山高校を統合し、現在の越生高校の場所に開校予定

アニメーション・美術分野で活躍できる人材を育成する高校を目指します。

多様な学びで生徒一人一人の「強みを生かし、主体性や創造性を育む学校です。

 募集人員は、全日制課程・普通科120人、美術表現科40人

 

(5)「八潮新校(仮称)」

 八潮南高校と八潮高校を統合し、現在の八潮南高校の場所に開校予定

 募集人員は、全日制課程・普通科120人、ビジネス探究科120人

ビジネス分野で活躍できる人材を育成する高校を目指します。

実践型ビジネス教育で社会人基礎力とチャレンジ精神を育てる学校です。

 

(6)「大宮工業・浦和工業新校(仮称)」

 大宮工業高校と浦和工業高校を統合し、現在の大宮工業高校の場所に開校予定

先端産業分野で活躍できる人材を育成する高校を目指します。

県内初の情報サイエンス科を設置し、先進的な情報教育・工業教育を実践する学校です。

 募集人員は、全日制課程・機械工学科80人、電気工学科40人、 建築デザイン工学科80人、ロボット工学科40人、 情報サイエンス科80人

 ※定時制課程は、現状のまま新校に併置します。

【出典】新たな県立高校6校の校名アイデアを募集します - 埼玉県

何のための新学校か?

さて、これは、先に書かれていた、「各学校の活性化と特色化を図るため、県立高校の再編整備」にどのように繋がるのだろうか?

和光新校(仮称)の新校基本計画を読んでみた。

この高校では「国際感覚を身に付けたグローバル人材」を育成するといった内容が書かれてあるので、どうやって国際感覚を身に付けるのだろうか?という点が気になっていた。

6 教育活動等の基本方針の具現化の(1)教科指導の項を読んでみると、国際感覚を身に付けることに関係しそうな内容としては以下の4つが該当するのだと思う。

イ: 国際理解教育の視点で、各教科の横断的な学びを推進するとともにICTを用いて国内外の学校等との交流を積極的に取り入れる。

ウ: 英語圏に限らない国際理解科目等(学校設定科目含む。)を設置し、一部の科目は学科を横断して選択できるようにする。

オ: 国際社会に生きる人間として必要な思考力、判断力、表現力等を育成するため、大学や企業等と連携した体験活動等を行う。

カ: 地球規模の課題を見据えた協働的な学びを推進し、多様な価値観に触れながら主体的・対話的で深い学びの実践を図る。 

【出典】新校基本計画について - 埼玉県

 

まず、「ICTを活用しての国内がの学校等の交流を積極的に取り入れる」とあるが、これだけでは国際感覚を身に付けることはできない。

実際に海外で生活しない限り、オンラインで外国語で話したり聴いたりするというのは、わずかな経験でしかなく、1時間や2時間話したくらいでは「感覚」なんてものは身につくはずがない。

次の「英語圏に限らない国際理解科目等(学校設定科目含む。)を設置」に関しては海外経験ですら得られないので論外だと思う。

次の、「必要な思考力、判断力、表現力等を育成するため、大学や企業等と連携した体験活動等を行う」という内容に至っては何をするのかが全く見えない。

最後の「多様な価値観に触れながら」というのは、海外に行かずしてどうやって多様な価値観に触れるというのだろうか?

何も変わってない

このような内容では今の高校と何も変わっていない。

これで、新高校に進学することが有益だと思う人がどれくらいいるのだろうか?

日本での国際感覚というのは「英語が自由に話せる」ということ。

英語が話すことができなければ今や、海外の人とのコミュニケーションすら取ることができない。

新高校に入学した時には既に英語力が十分身についていればいいが、間違いなくそんなことはない。

そうすると、大切なのは英語を話せるようになるということ。

海外での生活が簡単に行えないのであれば、学校内では英語での授業や会話にするといったことが必要だと思う。

そのためには、外国人の教師や、海外からの留学生を積極的に受け入れる必要もあると思うが、そういったことは自分が読む限りは書かれていない。

少なくとも、できないことを書くべきではないと思う。

できもしないことを、できるといった感じで書いてしまうのは日本人の悪い癖だし、そんなことをしていて国際感覚なんて身に付けることはできない。