交差点での信号待ち
反対車線の歩道を見ると横断歩道を渡るためにスマホを見ながら信号待ちをしている男性が1人いた。
青信号に変わったので左折をしようと前に進むと反対車線から1人の男性がスマホを見ながら歩きだしたので横断歩道の前で男性が通り過ぎるのを待っていた。
道路交通法では、歩行者が渡り切る前に進んでしまうと違反になるというので、渡り切るまで待っていないといけない。
横断歩道を渡っている内に、何かを思い出して戻ろうとする人もいるだろうから、その時に備えてのものだと思っている。
亀より遅い歩きスマホ
あれだけスマホを凝視していてよく信号が変わったのに気が付いたなと思ったが、車の中では聞こえないが、歩行者に信号が青信号の間、音楽が鳴っているので、それで気が付いたのだろう。
スマホを見ているためなのか、それは、それは、とてもゆっくりと歩いて渡っていた。
横断歩道を渡るときくらいスマホから目が離せないのだろうか?
それだけ夢中になって見ているものってなんだろうか?
見ている内容が気になってきた(笑)
それにしても、歩くのが遅い。
亀の方が早いのではないか?と思えるほど、ゆっくりと歩いている。
30秒程度経過したが、まだ、自分の右側を歩いている・・・
歩行者の信号も青が点滅し出した・・・
このまま赤信号になってしまうのではないかと思えてきた。
この男性一人のために、車が1台も進むことができず、また信号待ちになってしまうのか?
そんなことを考えていると、それまで何気なく見ていた歩きスマホの男性に対して、敵意が芽生えてきた。
あまりにも遅いので、正直、クラクションを鳴らそうかと思ったが違反なので我慢した。
歩行者側の信号が赤になってようやく渡り切ったので、即座に横断歩道を横切った。
歩きスマホだったのが感情を逆撫でした。
歩行者優先はわかるものの、優先=他者のことは考えないで良いではないはずなので、横断歩道を歩きスマホで異常なほど、ゆっくり歩くのは迷惑極まりないのでやめるべきだと思う。
歩きスマホ禁止
歩きスマホは会社でも禁止になっている。
しかし、金沢市では、そういった条例は、まだないような気がする。
気がするとしたのは、金沢市の条例が探しにくくて見つけることができなかったから。
「金沢市 歩きスマホ 条例」で検索したが、それらしいものは見つからなかった。
そもそも、歩きスマホに関する条例があるのは、令和5年6月1日時点で以下の7市区でしか条例がない。
【出典】歩きスマホ防止に関する条例 | 法制執務支援 | 条例の動き | RILG 一般財団法人 地方自治研究機構
単独条例ではないが、交通安全条例やマナー条例で「歩きスマホ」に関する規定を置いているところもあるようだ。
いずれにしても、日本の多くの市区では、まだまだ禁止には至っていないようだ。
歩きスマホは危険だということは、認知されているはずだし、実際に、歩きスマホによる事故件数も増えているはず。
なぜ禁止しないのか?
それでも、条例などで禁止できないのはなぜか?
一つは道交法といった法律で条令のなる根拠となるものがないということあると思う。
たとえば、歩行者が、「車両等に注意を払わずに道路を横断すること」や「他の交通の妨害となるような方法で歩行すること」といった内容が記載されていれば、これを元に条例にも展開しやすくなるが、法律に違反していると適切に判断する基準が難しいのだろう。
注意を払わずにというと、友人と歩きながら話す行為も注意を払わないということになってしまう。
さすがに、それは行き過ぎだと反発されるだろう。
じゃあ、スマホはダメで、話すのは良いという明確な理由が必要になってくる。
そんなことから、危険であるのは明らかなのに、法律にできない。
法律にできないので条例にもできないということだと思う。
しかし、スマホを見ながらだと、前を向かずに歩いているようなものなので、危険であることは間違いない。
そうすると「周囲の状況に注意を払える状態であるくこと」とし、注意を払えない事例として、携帯電話の使用を明記するという内容になるだろうか?
安全を考えれば、法律で決められていなくても条例で、禁止するべき内容だと思う。