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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

不要な情報と必要な情報を見極める

知ってしまったら知る前には戻れない

今は、インターネットの普及により世の中は、情報で溢れている。

そのため、不要な情報まで入ってきてしまう。

一度、インプットされてしまった情報は、忘れたくても忘れられなくなる。

  • 人間なにごとも知ってしまったら 知らなかったむかしにはもどれない

この言葉は、漫画「エースをねらえ」で宗方コーチが、岡ひろみに、あの方のことを忘れさせてくださいと言われた時に「試練を避けて通るな」と言ったあとに、続けて言った言葉になる。

人間の脳は屋根裏部屋

そして、シャーロックホームズは「緋色の研究」で人間の脳を以下のように語っている。

ぼくの考えだと、人間の脳というのはもともと小さな空っぽの屋根裏部屋のようなもので、ひとは各々その屋根裏に、選び抜いた家具だけをしまっておくようにしなきゃいけない。ところが、愚かな連中は、たまたま目についたものをなんでも見さかいなくそこに詰め込んでしまうから、おかげで、役に立つ知識もそのために押し出されてしまったり、あるいは、せいぜい、よく言っても、ほかの”がらくた”の中にまぎれこんで、いざというときに、とりだせなかったりする。

そこへいくと熟練した職人は、なにを自分の脳という屋根裏にとりいれるか、その点についてはきわめて慎重です。とりいれるのは、自分の仕事に役だつはずの道具だけですが、それでもとりいれたものは非常に多岐にわたるし、しかもすべてが完璧に整頓されている。とはいえ、この屋根裏に伸縮性があって、どこまでもふくらますことができるなどと考えるのはまちがいのもと。そんな考えに頼っていると、やがて部屋が満杯になって、ひとつ新しい知識をとりいれるたびに、前に覚えたなにかが一つ忘れられる、といった事態がやってくる。ですからね、なにより重要なのは、無用な知識が有用なそれを押しだしてしまう、などといったことが起こらないようにすること、これに尽きます。

【出典】緋色の研究 作者:コナン・ドイル 

情報は吟味しなければならなくなった

情報をとりいれる時には、慎重に吟味しないといけない。

そう考えた場合に、テレビというのは凄く危険な情報源だと言える。

何気なく見ているだけで、テレビ局が「握った」情報が回転ずしのように次々に回ってくる。

そこには見るか?見ないか?の選択肢しかない。

テレビでは自分で情報を探すことができないので、吟味するのはとても難しい。

ラジオもテレビと同じなので、聴くか?聴かないか?の選択肢しかない。

情報を吟味することを本気で行うならテレビやラジオを生活の一部に含めてはいけなくなる。

しかし・・・

情報を吟味するということは、娯楽を遮断することになる。

テレビを見て、泣いたり笑ったり、ラジオを聴いていると、突然、懐かしい曲が流れてきて昔のことを思い出したりするというのは、心を潤すという意味で必要なことだと思う。

必要な情報と不要な情報だけを考えて生きていたのでは、心が乾燥してしまう。

無駄だと思えることでも実際には無駄ではないということは世の中にはたくさんあるだろう。

このため、シャーロックホームズが言うような役に立つような知識ばかりを求めることは人生をつまらなくすると思う。

時には、役に立たないような知識を求めることも心に潤いを与える意味で必要なことではないだろうか?