朝の情報番組
僕にとって朝の情報番組というのは、時計のような存在になっています。
今、このコーナーをやっているから、xx時xx分なんだといった感じで出勤の準備をしながら番組の進行状況で、あとどれくらいで出勤だということがわかるようになっているので、朝の生活のリズムを刻んでくれている存在なんです。
このためゴルフ中継のため、放送が遅れたり中止になったりすると、他局の番組に変えることになりますが、進行状況がわからないので、時計を見ながら準備を進めることになりリズムが狂って何とも気持ち悪い感じになります。
朝の情報番組を変えると生活が変わる
つまり、番組の内容を変えるということは生活のリズムが変わるということになります。
朝の情報番組は多少、局によって違いはありますが、基本的に同じようタイムスケジュールになっているので、慣れてしまえばというのはありますが、それでも、慣れたことを変えるというのは抵抗があります。
朝の情報番組を次々に変えていった
しかし、実際に変えてみたことがあります。
僕は、「めざましテレビ」をずっと見ていました。
しかし種々の事情で、「やじうまプラス」を見る必要が生じ、その後、1年間隔で「朝ズバッ!」→「ズームイン!!SUPER」と朝の情報番組を次々に変えていた時期がありました。
めざましテレビからやじうまプラスへ
「めざましテレビ」から「やじうまプラス」に変わった時には、先ほどの理由から正直、違和感しかありませんでした。
しかし、違和感も1週間もすれば、なくなっていきます。
何故なら、ずっとテレビを見ているわけではなく、出勤前の準備で動きながら聞いているだけです。それも大きなポイントになるのは天気なんですね。
どこの局も多少時間の前後はありますが、7時少し前というのは天気なんですね。ここが一致していれば、違和感はかなり軽減されます。
じゃあ、天気以外はどうでもよいかというと、今は、エンタメニュースだから天気まであとxx分くらいとかニュースが終わったからあとxx分で出発しないといけないということが感覚的にわかるので、天気以外も必要な要素ではあることに変わりはありません。最近は、「めざましテレビ」が始まったから、出勤準備を始めるという使い方もしています。
ここまでくると、僕にとって番組の内容より何のコーナーなのか?ということが重要なのでしょうね。
意外とリズムは直ぐに変えられる。
こんな感じの使い方なので「やじうまぷらす」での朝の生活も直ぐに慣れてしまいました。
朝の情報番組を変えることで朝のリズムが変わってしまうと思っていたのですが、思ったよりも簡単に変えることができてしまったことで認識が変わりました。
その後、テレ朝からTBS、TBSから日テレと朝の情報番組を転々としていきましたが、慣れてしまえば朝の情報番組というのは意外と簡単に変えることができるものだということを経験しました。
打倒ズームインということで、「めざましテレビ」が企画されたわけですが、番組開始から10年後の2004年には視聴率でズームインを抜くことができました。
朝の情報番組と言えばズームインの1強だった時代にめざましテレビが放送され最初は散々な結果でしたが、2006年頃からズームインや、みのもんたさんを起用した朝ズバッなどにより、めざましは3位に転落するという時期もありましたが、2009年頃から勢いを取り戻し1位の座を奪還しています。
めざましテレビより羽鳥さん西尾さんのズームイン
縛りがなくなったあと、最終的に選んだのは、羽鳥さん・西尾さんのズームインでした。
軽い感じの羽鳥さん、怖い感じの西尾さんのコンビが絶妙で、他局にはない感じがとても心地よかったのが一番の理由です。
しかし、2011年3月でズームインが終了となります。
一般的には視聴率で、めざましを追い抜くことができなかったからと言われています。
古巣のめざましテレビへ
しかし後続のZIPには僕は馴染めなかったので、古巣の「めざましテレビ」に戻りました。
めざましテレビは2009年から7年連続でトップを譲りませんでした。
しかし、2016年ついにZIPがめざましを抜きます。更にめざましにとってはマイナス要因だったMCの「カトパン」の卒業も加わり更なる低迷が懸念されていました。
しかしここで、予想外の結果を出してくれたのが「永島アナ」でした。
なんと、2018年にはZIPから1位の座を奪ったのです。
ZIPの裏の顔が見えてしまった
ZIPにとっては、放送開始当初からパーソナリティを務めてきた山口氏の不祥事という逆風もあったかと思いますが、その時のZIPの対応があまりにも冷たすぎたように感じた視聴者の方は多いと思います。
単なる出演者ということであれば、それで良いのかもしれませんが、ZIPでは出演者の事をZIPファミリーと呼んでいます。家族が不祥事を起こしたら助けてあげるのが家族です。しかし、ZIPはそういったことを一切していません。
だったら、ファミリーという言葉を使わないで欲しいです。
このとき、僕はZIPの裏の顔を感じました。
しかし、めざましも安泰ではなく、2019年には新たにグッドモーニングが伸びてきて1位の座を奪いましたが、2020年5月にはコロナ報道で、医師のインタビューを行ったものの医師の主張が完全にカットされたということで医師から抗議を受ける問題が起きました。打ち切りと騒がれていた「朝チャン」も視聴者のターゲットを変えたり、コロナ報道に力を入れたりしたことで視聴率が上がってきています。
朝の情報番組戦国時代
現在は、朝の情報番組戦国時代と言ってよいのかと思います。
しかし、最近、「めざましテレビ」の内容が変わってきています。
朝から子供の虐待、車に傷をつけられたとか、極め付けは駐車場で車がドリフト走行をしているという犯罪を拡大させるような報道が多くなっています。
更には、お天気の時のテロップにも、「次は、子供の虐待」と表示しています。
これでは朝から、正直、気持ちが暗くなります。
出勤前、特に月曜日や週の真ん中の水曜日は、ただでさえ、暗い気持ちなのに更にテレビで、気持ちが暗くなるニュースを繰り返し流されたのでは気が滅入ります。
このため、最近は、気持ちが暗くなる方がダメージが大きいため、このような報道になると別の番組に変えています。
そのまま、見続けることも多くなり、最近は、徐々に「めざましテレビ」を見る時間は減っています。
このような報道は「めざましテレビ」だけではなくフジテレビの番組全般に共通しているようです。
車に傷をつけたり、営業自粛で休業中の店舗から金銭を盗むといった報道をすれば、必ず真似をする人が出てきます。こういうことをすればテレビで報道してくれるんだと考える人もいるでしょうし、休業中の店舗だと金銭が盗めるんだと犯罪のキッカケを与えている点も問題だと思っています。
一切、報道しないで欲しいということではなくて、連日、同じ内容を視聴率のために報道しないで欲しいということです。
朝の情報番組を渡り歩いてきたことから、朝の情報番組を変えることには抵抗がなくなっています。
実際、今はどの番組も同じような進行なので、リズムが大きく変わるということもなくなってきています。
そういったことから、視聴者を分散してしまって戦国時代になっているのかもしれません。