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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

フリーWi-Fiサービスが終了していく。

2022年7月2日~4日まで続いたau(KDDI)の通信障害により、利用者は緊急電話が使えない、外部との連絡が取れなくなったりと社会を混乱させた。

総務省は重大事故とした。

auKDDI)から2022年7月10日現在、原因についての説明はされていない。

石川県のローカル放送局が受信できなくなった時

2018年1月10日電波塔に雷が落ちて火災が発生し石川レテレビと北陸放送を受信できない状態が15時間続いた。(地域によっては1か月程度も視聴できない家もあった)

最初、テレビが壊れたのかと思って、チャンネルを変えると他局の番組は視聴できたのでテレビの故障ではないと判断できた。

これも総務省は重大事故としている。

こんな時に、スマホがあればスマホで何が起きたのか確認できるが、スマホを所有していない人にとっては、テレビが唯一、情報を得る手段になる。

唯一の情報源が映らない

2022年6月19日に能登震度6弱地震が起きた。

その時に地元のテレビ局が能登の一人暮らしの家に取材に行った時の映像を流していた。

高齢の女性が一人で暮らしているようで、テレビが映らないと不安そうにテレビ局のスタッフに語っていた。

徐々に不安が高まってきたせいか、語り方が強い口調になってきた。

テレビが映らない!んですとスタッフに訴えるかのようにテレビのリモコンを押して見せた。

スタッフが、テレビの主電源を一度切って、入れ直したところテレビが映った。

高齢の女性は泣きそうな顔で喜び、スタッフに「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えていた。

一人暮らしというのは普通の状態でも不安だと思う。

ましてや高齢者で女性、更に大きな地震が起きた。

しかし、彼女にとって唯一の情報源であるテレビが映らない。

大きな地震があったあとに情報が何もない状態で家の中に一人でいるというのは、どんなに不安だっただろうかと思う。

自分に置き換えた場合に、いたたまれない気持ちになった。

通信手段は複数必要

今回のauの通信障害で、複数の通信手段が必要だと感じた人は多いと思う。

家族全員がauで、固定電話はないという状態だと、テレビ以外に情報を得られる手段はない。

しかし、テレビは一方通行であり、緊急時の連絡をしたい時には役に立たない。

そう考えると、やはり災害時や障害時には、スマホや携帯電話以外に固定電話という選択肢があるのは心強いと思う。

フリーWi-Fi

ずっと家の中にいるわけではないので、外に出た場合でも複数の通信手段を確保しておくというのは大切だと思う。

携帯電話会社のモバイル回線が、今回のauのように障害が出て何日も接続できなくなった場合に、どこでも、フリーWi-Fiに接続できるようにするための知識と経験は取得しておく必要があると思う。

災害時にいきなりというのは流石にハードルが上がるので、余裕のある日常生活の中で、フリーWi-Fiを提供している場所を把握しておき、接続できるようにしておくことは緊急時の接続手続きを省略できるということからも重要なことだと思う。

ところが・・・

東京オリンピックの誘致が決まった頃から、日本は海外と比較するとフリーWi-Fiが利用できる場所が少ないという報道がされていた。

オリンピックが開催されるまでは、どこでもFREE Wi-Fiが使えるような感じだった。

しかし、今はどうだろうか?

セブンイレブンが、2022年3月にフリーWi-Fiサービスを昨年終了した。

これは、駐車場で長時間、Wi-Fiサービスを利用してしまう人が多かったということから。

ファミリーマートも、ここぞとばかりに2022年7月末で終了。(docomoのd-Wi-Fiは継続)

ローソンだけは、まだ発表していない。

都営バスは2021年11月末で車内サービスを終了

東武鉄道が車内サービスを2022年6月上旬で一部を除き終了。

東京メトロも車内サービスを2022年6月末で終了。

これは、提供事業者との契約期間満了、機器の老朽化、4Gや5Gなど通信技術の進歩によりWi-Fi需要も減っているといった、直接の原因とは思えないような内容ばかりだ。

国民が使えるフリーWi-Fiサービス

余談になるが、そんな中、金沢市だけは観光地を中心にFREE-Wi-FIを拡大している。

観光地ばかりで住宅街や工業団地等では利用できない。

本当に、金沢市というのは市民に厳しく、観光客に優しい市だと思う。

市民に厳しい金沢市のことは、ここまでにしておいて、フリーWi-Fiについては、日本にとって重要なインフラになるので、海外の観光客だけではなく国民が使えるようにしておくべきだと思う。

毎日のように地震が起きているのだから、避難時に情報がスムーズに得られる環境があるというのは、必要なことだと思う。