運動中に水は飲むな?
子どもの頃、運動中に水を飲むとバテるから飲むなというのが常識だった。
しかし、今は、水分補給をしないと体温が上昇を続けて疲労が起きるので間違いだと言われている。
しかし、昔の常識は、本当に非常識なのだろうか?
水分は大量に摂取しても体内には、時間をかけてゆっくりと吸収されるとか。
このため、大量に水を飲むと胃に溜まり消化不良になり、体調を崩すことになる。
そういう経験則から運動中に水を飲むとバテると言われるようになったのだろう。
そんなことを知らずに、運動中には水を飲めと言われ大量に飲めば消化不良でバテてしまうことになる。
そんなことから、水は一気に飲まずに、こまめに取る必要があるというのが今の「常識」になっている。
つまり、昔の水を飲むなという常識も、少し前の水を飲めという常識も「情報」が不足していることになる。
暑い時、水は適量をこまめに飲むというのが正しい常識ということになる。
昔を非常識だと指摘していた時も情報不足という意味では同じだったということになる。
熱中症対策も情報不足
熱中症対策で水分補給が大切だということは浸透している。
しかし、熱中症で救急搬送される方があとを絶たない。
搬送された方の多くは水分は十分に摂取されているが体温が上がり過ぎていることから、体温を下げるために涼しい場所にいることも必要だと言われるようになってきた。
このように、実は常識が間違っていたとか情報が不十分だったということは今でも多い。
これだけ、色んなことが進化していて、情報が簡単に探せる時代になっているのに、熱中症対策、一つだけを見ても、正確な情報が正しく伝わっていないのだから「常識」というのは、いい加減なものが多いということだ。
情報は正確に伝えないと、常識も非常識と同じになってしまうということ。
今は、情報を受け取る側も、自分で調べることができる時代なのだから、正しい情報を得るようにしないと、熱中症で救急搬送されることになるので、注意が必要だ。