今週のお題「最近壊した・壊れたもの」
パソコンから異音
10年以上使用しているデスクトップパソコンから突然、カタカタという音が鳴り出したとの連絡があった。
ファンモーターが壊れたような音なので、筐体内のFANが壊れたのだろうと思った。
しかし、調べていくと電源ユニットだった。
電源ユニットにもFANが搭載されていて、そのFANが寿命を迎えたようだ。
わけあって、24時間365日、10年以上稼働させていたので、よく頑張ったと思う。
通常、パソコンというのは1日8時間稼働で5年間の使用を想定して作られているということなので、24時間稼働なら想定よりも、3倍も長く使用しているので、
5年÷3年=約1.67年
つまり、2年弱で壊れてもおかしくない使い方になる。
電源ユニットの予備は用意されていたので、サクっと交換して、無事、再稼働することができた。
なぜ、そんなことをしているのか確認すると、前任者の時からずっとそうしているから・・・ということ。
何をしているのかは、わからないが、稼働を停めると生産実績が更新されなくなるので停められないという。
しかも、その部屋は、休日の間、エアコンは一切、稼働させていないので、最近は、土日の2日間は35℃を超える高温状態だという。
更に、8月のお盆休みが控えていたので、1週間35℃を超える温度で稼働することになる。
こんな環境で10年間も稼働していたのか?と再度、驚いた。
24時間エアコンが稼働しているのは?
そう考えると、24時間エアコンが稼働している部屋に移動した方が良いのでは?と思った。
24時間、エアコンが稼働している部屋といえば、サーバー室。
サーバー室?
24時間、動作させるのだから、サーバーで稼働させれば良いのでは?
しかし、其のパソコン、エクセルを使用するソフトが稼働している。
MicrosoftのOfficeソフトは、サーバーOSでの稼働を想定していないので、システム要件にサーバーOSの記載はない。
物理マシン→仮想マシンへ
しかし、仮想マシンならどうだろう?
これなら、全て解決する。
OSのライセンスは、問題ない。
Windows7でないと動作しないソフトウェアがあるということで、最新のパソコンを購入しWindows 11 ProでHyper-Vを使えるようにし、仮想マシンにWindows7をインストールして仮想マシンはインターネットには接続できないようにすることで運用している。
これが、物理マシンで使用するよりも早くて快適。
しかも、バックアップも仮想ディスクだけを取っておけばよいので、ホストマシンが壊れても仮想ディスクが残っていれば、復旧も簡単と、よい事ばかりで大好評。
そんなことからパソコンを追加する場合に備えて、ボリュームライセンスは余分に所有しているのでこれを使えばいい。
1時間程度で、仮想マシンの準備が出来た。
仮想マシンなので、OSのインストールも、ソフトウェアのインストールも物理PCとは比較にならないほど早かった。
動作確認を行い、無事作業は完了。
仮想マシンの技術というのは、誰が考えたのかは知らないが、大発明だと思う。
仮想技術はノーベル賞では?
今や、仮想マシンなしでサーバーの運用は考えられない。
ノーベル賞に値するのではないだろうか?
改めて考えると、インターネット、スマホは、人類の生活を大きく変えた凄い発明のはず。
なぜ、こういう大発明がもっと評価されないのだろうか?
理由は簡単で、ノーベル賞にはIT系のジャンルがない。
ノーベル賞はノーベルさんの遺言により、以下の5つのジャンルのみが対象
- 物理学
- 化学
- 生理学・医学
- 文学
- 平和
遺言によるものなので、勝手にジャンルを増やして、遺産を使うことはできない。
経済学は?と思われるかもしれないが、これは、スウェーデン国立銀行の寄付によって設立されたもの。
このため、新たに追加するためには寄付が必要になるということ。
それだけの理由なので、新たな寄付をしてくれる企業や団体が現れれば、工学分野が追加されるかもしれない。