未来の水族館を考える
江ノ島マリンコーポレーション(東京)の大山卓司さんが、新しい時代の水族館の在り方について基調講演し、海外の水族館の視覚に訴えたユニークな展示など見せ方の工夫を紹介した。「魚津水族館もスタッフの熱意が伝わる良い展示。皆さんのアイデアでよりすてきな施設にしてほしい」と呼びかけた。
今の水族館
今の水族館から考えてみたい。
自分のイメージは以下のような感じだと思う。
大小様々な水槽が館内に並んでいて・・・
魚が強い光を嫌うので薄暗い感じに照明が調整されている。
逆に熱帯魚のように光が必要な魚もいる。
空を泳ぐ魚
未来の水族館と言われると、どうしてもバーチャル空間やメタバースのようなものをイメージしてしまう。
六本木ヒルズ森タワーの展望台に行った時のこと。
フロアに入った瞬間、窓に魚が泳いでいた。
これを見た時に、ビックリした。
窓の外を魚が泳いでいる・・・
目を疑った・・・
50階を超える高さの窓に魚が泳いでいる姿は、空で魚が泳いでいるようで衝撃的だった。
しかし、これではテーマパークのアトラクションという感じなので水族館とは言えない気がする。
それに、仮想空間ではどうしても限界がある。
今現在、香りや食感に関しては現実からは程遠いし、視覚に関してもどこかリアルな感じがしない。
水族館は写真
写真とイラストの差は、どうしても残ってしまう。
水族館というくらいなので、水はしっかりと感じたい。
光が必要な魚であれば、魚と同じように光をしっかりと感じたい。
海や川の中にいるような感じも体験したい。
簡潔にまとめるなら、特別な装備なしで、自分自身が魚と同じ空間にいられる水族館ではないかと思う。
自分自身が水の中に入るためには、色々な問題があると思う。
しかし、これこそが未来の水族館であり、究極の水族館だと思う。