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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

大量生産から受注生産へ

BOPISとClick & Collect

BOPIS(ボピス)、Buy Online Pick up In Storeの頭文字を取った言葉で、ECサイトやアプリなどオンラインで購入した商品を、実店舗で受け取る仕組みを指すが、新型コロナ以降、BOPISの仕組みを使った小売店が海外を中心に増えているとか。

BOPISは店舗での受け取りになるが、店舗以外に宅配ロッカー、ドライブスルー、コンビニなども含めたClick & Collectという仕組みもある。

在庫を持たない店舗

これを最初に知った時に、今後、在庫を持たない店舗の仕組みに繋がると思った。

買手からの注文を受けてから商品を用意すればよいのだから、店舗に在庫を置いておく必要がない。

もっと言えば、店舗には何も商品が置かれおらず、朝、注文しておけば、指定した時間までに、今晩の食事に必要な材料が必要な分だけ煮たり、焼いたりするだけの状態で用意されていれば、家に帰ってからの調理時間が格段に短縮できる。

朝、ワイシャツを持っていくと、夕方には仕上がっている。

クリーニングを依頼するような感じだ。

店舗側としても、総菜やご飯なども、作り置きしておく必要がないので、注文を受けてから必要な分を必要なだけ作ればよいので売れ残りの廃棄などの心配もなくなるので、フードロス問題の改善にも繋がる。

買手は会社帰りなどに立ち寄って持って行けばよい。

更に進化すれば、イートイン形式でその場で食べることで、レジ袋は不要になり容器などはリサイクルするということもできる。

費用面でも今と同等以上に安く提供できるような気がする。

自宅の冷蔵庫には、魚・肉・野菜といった、生ものを入れておく必要がなくなる。

全てにおいて、Win-Winと言えるのではないだろうか?

コスパ+タイパの時代へ

日常的に食べる食に関しては、今後、益々、時間をかけることをしなくなっていくと考えている。

仕事から帰ってきて心身ともにクタクタな時に、しっかりした食事を食べたいという気にもなれないし、それ以前に、しっかりしたものを作ろうという気になれない。

最高に美味しくなくても、美味しければ時間をかけずに作れるモノの方に気持ちは向いてしまう。

そういった、要求に応えられる商品の開発や店舗が今後、求められていくと思うので、BOPISやClick & Collectのような仕組みは、更に進化していくはずだ。

大量生産から受注生産へ

そうなると、食品に限らず、全てのものが注文を受けてから生産する仕組みに変わっていくのではないだろうか?

コンビニのように24時間で在庫商品を並べる仕組みでは、在庫ロスはどうしても発生するだろうから、コンビニも今後、変わっていくはずだ。

社会は現在、見込み生産により成り立っている。

それは、機会損失したくないということからだ。

欲しいものが、直ぐに手に入らなければ、「じゃあ、いいです」と次の店舗に行かれてしまう。

商品があれば、買ってもらうことができたのに、ないばっかりにチャンスを失ってしまう、こんな悔しいことはない。

だから、売り上げ予測を立てて、見込み生産で商品を作ったり、在庫を持ったりすることになる。

しかし、その結果、どれだけの商品が無駄になっているのだろうか?

もしかすると、機会損失より、在庫ロスの方が損失としては大きかったりするのではないだろうか?

EV車のテスラは、無店舗販売なのでスマホで注文することになる。

そして、注文を受けたら生産に取り掛かる受注生産。

必要なモノを必要な分だけ作る。

これが、今後のスタンダードとなる購入スタイルだと思う。

全てが1か所に集まる街

大量生産ができる工場から少量多品種が短時間で生産できる工場、こんな工場が今後は求められる。

大量生産は同じものを作り続ければ良いので作る側からすれば簡単だと言える。

今から10台はAという商品、次の3台はCという商品・・・といった具合に、必要な分を必要なだけ作るので、1日同じ商品を流すなんてことはなくなる。

全てが在庫を持たないスタイルに変わらないと成立しない。

そして物流システムが出来ていなければ、必要なものが必要な時に届かない。

そのためには、全てのが一つの場所で揃うようにする。

工業だけではなく、畜産農業、漁業が一体となった場所が必要になってくる。

この場所だけで全てが揃う街

そんな場所が必要になっていくはずだ。

地産地消が基本になるように思う。

国が場所を整備して民間企業や個人事業者に貸し出す。

この街により、作る時の物流は最小限で抑えられても全国の市場に出す場合には、何らかの物流システムは必要になる。

地面の下に、物流用のリニアモーターカーを走らせることも必要かもしれない。

日本は、まだまた、未来に向けてやらなければいけないことが、あるはずだ。

未来だけではなく、今生きている人たちのことも当然、考えなければいけない。

そう考えると、気が遠くなるほど、沢山の課題があるのだから、政治家は足の引っ張りあいをしている場合ではないと思う。