Youtuberの母親の顔を勝手に掲載
有名YouTuberの母親に週刊誌の記者が突撃取材を行なって同意を得ずに顔写真と記事を掲載したということで、法的措置をとることが決まりましたという内容の動画を上げたとのネットニュースの話になる。
通常、有名人が週刊誌にスキャンダル記事を書かれても訴えることは少ない。
このことについては以下の記事で書いているので参照して頂ければと思う。
なぜ法的措置を取るのか?
法的措置を取るということで弁護士に相談しているのは、金銭面のことではなく週刊誌側又は取材した記者に対して、とにかくダメージを与えたいというのが目的のようなので上記の記事で書いた内容とは内容が異なる。
その背景にあるのは、動画の中で自分は公人なので記事にされても仕方ないと思っているが母親は一般人なので、さすがにやり過ぎだと思うと話していることから母親に対して行ったことに対しての怒りからということになる。
また、動画を見た視聴者に対してその記事は閲覧されれば閲覧されるほど週刊誌側の利益になるので見に行かないで欲しいとも訴えていた。
顧問弁護士には相談した結果は、記事の内容に関しては、Youtuber自身に関する内容で事実ということ、更にYoutuberが有名人で公人となるので争うのは難しいとのこと。
争うのは母親にアポなしで取材を行ったこと、写真を無断で掲載した点になるようだ。
このことを動画にすることも凄く悩んだとのことで以下のようなことを動画で話している
- それでも、動画にした理由というのは、自分がYouTubeで公開している動画についたコメントの内容を参考にしていることがあり、これは一つの何百万人という登録者がいるメディアを持っていることになるので、頭の良い人、法律に詳しい人もいてコメントしてくれるのではないか?
相手にとって嫌なことをしてやりたいのでコメントを参考にしたいという。
コメントを参考にしたいということは顧問弁護士に相談した結果が好ましいものではなかったということになる。
つまり、母親に対する無断撮影等で争ったとしても週刊誌側に嫌だと思えるほどの賠償金を請求することはできないことがわかったのだろう。
何とか週刊誌側に嫌なことをしてやりたいと思って、動画の視聴者に頼った。
調べてみると・・・
しかし、よくよく調べてみると、自身の動画で「突然、母親の家に行ってみた」といった内容の動画をあげていて、母親の顔も動画で公開されている。
自分で既に母親の顔を動画にしてしまっているので、母親の写真を勝手に公開したことでも法的に争うことを難しくしてしまったように思う。
だったら自分の収入にする
だったら、自分も今回のことを動画にすれば再生回数も増えて自分の収入になる。
普通に動画にすれば、母親に対する無断取材まで動画のネタにするのか?と炎上するのが、視聴者からのアイディアを募集することにすれば、同情的になるといったことを狙った可能性もある。
法的措置を取ることが決まりましたとは言ったものの、大きなダメージを与えられないとなれば、振り上げた拳を降ろせなくなる。
正直、法的手段以外で相手にダメージを与えるようなことをすれば立場は逆転することになるので、迂闊なこともできない。
そう考えると母親をダシにして同情を誘うような動画をあげて収益にしようという結論に達したというのが自分の見解になる。
今回の件を記事にした理由
この件を記事にしたのは、このYoutuberが動画を利用して行ったことが怖いと感じたからだ。
怖いと感じたのは、YouTuberがチャンネルの視聴者のことを私的な仕返しで利用しようとしている点だ。
今回が初めてではなく、つい最近も別のYouTuberの発言が限度を超えているからと動画で視聴者に運営に通報して欲しいということを呼びかけていた。
YouTubeの人気のあるチャンネルは社会的な影響力を持っている。
例えるなら発信力を持ったテレビのようなメディアを個人が持っているようなものだ。
テレビを視聴者を誘導して私的な仕返しのアイデアを募集するなんてことはテレビではあり得ないし、仮に行えば社会問題となり放送免許が剥奪されてもおかしくない。
そう考えると、このYouTuberこそ限度を超えているのではないだろうか?
Youtuberの社会的地位が上がらないのは?
YouTuberの社会的地位が上がらないのは、こういった幼稚な行為をするからではないだろうか?
YouTuberの社会的地位は低いと言われている。
収入が保証されず不安定だということもあるが大人としての責任感が感じられないこともあるように思う。
収入が不安定で無責任な人がいたとして信用できるだろうか?
自分の視聴者に仕返しの方法を募集したり、同業者の収入源を断とうと呼びかける人を自分は信用できない。
そんな人だから、結局、最後は金になればよいってことだったんだろう?ってことになり今回の件は、「どっちもどっち」のように思えてしまった。
週刊誌は記事に注目してもらって週刊誌が売れればよく、YouTuberは動画の再生数が伸びればいい。
今回は双方共に良かったですねってことで終わる。
最近、芸能人も週刊誌が掲載した記事に対して法的措置を検討しているという発言を自身のSNSで発言するようになってきた。
しかし、実際に法的措置を取ったという話は聞かないことから、週刊誌側に大きなダメージを与えることができないこと、その割に自分自身の時間が奪われたりして逆にダメージを受けてしまうので断念することになる。
今回のYouTuberも動画では威勢のいいことを言っていたが調べていくと自身で母親を動画に上げていたことから法的措置というのは無理がありそうなので断念することになると思っている。