seegeのまとめサイト

もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

休日の港

大野地区釣り護岸

日曜日の午前中に、金沢港の近くを通ったので、2020年6月1日にオープンした金沢港クルーズターミナルに行ってみようと思ったのですが、入り口を通り過ぎてしまいました。

戻ってまで見たいという気持ちは無かったので、 直ぐ近くの大野地区釣り護岸に行ってみました。

大きな船が海から金沢港に入るための航路があるのですが、航路の端は水のエネルギーを吸収するための護岸工事が施されています。そこに釣り施設を作り石川県が無料で開放してくれています。

f:id:seege:20210905155630p:plain

長さは、500m程度で、そこが、大野地区釣り護岸になります。

f:id:seege:20210905154947p:plain

航路に誤って落ちたりしないように柵が施されているので夜釣りでも利用できます。

大野地区釣り護岸の反対の岸には石油基地や、大浜埠頭があり2019年にはクイーンエリザベスII世号が初寄港し停泊していました。

下の写真は「釣り護岸」近くから金沢港を撮影したもので、小さく金沢港クルーズターミナルが見えます。

f:id:seege:20210905145802p:plain

今日は日曜日で休日、更に天候もよいので、多くの人が釣りを楽しみに来ていました。

コロナ渦で釣りブームなので、若い人から年配の方まで色々な方がいました。

ここでは「鱸(スズキ)」が最も多く釣れます。

次いで、「鰆(さわら)」、「鯵(あじ)」の順に釣れます。

「鯛(たい)」や「鮃(ひらめ)」も釣れるので、初心者からベテランまで楽しめる釣り場ではないかと思います。

f:id:seege:20210905160752p:plain

大野は醤油の名産地

釣り場の名前にもなっている大野というのは醤油が有名で、大野の町を歩くと醤油の香りが漂ってきます。

「ヤマト醤油」と「直源醤油」を筆頭に18社の醤油メーカーが集まる醤油の産地であり、醤油の5大名産地の一つになっています。

※野田・銚子・龍野・小豆島・大野

加賀藩の大名、前田利常が、大野町の町人、直江屋伊兵衛が藩主利常の命を奉じ、醤油醸造法を学び伝えたそうです。

その後、前田家は参勤交代を利用して東海道五十三次の宿場に大野醤油を宣伝したとも言われています。こうして大野醤油は前田家の強力な支援を経て発展し現在では、加賀料理と言えば大野醤油と言われるようになりました。

f:id:seege:20210905163630p:plain

大野醤油は甘口の醤油です。

これを地元では「うまくち醤油」と呼んでいます。

色はあまり濃くなく淡い色です。

映画のロケ地にも

中谷美紀さん、藤達也さんが出演された、映画「しあわせのかおり」のロケ地にもなっています。

映画の舞台となった「小上海飯店」ですが、みなと橋のたもとにある食堂で、釣りの餌も販売していました。

子供の頃、祖父に連れられて、その食堂で釣りの餌を買っていた記憶があります。

大野行きのバスに乗るので、終点も大野です。

しかし、バス停は一つしかないので、確か橋のところでUターンして、暫く戻った所にバス停があるので、そこで降ろされます。

そして、また橋の方に向かいます。

食堂は、朝早くから営業していました。

f:id:seege:20210905164927p:plain

そこで、祖父は餌の青虫(一般的にはゴカイ)を買っていました。

飲み物などもあったと記憶していますが、飲みものも買って釣った魚を持ち帰るためのクーラーボックスに入れてました。

それで、店を出て橋を渡り右に曲がり川の方に向かいました。

醤油蔵の後ろで、釣っていたと思います。

食堂は映画の撮影が行われていた頃には、既に空き家になっていたようですが、2014年11月1日に大野湊食堂としてオープンしたということです。

大野ということで「醤油ラーメン」を中心とした中華料理の店です。

※僕は空家になっていたことも、新規にオープンしたことも知りませんでした・・・

今回は、その食堂には行かず、「釣り護岸」奥の方の後方にある「おおの大橋」を渡り戻りました。

下の写真「おおの大橋」の上から大野町方向を撮影したものです。

右に見えるのは大野灯台で、この川の先に、「みなと橋」があります。

f:id:seege:20210905145212p:plain

下の写真は同じく橋の上から反対側の日本海方向を撮影したものです。

右側に麦わら帽子のような形の建物がありますが、これが「金沢港大野からくり記念館」その先に、大浜ふ頭、石油基地が見えます。

f:id:seege:20210905144943p:plain

海の中の野球場とグランド

この写真の右に向かうと、「大野地区釣り護岸」「金沢港」へ、左に向かうと「金石(かないわ)」です。その際に、海岸線の道路を通るのですが「おおの大橋」の先約1Kmのところに、海岸を埋め立てて造った埋立地があるのですが、そこに「かないわ海浜広場」という野球やサッカーができる簡易野球場と簡易グランド、広場があります。

f:id:seege:20210905193101p:plain

【出典】石川県/施設紹介 - 広場の概要

元々は海だったところを埋め立てて、作った土地です。

海の中にある、簡易野球場と簡易グランドで野球やサッカーができるんです。

f:id:seege:20210906040750p:plain

石川県の施設なので無料ですが、占有利用の場合には、届け出が必要になります。

僕は、この地区が好きなので、休日になると以前はよく来ていました。

しかし、コロナ渦になってからは、足が遠のいていました。

今回、金沢港クルーズターミナルに行けずに立ち寄ったのですが、何となく懐かしい感じがしました。

ここには、公園もあり、駐車場も各所にあります。

何より海が見れるので、考えことをするときなどは最高です。

今は海岸がほぼ、見えませんが、海岸の埋め立て前までは海岸沿いの道路から海岸が見えていました。

今は、道路の横にフェンスが設置されているので道路から海を見ることはできなくなりましたが、それでも、僕の憩いの場であることに変わりはありません。