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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

金沢市のバス事情

金沢市の公共機関

金沢市で公共機関と言えば「バス」です。

あとは「タクシー」です。

金沢市内を走る「電車」も一応ありますが、石川線浅野川線だけです。

しかも、石川線は、市内から海に向かう電車、浅野川線は市内から山に向かう電車なので市内を移動するという類の電車ではないので、市内を移動する公共機関となると「バス」かタクシーになってしまいます。

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金沢市のバスは、以下の6拠点が軸になっています。

このため、基本的には、どこに行くにしても上記の6か所が起点・終点になるか、または経由するバスを利用することが多いです。

金沢市では当たり前のことですが、バス停でバスを待つ列は基本的にできません。

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一つのバス停に行先の異なるバスが停まるので行先ごとに列を作るのが難しいということもありますが、一つのバス停に行列ができるほど人がいることが基本的になかったことが大きな理由だと思います。

もちろん、たくさんの人がいる場合もありますが、それでも行列というより集団のように待っています。

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バスが来るとゾロゾロと集まってきます。

このため、あとから来た人が先にバスに乗り込むということもありますが、それも当たり前になっているので怒る人はいません。

それでも、何のトラブルもなくバスに乗り込んでいきます。

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これって無形文化財にするべき光景だと思うのは僕だけでしょうか?(笑)

そんな金沢でも、さすがに高速バスや空港へのリムジンバスは県外からの利用者が多いこともあってか行列になっています。

最近、金沢駅のバスターミナルでは行列ができていたので時代と共に変わって来ているのかもしれません。

金沢のバス会社は北陸鉄道

金沢のバス会社の主流は通称、北鉄(ほくてつ)です。

正式名称は北陸鉄道です。

北鉄バスは、赤色をベースとした車体です。

f:id:seege:20211205164748p:plainそして、乗った場所から降りた場所で料金が変わるため、料金は後払いです。

料金ですが中学生以上が大人になります。

小児は小学生だけで大人料金です。

幼児だけが特殊な料金体系です。

1歳から小学生未満で小学生以上の人に同伴して乗る場合、小学生1人に対し幼児1人までは無料です。幼児2人目からは小児料金となります。(下図を参照願います)

乳児は、1歳未満で無料です。

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北鉄バスの料金体系

北鉄バスの料金は、基本的に「対キロ制運賃」といって距離に応じて運賃が変化します。

しかし、金沢市内中心部と一部のエリアに関しては、同一エリア内は、金沢市内地帯制区間運賃となり200円固定料金になります。(以下、200円エリアと記載します)

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f:id:seege:20211205165236p:plain【出典】路線バスの運賃について |北陸鉄道株式会社

しかし、200円エリア内から外れると230円、200円エリアを外れ再度、別の200エリアに入ると250円になります。

実際は、そんな感じではなくて、石川県庁から金沢市役所に向かう場合だと310円になります。

石川県庁は200円エリアではありませんが、金沢市役所は200円エリアです。

このため、230円かというと200円エリアまでは、「対キロ制運賃」となって310円になります。

200円エリア内でも出発地から目的地までの直通バスがないと、乗り継いだ回数により料金が加算されてしまうので、対キロ制運賃の方が安くなる場合も出てきます。

バスへの乗車方法

バスには後ろ側(中央)の扉から乗ります。

そして、乗車口右側には、乗った場所を証明する「整理券」を取るための整理券発券機があるので現金払いの場合は必ず取る必要があります。

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全国共通の交通系ICカードが使えない

北鉄のバスは基本的に、SuicaIcocaといった交通系ICカードが利用できません。

唯一利用できるのは、北鉄が発行しているICaというICカードだけです。

ICaを使用する場合には、整理券発券機の上にICaをかざす、乗車リーダーがあるので、必ずIcaをかざしてから乗ってください。

現金の両替も1,000円までなので小銭が必須です。(2000円以上の両替は不可)

降りる時には車内各所に設置された降車ボタンを押すと「とまります」というランプが表示され次のバス停で停まってくれます。

降車口は前方です。

車内前方上部に掲示されている運賃表に記載されている番号と整理券に書かれた番号が一致する箇所に表記されている運賃を運転手席左側にある運賃箱に入れます。

運賃は事前に用意しておかないと、運賃箱のところでモタモタしていると後ろの方に迷惑がかかります。

Icaの場合は運賃箱の更に左側にある乗車リーダーにかざします。

詳細は以下の北陸鉄道ホームページの「北鉄路線バスの乗り方」を参照願います。

【出典】北鉄路線バスの乗り方

いしかわまるごと!!おでかけきっぷ

北陸鉄道が2021年11月17日に「いしかわまるごと!!おでかけきっぷ」を発売すると発表しました。

この、きっぷは北陸鉄道グループの路線バス全線・石川県内の特急・急行バス全線、西日本ジェイアールバスの路線バス(一部)、浅野川線石川線のと鉄道全線などに1日自由に乗り降りできるというものです。

一日券が大人3,000円、小児1,500円。

地元民からすると正直なところ高いというか、用途が限られるかと思います。

この切符を買われる方は観光目的の方だと思います。

すると、200円エリアを利用することが多いはずなので、バスに一回乗ると200円です。

1日15回バスに乗ってようやく3000円です。

1日に15回もバスに乗ることはないと思うので1日3000円というのは200円エリア以外を何度も利用しないと元が取れずに損をするような気がします。

このため、いしかわまるごとおでかけきっぷを買われる場合には、どのエリアで何回バスに乗るのかを事前に確認してからにしてください。

1日3000円だから得なんだろうと考えていたら1000円分にもならなかったということもあり得ます。

どう高く見積もっても2000円が妥当な価格でしょう?という感じです。

観光に来られた方は、十分確認した上で、購入してください。

以上、金沢市のバス(北鉄路線バス限定)事情となります。