山手線を1周したことありますか?
昔は、山手線(京浜東北線)と中央線だけで都内を移動していましたが、最近は、ずっと地下鉄ばかりです。
東京から新宿に向かう時って、中央線(快速)だと15分位です。
でも、中途半端(15分程度)に時間のある時だと、あえて山手線を利用して約30分かけて車内で寝ていることもありました。
1度だけですが、うっかりと真剣に眠り込んでしまったことがありました。
内回り(上野方面)を利用していたのですが、目が覚めたら「渋谷駅」でした。
慌てて、渋谷で降りて外回りの山手線に乗り換えました。
あとから冷静になって考えたのですが、あのまま寝てしまって1周してしまったら?
そもそも、渋谷から新宿に戻って良かったのか?ってことです。
もちろん、正しくは、渋谷から新宿分の料金を追加しないといけません。
でも、1周した場合の料金っていくらなんだろう?とふと思ったんですね。
山手線1周分の切符は?
では、山手線で1周したら、いくらになると思いますか?
例えば、東京駅から乗って東京駅で降りた場合です。
山手線を1周した場合の営業距離は、34.5Kmです。
小数点は切り上げになるので、営業Kmは35Kmです。
普通に考えれば35Km分の料金で、よさそうな気がします。
これをJR東日本の普通旅客運賃表から料金を確認します。
営業Km:31 ~ 35Km:切符運賃 570円
営業Km:31 ~ 35Km:IC運賃 561円
では、上記の料金で切符を購入すれば良いのでしょうか?
ルール上は、それで問題はないのですが、それだと損をします。
もっと安く
もっと、安く1周する方法があるんです。
JRの切符を購入する際に切符を購入する際の重要なルールが3つあります。
- 同じ駅を2回通過することは不可
- 2つの区間の料金は最短距離で計算
- 始点駅と終点駅が同じならルートは自由(途中下車は不可)
このルールを利用すると、以下のような往復の切符を購入することで山手線が1周できます。
- 往路:東京ー有楽町:140円
- 復路:有楽町ー東京:140円
更に安く
しかし、東京駅の場合だと更に安くなるんです。
営業Km:11 ~ 15Km:切符運賃 220円
ルール上は、上記の路線を利用しなくても、途中下車しなければ、山手線で1周して東京に戻ってきも、220円で利用可能ということになります。
切符はどうやって購入?
しかし、都内の切符を往復で購入したり、東京ー錦糸町ー秋葉原ー東京間の切符をどうやって購入すれば良いのでしょうか?
もちろん、IC系では購入できないので切符での購入になります。
えきねっと等で予約した指定券・乗車券を受け取る際に使用する「指定席券売機」を利用するという方法があります。
【出典】体験版:JR東日本
山手線は環状線ではなかった。
山手線は環状線と言っても必ず、最初の始発駅と、最後に止まる終着駅が存在します。
始発駅というのは、有名なので「品川」と答えられると思います。
しかし、終着駅は?というとどうでしょうか?
これ実は、「田端」なんです。
では、その他の区間は何線になるんでしょうか?
その他の区間ですが、田端から東京は「東北本線」、東京から品川は「東海道線」
山手線の時刻表を見ていると、時刻の下に、大・池・品といった文字が記載されている場合があります。
東京駅 山手線 品川・渋谷方面 (外回り)
・行先・経由:無印=環状運転 大=大崎 池=池袋 品=品川
東京駅 山手線 上野・池袋方面 (内回り)
・行先・経由:無印=環状運転 大=大崎 池=池袋
22時過ぎに渋谷から品川に向かうために山手線に乗った時のことですが大崎で止まったんですね。電車内では「終点、大崎です」のアナウンスが・・・
おいおい、品川は次の駅なんだけど?と思いながら、その時は電車を降りて次の電車を待ちました。
次の電車で何とか、品川まで行くことができましたが、内回りで品川方面に向かう際は大崎停まりがあるので注意してください。
同様に池袋、品川が終着駅という場合もありますので注意してください。
東京フリーきっぷ
電車の切符の購入って山手線一つとっても、色々な方法があるので、知らないと損をする場合があります。
例えば、時間がある場合なら山手線を1周するよりも、行動範囲が広がるきっぷがあります。
東京フリーきっぷ(大人1600円、小人800円)だとJRだけでなく、東京メトロ、都営地下鉄、都営バスまで1日自由に利用できます。
- フリーエリア内のJR東日本線、東京メトロ・都営地下鉄の普通列車(快速含む)の普通車自由席、日暮里・舎人ライナー、都電荒川線、都営バス全線(※深夜バス、座席定員制を除く)がご利用になれます。
- 券面に記載された1日間に限り有効です。
- 有効期間開始日の変更は、有効期間内で未使用の場合に限り1回行います。
- ご利用日当日に限り有効(0時を過ぎた場合、終電車まで有効)です。
【出典】東京フリーきっぷ
現在は、上記の指定席券売機に以下のQRコードをかざすだけで購入出来たり、更にはSUICAでも利用できるようになっています。(モバイルSuicaは不可)
他にも用途を限定した同様なきっぷが色々と販売されていますので、目的に合わせて選ぶことも可能です。