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クレベルコイケ vs 朝倉未来戦を見て思ったこと

クレベルコイケ vs 朝倉未来

ネットニュースを見ていると、クレベルコイケさんと朝倉未来さんの試合の記事が連日掲載されています。

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クレベルコイケさんって?

コイケって日本語の名前のような感じですが、調べてみるとブラジル出身の方でした。

14歳で日本に来て最初は勝ったり負けたりという試合が多かったようです。

しかし、北田俊亮に初の一本負けを喫してからは何かが変わったんでしょうね。

1本勝ち24勝、TKO勝ち2勝、判定勝ち2勝と勝ち方がハッキリしています。

ボンサイ柔術という名前を初めて知りました。

グレイシー柔術で黒帯を取得した方が始められたアカデミーのことのようです。

「ボンサイ」は「盆栽」からで、個性に合わせて手塩にかけて育てようという哲学から由来しています。

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14歳からですから、17年間格闘技一筋で努力されてきたって感じがします。

最初は打撃で入って寝技に持ち込むというのがクレベルさんの試合プランです。

クレベルさんが今回試合を行ったRIZINでの階級はフェザー級でチャンピオンは斎藤裕(さいとうゆたか)さんです。

2020年11月21日にフェザー級王座決定戦で朝倉未来さんと戦い判定で斎藤さんが勝利しています。

朝倉さんはRIZINでは初黒星でした。

試合後の判定を待つ姿だけを見ると顔を腫らして鼻血が流れている斎藤さんに対して綺麗な顔をしている朝倉さん。

どちらが勝者なのかは試合を見なくてもわかります。

しかし、判定の結果は3対0で斎藤さんの勝ちでした。

どうやら、顔のダメージではなく、ダウンが1回もなかったというのがダメージとして判断されなかったようです。

朝倉さんはカウンター狙いのファイターなので、自分から攻撃するということが少なく、それが消極的と判断されて、齋藤さんの点数が上がったということです。

クレベルさんは、王座決定戦には選ばれず、実力は自分の方が上なのにと思っていたはずなので、この二人に対して良い印象はなかったのでしょう。

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そのため、2021年3月21日に行われた、クレベルさんと摩嶋一整(まじまかずまさ)さんとの試合に一本勝ちしたあとに、以下のようなことを語っています。

次の試合もすぐにやりたい。

本当に自分が考えているのはベルト。

次の試合でやりたいのは斎藤さん。

でも、彼はずっと逃げている。みんな分かっている。それ。

ベルト獲ったらずっと試合しない。

ずっと逃げる。逃げる。逃げる。

朝倉も同じ。

2人ともわかっている。

わたしが試合したら絶対勝つ。

2人ともYoutubeばっかりで、本当、ファイターじゃないな。

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コメントを見る限り、クレベルさんもどうやら、Youtubeに興味があるようなので、朝倉さんに勝ったことで知名度も上がったので、Youtubeを始めるなんて言わなければいいんですが・・・

朝倉未来さんって?

では、ファイターじゃないと言われた朝倉未来さんはというと・・・

14勝のうち、TKO勝ちが8回、1本勝ちは1回のみであとは判定勝ちが5回です。

一本負けは今回が初めてです。

格闘技を始めたのは18歳からなので10年で18試合しかしていないことになります。

朝倉さんは練習をほとんど、しないで、今の戦績なので才能が凄いと言われてます。

クレベルさんとの試合が決まったのが2021年5月7日なので、1か月程度しか準備期間がなく、決まった時点で体重がフェザー級の上限を10Kgも超えていたというのですから、減量はかなりきつかったと思います。

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でも、朝倉さんのYouTubeチャンネルの動画で「試合前の一日ルーティンという」動画を見ていて思ったのが、コーチといった感じの人がいないんですね。朝2時間の練習だけで、練習内容も柔術コーチの岩本健汰さんとのスパーリングが中心であとは、ミット打ちとランニングだけ。

岩本さんは朝倉さんより身長がかなり低いですし、クレベルさんを想定しているなら手足の長い人を選ばないと意味がないように感じました。

一番気になったのは毎日、筋肉痛で眠れないという内容でした・・・

僕も筋トレを始めた頃は毎日、筋肉痛で身体中が痛くて大変だったので朝倉さんの気持ちは、よく分かります。

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しかし、それは、これまでの朝倉さんの練習量が少なかったことの証明でもあります。

普通は繰り返すことで筋肉が鍛えられて筋肉痛になりにくくなるものです。

しかし、朝倉さんは1ヶ月経っても続いているということなので身体が、できていないということになります。

朝倉さんは、この10年間、格闘技とどのように向き合ってきたのでしょうか?

動画では朝倉さんのスタッフが、やたらと凄いとか言ってましたが、こんな、ぬるま湯環境で、やってきたのだとすれば、17年間以上も格闘技に真剣に取り組んできたクレベルさんとは比較になりません。

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そう考えると、今回の試合結果は当然だと言えます。

朝倉さんが「井の中の蛙、大海を知らず」に見えてしまいます。

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しかし、何年か前の朝倉さんの試合を見ると別人のようでした。

斎藤戦、クレベル戦とは違って前へ、前へという感じです。

井の中しか知らなくても、そんなの関係ねぇって感じで向かっていきます。

格闘技というよりケンカをしてるかのような荒々しさです。

今の朝倉さんは負けたくないって気持ちが強すぎて前に出ていません。

負けたくないからパンチとローキックばかりでリスクのあるハイキックは少なくなり、カウンター狙いに変わっています。

思い切りがある分、ハイキックの威力も数年前の方が遥かにありました。

そして、数年前の方が間違いなく強かったと思います。

自分でも気がつかない間に守りに入ってしまった。しかし裸の王様状態で誰も教えてくれない。

今の環境では数年前の朝倉未来には絶対に勝てそうもないですね。