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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

2か月で2回、「救急車」に衝突している「静岡県」

救急車に衝突した車

ニュースを見ていると、右折しようとしている救急車に直進してきたワインレッドの自家用車が衝突する映像が流されていた。

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緊急車両に衝突・・・正直、驚いた。

衝突した自家用車の運転手はどんな人なのだろうか?と気になったのでネットニュースの記事を調べてみた。

警察と消防によりますと、2022年2月15日午前6時35分頃、静岡市葵区御幸町国道1号交差点で、緊急走行中の救急車がサイレンを鳴らし、赤色警光灯を点滅しながら赤信号を右折した際、40代男性が運転する乗用車と接触しました。

救急車は当時、駿河区内で体調を崩した80代女性を病院に搬送中で、付き添い家族1人と救急隊員3人が同乗していました。

この事故で救急車に乗っていた5人と乗用車の男性運転手にケガはありませんでした。

女性患者は事故から約10分後、別の救急車で病院に運ばれ、搬送の遅れによる体調への影響はないということです。

【出典】事故の瞬間…JR静岡駅前で患者搬送中の救急車と乗用車が接触 別の救急車に患者引き継ぎケガなし | ニュース | テレビ静岡

運転手は40代の男性。

朝6時30分過ぎなので交通量はそんなに多くないので混んでいない。

衝突した車は右車線を走っていた車の前を走っていたので、救急車が見えなかったというわけではないはずだ。

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むしろ、救急車が右折してきたタイミングで速度をあげているようにさえ見えた。

赤信号(直進・左折可に切り替わった瞬間)だったので救急車が法律に基づき徐行しながらゆっくり交差点を右折しようとしたのが裏目に出てしまったように思う。

本来なら徐行することで対向車が気付いて停止するはずだった。

しかし、今回は違った。

もっと早く右折していれば衝突されることもなく右折できたはずだが、救急車の運転者は法に基づき行い、衝突した車は緊急車両が前から右折しようとしているのに法に反して停車せずに突っ込んできたことによる事故になる。

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結果的に救急車は対向車を引き付け過ぎたとも言えるが、逆に言えば、対向車は十分停止する余裕があったので、衝突した車が完全に悪い。

1か月前にも救急車に衝突

静岡県では約1か月前の2022年1月5日にも救急車に衝突する事故が起きている。

午後、袋井市の交差点で、患者を搬送中の救急車と車が出合い頭に衝突しました。救急車に乗っていた5人にけがはありませんでした。

午後4時半ごろ袋井市長溝の交差点で、磐田市内から掛川市内の病院に患者を搬送していた救急車と左から来た乗用車が出合い頭に衝突する事故がありました。

消防などによりますと搬送中の患者は別の救急車で病院に搬送され、この事故によるけがはないということです。

救急車に同乗していた付添人や隊員ら4人もけがはありませんでした。

乗用車を運転していた高齢の女性(75)は首などの痛みを訴えていて軽傷です。

現場は県道の交差点で警察は事故の原因などを詳しく調べています。

【出典】患者搬送中の救急車と乗用車が衝突 女性1人軽傷 患者にけがはなし 袋井市 = 地域 - 写真 - goo ニュース

静岡県というのは、毎月、救急車にぶつかる事故が起きているのだろうか?

緊急車両にさえ、ぶつかるような運転者がいるということは、一般車両だとどうなるのだろうか?と心配になった。

緊急車両を優先するのは運転者の義務

大きなサイレンの音が鳴っていて前から救急車が見えれば停止するのが自動車を運転している者の義務であり、道路交通法にも記述されている。

第四十条 交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車は交差点を避けて、車両(緊急自動車を除く。以下この条において同じ。)は交差点を避け、かつ、道路の左側(一方通行となつている道路においてその左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げることとなる場合にあつては、道路の右側。次項において同じ。)に寄つて一時停止しなければならない。

2 前項以外の場所において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は、道路の左側に寄つて、これに進路を譲らなければならない。
(罰則 第百二十条第一項第二号)

【出典】道路交通法 | e-Gov法令検索

緊急車両は反対車線を走行することも認められている。

随分前に大雪で道路が大渋滞だった時に片側三車線の道路を前から救急車が走ってきたのには驚いた。反対車線は更に渋滞で混んでいて全く前に進んでいなかった。救急車の進路を開けるように車を左右に寄せるように移動したことを今でも思い出す。

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石川県も交通マナーは良い方ではないと思うが、さすがに救急車の走行を妨害するような行為をするような者はみたことがない。

救急車の不適切な利用

静岡県 救急車」で検索すると、「救急車の適正利用にご協力お願いします!」という文字が・・・

クリックして内容を確認すると、最初に目に付いたのが、平成28年に人口が1.3倍に増えていた。

これは平成28年に消防広域化を行った結果で、静岡市消防局は静岡市島田市牧之原市川根本町、吉田町を管轄するようになった。もう一つ、緊急性のない救急要請という内容が記載されていた。

静岡市では救急要請の中に以下のような内容があるようだ。

  • 水虫がかゆいから
  • 交通手段がないから
  • 当番の病院が分からないから
  • 待合室で待ちたくなかったから
  • 今日、入院する予定だから
  • 無料で病院に運んでもらえるから

【出典】救急車の適正利用にご協力お願いします!:静岡市 

これは、静岡県だけの話ではなく、全国的なもので、石川県でも起きているようだ。

通常の診療時間内でも受診できるのに「仕事を休めない」といった理由で休日・夜間に救急病院を受診される方が増えている。

また、緊急性がないのにタクシーの代わりに救急車を呼ぶ者もいる。

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反対に、すぐに救急車を呼ばなければいけない状態であるにも我慢して処置が遅れるという場合もある。

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【出典】石川県/石川県の救急医療体制について

自分勝手な人が増えた結果、救急車の出動回数が増えて、到着に時間がかかり、助かるはずの命が失われているのかもしれないと考えると、なんとも言えない気持ちになってしまう。