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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

「インスタントらしさ」

駅弁を買いにいく

先日、コロナ渦で旅行に行けないので、駅弁を食べると、旅行気分を味合えるかなと思って駅弁を買いに行きました。

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電車で食べるなら、お茶も必要かな?と思って、お茶も買うことにしました。

駅弁らしくペットボトルのお茶にしようと思ったのですが、どうせ買うなら、普段、買ったことのないようなお茶にしようと、高級食材の取り扱いのあるスーパーに行きました。

並べられているお茶を見ていたのですが、これといったものが見当たらなかったので、結局、普通のお茶を購入することになってしまいました。

なだ万のインスタントみそ汁

レジに向かっている途中に、目に留まったのが、「なだ万」という文字です。

なだ万というと、1986年、中曽根政権の際に、東京サミットの公式晩餐会が「なだ万本店 山茶花荘」で開催されたのが有名です。

そして、綜合食料品店(スーパー)や食品デパートを開設したり、ホテル経営も行っていました。

なだ万」の名前の由来ですが、創始者である灘屋萬助の名前が由来です。

苗字の「灘」と名前の「萬」より「灘萬」ということですね。

ちなみに、2020年に創業190年を迎えたそうです。

なだ万は創業190年なので老舗料亭ですが、創業時にはスーパーや食品デパート、ホテル経営と多岐に渡ることや、東京サミットでの政治的繋がりが強いイメージもあって僕は利用したことはありません。

しかし名前だけは色んな場所で見かけるので、多少は気になってはいました。

そんな、なだ万の名前がスーパーで、ふと目に入ってきました。

「インスタントみそ汁」です。

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容器には「とうふ」と書かれてあります。

料理に、こだわる方であれば店で出す味を再現できないものには手を出さないと僕は思っています。

カップ麺でも最近は、有名ラーメン店の名前が大きく印刷されているものが目立ちます。

僕も何度か買って食べましたが、店で食べるものとは、どれも別物でした。考えてみれば当然ですよね。

カップ麺は、どんなに高くてもコンビニで売ってるようなものなら、300円台だと思います。

f:id:seege:20210316060956p:plain店店で1000円近くで販売しているものを、300円で販売するカップ麺で同じ味になるはずは、ありません。

最近、「富士そば」のカップ麺がスーパーで発売されていたので、懐かしくなって買って食べてみましたが富士そばの「天ぷらそば」が430円です。そしてカップ麺の「紅生姜天そば」は200円程度でした。

それでも、美味しい不味いは、別にして味は全く別物でした。

富士そばって高級食材を使ってるわけではなく、どちらかというとコスト重視のそばだと思います。それでも、カップ麺では味が別物になるのですから、もうカップ麺で、店の味を再現できるはずがないんです。

なだ万のインスタントみそ汁に話を戻すと、シンプルな味ほど、ごまかすことができないので、差が明確になります。

そして、なだ万のインスタントみそ汁は「とうふ」でした。

とうふというシンプルな具を使い、味で勝負って感じがします。

これは自信ありだと感じました。

なだ万に行ったことがないので、店の味と同じかどうかの比較はできませんが、価格的に150円程度なので、同じになるはずがありません。

それでも、何故か試してみたくなったんですね。

ということで買ってみました。

僕の中では、駅弁で旅行気分を味合うということよりも、「なだ万」が自信ありげに出している、インスタントみそ汁が、どの程度のものなのか?ということに変わっていました。

お湯を注ぎでき合った状態を見ると、思った以上に具が多いです。

豆腐とわかめだけでなく、油揚げ、ネギも入ってます。

特に油揚げは味を甘みを出してくれるので悪く言えば、ごまかすのに便利な素材だと思います。

「う〜ん」って感じです。

とりあえず、一口飲んでみました。

「インスタントみそ汁」として飲めば、美味しいのですが、これが老舗料亭の味だと言われたら、???です。

手軽に飲めるみそ汁としては、素晴らしいと思います。

インスタントみそ汁と考えれば、具が多いのは良い点になります。

インスタントみそ汁ってどうしても具が少なめなので、具がもっと入っていて欲しいと思うことがあります。

なだ万のホームページを確認してみると、以下のように書かれています。

なだ万の料理長が老舗の伝統の味を追求したこだわりの逸品です。
三段熟成で造った芳醇な味と香りの米みそを使用し、2種の鰹節粉末や
煮干粉末を合わせました。出汁の味わいが広がる一品です。
具材にはとうふ、刻み揚げ、わかめ、ねぎが入っています。

【出典】なだ万 料亭のみそ汁 とうふ(8入) <ケース販売> : オンラインストア | なだ万

これが、老舗の伝統の味を追求したこだわりの逸品か?と言われると、違うような気がします。

家で作ったみそ汁の具の方が断然、美味しいです。

それはそうでしょう、乾燥させた具をお湯で戻したものと比較すること自体が間違っています。

例えばネギの瑞々しさは乾燥ネギではだせないものだと思います。

なだ万料理長監修」の「インスタントみそ汁」とした方が、余計なことを考えずに美味しく飲めると思います。

インスタントみそ汁は、絶対に店の味にはならないんです。

なだ万 料亭のみそ汁 30.4g×8個

なだ万 料亭のみそ汁 30.4g×8個

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 インスタント食品は本物にはなれない

本物を目指すより、インスタントみそ汁らしさを目指すべきだと思います。

具体例が、日清のカップヌードルだと思います。

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カップヌードルって、スープも麺も具もラーメンとは違うと思うんですよね。

カップヌードルを店で1から作って出せるかというと出せないような気がします。つまり、インスタントラーメン独特の味なんです。

インスタントが本物にはなれないなら、本物では出せない味が、インスタントらしさってことじゃないかな?って思うんです。

では、インスタントらしさは、どういうものかというと、僕は、「ごまかし」だと思います。

限られた予算で、手軽に美味しく食べられないといけないので、料亭で出すような手間暇をかけたみそ汁をインスタントで作ることなんて無理なんです。

だから、具を沢山入れて満足感を出す。その具もお湯で戻すため、乾燥させないといけません。ここにインスタントらしさがあると思うんです。

そして、ベースとなる出汁は、いかに本物だと勘違いさせるか?ということだと思います。

なだ万」のインスタントみそ汁は具がたくさん入っています。

「油揚げ」で味をごまかし、味のない「とうふ」「わかめ」で具の種類が多いことをアピールする。ネギで見た目にも美しくし整える。

そして出汁もしっかり感じられるように作られていて、具と汁のバランスがとても良いと思います。

インスタントみそ汁としては、とてもうまくできていると思います。

そういう意味では、「料理長が追求した、こだわりの逸品」という風には言えると思います。

マルコメ 料亭の味シリーズ「あおさみそ汁」

もう一つ、インスタントみそ汁として素晴らしい出来だと思えるのが、マルコメ 料亭の味シリーズの「あおさ」です。

約100円で飲めるみそ汁としては、素晴らしい出来だと思います。 

食塩を使って、あおさの味をうまく表現していると思います。

磯の香りが感じられると最高なのですが、それでもインスタントみそ汁として美味しく飲める逸品です。

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色々なバリエーションがあるので、家だけでなく、オフィスでもみそ汁が味わえるので、僕がお勧めしたいインスタントみそ汁です。