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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

銀行にお金を預けるとお金が減る時代です。

1円玉を使うよりも、入ってくる方が多いと思っていると、逆に、1円玉が足りないと嘆く人もいます。

1日、三井住友銀行(東京)が円貨の両替手数料を改定し、11~500枚の両替を有料化した。これを前に、おつりで大量の小銭を扱うという神戸市兵庫区の商店主(86)から「1円玉500円分の両替に400円取られたら商売にならない」という悲痛な声が神戸新聞社に寄せられた。同行は「両替有料化はキャッシュレス化促進の一環」と理解を求めるが、時代の波に乗れない店主が負担増を避ける方法はないのか。

【出典】「高すぎる」1円500枚両替に手数料400円 有料化に商店主悲痛|総合|神戸新聞NEXT

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硬貨入金整理手数料というのもあって、

  • 301~500枚:550円
  • 501~1000枚:1,100円
  • 1001枚以上:500枚につき550円を加算

1円玉で301枚~500枚入金すると、手数料が550円なので、銀行に550円「盗」られる計算になるので、酷い話です。

銀行にお金を預けても減るだけ。

1970年代の高度成長期と言われていた頃の定期預金の金利は8%、1990年代のバブルの時代では6%という凄い時代がありました。銀行や郵便局にお金を預けるだけで1000万円が1年で80万とか60万円増えていたってことです。

しかも、ほぼノーリスクです。

それが今では銀行の普通預金金利は、0.001%です。

1000万円を1年預けても100円。

定期預金でも金利は、0.002%。

30年程度で随分と変わるものです。

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そして、手数料はというと、

ATM・CD 平日の8:45~18:00以外は110円

これがコンビニなどに設置されているものだと、

平日の8:45~18:00でも110円、それ以外は220円です。

1000万円普通預金で預けていても、時間外にATM・CDを年1回利用すると10円のマイナスになってしまいます。しかも、こんな金利でも、しっかりと税金も「盗」られます。

 

通帳さえも有料化

みずほ銀行は新規口座開設の際に通帳を希望数場合、1冊1,100円(70歳未満の場合)、三井住友銀行は、更に酷くて、紙の通帳を希望する場合は、毎年550円の手数料、ネットバンキング不使用の場合、口座維持手数料として年額1100円(税込)(入出金が2年間なく、残高が1万円未満の場合)

みずほ銀行は新たに口座を開く人が紙の通帳を希望する場合、1冊当たり1100円の手数料を18日から徴収し始めた。三井住友銀行は4月から、新設の普通預金口座に紙の通帳を付けると年550円の手数料を取る。

【出典】[社説]通帳有料化ならサービス向上に努めよ: 日本経済新聞

 

三井住友銀行に入出金がないまま、ずっと放置していると毎年550円が「盗」られて気が付かないと残高がマイナスになりローンが組まれてしまう可能性があるので、口座をお持ちの方で、利用していない方は、さっさと、引き上げた方が得策です。

住宅ローンの金利はアップ

手数料だけではありません。

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住宅ローンの金利は、引き上げるそうです。

  • 大手銀行の間で、住宅ローン金利を引き上げの動き。三井住友銀行は、3月から適用する住宅ローン金利について、主力の10年固定型で最も優遇された場合の金利を、前の月から0.05%引き上げ、年1.15%にする。みずほ銀行も、0.05%上げて年0.85%に、りそな銀行も0.05%上げて年0.7%にする。住宅ローン金利を決める際の参考となる長期金利が26日、およそ5年ぶりの水準まで上昇したことなどを反映した措置。

【出典】住宅ローン金利引き上げ 大手銀行 相次いで...

ひどい話です。

預けているお金の金利は上げずに、借りるときには金利を上げる・・・

結局、今では、銀行にお金を預けてもリターンがないどころか、逆にお金が「盗」られることになるのです。

銀行に預けていても今や元本保証は、ないのです。

週休3~4日制

みずほ銀行では、週休3~4日制を希望者に対して導入したとの報道が2020年11月14日にありました。

金融大手のみずほフィナンシャルグループは、社員に対して週休3~4日制を導入した。コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートワーク等の新たな働き方が加速する中、柔軟な働き方を実現する取り組みに動いた。

新たに増えた休日を活かし、育児や介護に時間を充てたり、スキルアップ等の自己研鑽に取り組んだりすることを想定しているという。さらに、2019年に解禁した「副業」の時間に充てることも可能ということだ。

【出典】みずほ銀行が週休3日制を導入 真意は「働き方改革」でなく「リストラの準備」なのか? | THE OWNER

これ、働き方改革というよりは、経費削減の方が目的としては強い気がします。

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なぜなら、週休3日制の場合は、給与が8割、週休4日制の場合だと6割に下がるからです。給与が同じで、休みが増えるのであれば、働き方改革と言えますが、休みが増えて給料が減るのであれば、実質、無給休暇ということですから経費削減と受け取られても仕方ありません。

銀行は個人取引は不要になった?

銀行も、銀行員も9割は消滅してしまうと言われています。 

では、どうすれば良いのでしょうか?

今後、大手銀行はお金を預けるに値しないものに、変わっていくでしょうから大手銀行からお金を引き上げる個人が増えてくるはずです。

大手銀行は企業との取引が残れば、個人の取引は切り捨てても問題ないという判断ができたのでしょうから、個人取引は減らしたいということだと思います。

大手銀行は行員だけではなく、個人取引も切り捨てようとしているのです。

大手銀行は個人が手を出す銀行ではなくなるでしょうから、早めに引き上げた方が良さそうです。

生活資金

引き上げるといっても、生活資金は必要なので、これだけは銀行に残すことになります。

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銀行から引き上げるのは、生活資金以外の部分です。

使用予定資金

これは、直ぐに必要なものではないが、将来的に絶対に必要なものです。

子供の教育費、自動車・生活家電用品の買い替えなどがあります。

老後の蓄えというのもあると思います。

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娯楽用は、これとは別に用意する必要があるので、ここには含めません。

個人年金というのは、若いうちから検討するべき手段だと思います。公的年金が今後、期待できないことを考えると、老後のために個人年金というのは重要です。

上場しているような会社に勤められている方であれば、持株会という制度があると思います。会社がある程度、負担してくれて自社の株を毎月、賞与月に少しずつ買っていくというもので、会社が、購入額のいくらかを負担してくれるという場合には、お得な制度でした。昔は、持株会というのも検討するべきものでしたが、今の時代は、終身雇用ではなくなっていて、何十年も一つの会社に勤める気がない、勤める気があっても務められなくなるということもありますので、今には合わないかもしれません。

緊急資金

病気やケガで働けなくなった、リストラ・倒産で職を失った等の理由で収入が無くなった時の緊急用のものです。最低でも生活費の1年分が確保しておく額になるかと思います。

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緊急時のもので、必要となるかどうか、わからないものなので、災害保険、介護保険、就業不能保険といった保険で対応するという方法もあるかと思います。

余裕資金

必要なものだけで、お金を使ってしまったのでは、生活に潤いがなくなります。このため、これがなくても大丈夫と言えるようなお金も必要です。

年末年始に海外旅行に出かけたり、ゴールデンウィークに国内旅行、贅沢な食事などに使うお金が、余裕資金です。

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無くなっても良いものだということで、生活資金の中に含めてしまっていると、知らず知らずのうちに使ってしまう心配もありますので、やはり別枠として確保しておくべきだと思います。

例えば、今はコロナ渦で旅行には行けませんが、「旅行積立」というものがあります。

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JTBの積み立てプランだと、以下のようになります。

2万円/月×24回(2年間)=48万円ですが、8750円の金利が付きます。

JALの旅行積立だと、以下のようになります。

2年間で50万円満期とした場合、毎月の積立額は20,278円で、合計すると、486,672円です。つまり、13,328円が2年分の金利になります。

ローンだと金利が発生しますが、旅行積立だと逆に金利が得られるのです。

ただし、気をつけないといけないのは、旅行積立は「現金」で戻ってこないということです。積み立てた旅行会社や航空会社の旅行券等で使うしかありません。

 

このようにお金も役割を決めると、お金は自然と、銀行以外にも分散されることになると思います。

年齢を重ねてからでは遅いというものが多いので、若いうちから一刻も早く考えて、進めていくべきことだと思います。

追伸:

この記事を書いたあとに、みずほ銀行のATMで障害が発生したとの報道がありました。

みずほ銀行は2021年2月28日、一部の現金自動預け払い機(ATM)で、預金の引き出しができなくなるなどの障害が発生したことを明らかにした。挿入したキャッシュカードや通帳が取り込まれたまま戻ってこなくなる例もあった。午後7時40分時点で、全国にある約5400台のうち約3000台が停止している。

障害は28日午前から発生した。定期預金取引のデータ更新作業で障害が発生したことが原因という。この障害は解消しており、停止したATMは順次、再稼働している。1日午前7時までの全面復旧を目指す。

 インターネットで振り込みなどを行うネットバンキングでも、一部の取引ができなくなった。カードや通帳が戻らず、店舗内で足止めを余儀なくされた利用者もいた。

 みずほ銀はホームページで「ご不便、ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。カードや通帳が戻らなかった利用者には後日みずほ銀から連絡し、返却する。預金の引き出しを急ぐ場合、セブン銀行ローソン銀行イオン銀行などのATMを利用するよう呼びかけた。かかった手数料は後日返金する。

【出典】みずほ銀ATM、午前7時の全面復旧目指す…一時3000台停止 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン

何とか1日で復旧したようで、2021年3月1日の朝からは通常通り稼働するという報道も追加で出てきました。

1年以上動いていない定期預金口座のステータスを「不稼働」に変更するデータ更新作業を行っていてデータの空き領域が不足してしまったことが原因だったようですが、手数料を取るために、1年以上動いていない定期預金口座を調べようとしたことで、ATMが止まり悪いイメージを広めることになったとは何とも皮肉なものです(笑)