今週のお題「雛祭り」
雛祭りって思い出が、ほぼありません。
妹はいたので、雛祭りというのは小学生の頃は、毎年、行っていたのですが、小学生の頃というのは、学校の外で「女子」と遊ぶということがまず、ありませんでした。
雛祭りにお呼ばれして、行ってしまった「男子」は、それが発覚すれば、その瞬間「男」なのに「女」と遊んでいたとか、あいつは「女」だとか大騒ぎされたものです(笑)
このため、妹が雛祭りを家で行っていても、僕は家にはいないで外で遊んでいた記憶があります。
今は、こういうことを書くと女性差別だと言われる時代なので、色々言われそうな気もします。
そして、今は、小学校でも、「あだ名」が禁止、男女問わず、「さんづけ」で呼ぶというルールが主流になっているとか・・・
- 「いじめの抑止を目的に、クラスメイトをあだ名で呼ぶことを禁止する小学校が増えている」
- いじめ抑止についても、「なんでも規制すればいいというものではない」「論点がずれている」「かえっていじめ行為自体が見えづらくなるのでは」と危惧する意見も出ています。近年各地の小学校では、先生や子ども同士が性別に関わらず「さんづけ」で呼ぶというルールが主流になっているようです。
【出典】小学校での「あだな禁止」や一律「さんづけ」ルールに賛否。呼称の制限はいじめの抑止になるのか | マイナビニュース
あだ名を禁止するということがいじめの抑止になるのかどうかは、僕にはわかりませんが、「ドラマ金八先生」で有名な「腐ったみかんの方程式」を思い出しました。
- 箱の中のみかんが一つ腐り始めると、他のみかんも腐ってしまう。 だから、腐ったみかんは早く取り除かなければならない
というのが、方程式です。
しかし、金八先生はこの方程式に反論します。
- 私たちはみかんを作ってるのではない。人間を作っているのだ!人間の精神が腐るということは絶対ない!!
今の学校は、腐ったみかんを取り除くことさえしないで、他のみかんが腐らないようにしようとしているだけなんです。
つまり、いじめる側を何とかしようとするのではなく、防腐剤のようなもので、その他の人が、いじめる側にならないようにしようとしているのです。
言葉にすると、金八先生の意見を尊重したような対応ですが、言い換えれば、腐った臭いの元を絶たずに、消臭剤で臭いを目立たなくしているだけとも言えます。
雛祭りの話に戻しますが、今も雛祭りって行っているのでしょうか?
ひな人形って飾るときに場所も取りますし、出したり、片づけたりするのも大変ですし、1年に1回のために保管スペースも確保しないといけません。
ひな人形で検索すると、以下のようなコンパクトなものも販売されています。
更には今時で、以下のような掛け軸のようなものまであるようです。
しかし、昔から、つるし雛というものが、あったようです。
- つるし雛の風習は江戸時代後期の頃を発端として、愛する子供や孫のため、手作りの雛飾りで、初節句を祝おうという親心から生まれたもので、現在では全国的に知られています。つるすものは女の子の生活に必要なものを作ったと言われ、人形類、野菜や果物、花、手まり等があります。これは子孫繁栄、家族の幸せ、人の輪を表していると言われています。
雛祭りは、子供に災いが降りかからないようにといった気持ちが大切であり、高い人形を飾ることが大切なのではないということです。
- ひな祭りで子供に災いが降りかからない様にという家族の願いや、人生の幸福が得られる様にという気持ちを込めてひな人形を飾るようになりました。
上の文を読んでいて思い出したことがあります。
小学校、いや幼稚園に入る前、とにかく、かなり小さな時だったと思います。
川に行くと、小さな船だったか皿のようなものに乗せられた、ひな人形が流れてきていたので、これを川に入って取って、家に持って帰ったんですね。
すると、やたらと叱られました。
これ、流し雛といって、無病息災を祈って流しているものなんですね。
病気が治りますようにという思いも含まれているようで、そんな切実な願いがかけられたものを持ってきてしまったので直ぐに川に返してきなさいと、かなり強く叱られました。
最初に、雛祭りの思い出が、ほぼありませんと書いてしまいましたが、覚えていないようで、書いているうちに、色々と覚えているものです。
まぁ、雛祭りに参加したという思い出がないのは間違いありません。