関数電卓が使えない・・・
資格試験で電卓が必要になるのですが関数電卓が不可だとのこと。
家にも会社にも電卓というと関数電卓しかなく、スマホに電卓はありますが、資格試験でスマホが使えるはずもありません。
仕方なく電卓を買おうと考えて、Amazonで検索してみました。
最初に見つかったのは、以下のものです。
安いけど平方根の計算ができない
Amazon Choiceで782円。
安いし、この価格で表示部の角度も変えられるし、これで良いかな?と思って電卓のボタンを見てみると、 √ 平方根のボタンが見当たりません。
今回、平方根の計算は必須なので、これは使えません。
スタイルが2種類あり10桁と12桁。見ていたものは10桁でした。
12桁だとルートあるのかな?と思って12桁のリンクをクリックすると・・・
同じでした。
電卓探しの旅へ・・・
一般電卓といっても探すとなると簡単ではない予感がしてきました。
資格試験のサイトに利用できる電卓の写真が出ていたことを思い出したので、それと同じものを買えばいいかと考えて見に行くと画像が小さくて型式まで見えません。
とりあえず、配置されているボタンで四則演算以外に使用するものだけを確認しました。
- GT
- +/-
- √
- →
- CA
- CM、RM、M-、M+
- C
- %
- CE
そしてメーカーはSHARPでした。
SHARPのサイトで同じものを探せば調査完了と考えて電卓のサイトにいくと・・・カテゴリーが4つあります。
- 実務電卓
- 関数電卓
- カラー・デザイン電卓
- 特定用途向け電卓
この4つの中だと、実務電卓だと判断し、クリックすると更にカテゴリーがあります。今度は、6つに増えています。
- 経理・事務仕様
- グリーン購入法適合
- 軽減税率対応
- ベーシック
- ハンディ・手帳
- デスクトップ
経理・事務仕様かな?と考えて、写真を見て行くと、少し違いますが似たようなものが見つかりました。
SHARP EL-N942-x ナイスサイズタイプでグリーン購入法に適合。
ボタンも同じものが全て揃っています。
これこれ!と型式をコピペしてAmazonで再度検索。
電卓って高い・・・
価格を見ると3,309円?
782円から3,309円に大幅アップしています。
安い電卓と高い電卓の違いって?
何が違うのだろうか?サイトに表示されている機能を比較してみました。
上側1段が、安い方。下側2段が、高い方です。
気になったのは以下の機能です。
- 早打ちと高速早打ちの違い
- サイレントキー
- スカルプチャーキー
- アンサーチェック
早打ちと高速早打ちの違い
「早打ち」というのは、すばやい入力をするために、先に押したキーを離す前に、次のキーを押しても入力を受け付ける2キーロールオーバー機能ということです。
「高速」が付くと1秒間に入力できる回数が増えるようです。
サイレントキー
サイレントキーはキーを押した時の音が静かだというものです。
電卓が使える資格試験の会場では、電卓のキーを打つ音が凄いらしいのですが、自分だけが静かでも仕方ないですよね。
スカルプチャーキー
スカルプチャーキーというのは、指先がスムーズに動かせるキー形状になっているということで、こちらもキー入力を早くするためのものです。
今回は電卓の資格試験ではないので高速に入力できる必要もないかな?とは思いました。
アンサーチェック
最後に、アンサーチェックですが、アンサーチェックモードにして計算を行って=を押すと1回目の計算結果が自動で記憶され、もう一度、同じ計算をして=を押すと1回目の計算結果と自動で比較して同じであればOKを画面に表示してくれるというものです。
複雑な計算で検算するために2回繰り返す場合に、1回目の結果を記録しなくても良いので便利な機能かもしれません。
以下は、上記を調べている間に気になったことです。
2色成型仕上げ
普通はキーの文字部分は印刷仕上げですが、印刷だとどうしても使用している間に印刷部分が擦れてきます。2色成型はプラモデルでも採用されている材質自体に色が着いているというものです。白い材料を使って文字部分を成型するため印刷とは異なり文字が消えるということがなくなります。
何となくですが高い電卓と安い電卓の違いは、キー入力が早い、静か、キー部分の材料や構造に工夫がされているという感じですね。
もっと高い電卓もあると思って探してみると、CASIOでプレミアム電卓というものがありました。
価格は何と、25,389円です。
この価格だと、タブレットPCが買えます。
【出典】カシオ
高い電卓=構造面に工夫がされているものということで間違いなさそうです。
高い電卓は、電卓がないと仕事にならないというような方が持つもので僕のように資格試験のためだけであれば、そんな高価なものは不要という結論に達しました。
しかし、調べている内に、どうせならもう少し真剣に調べてみようと考えました。
電卓のキー配置がメーカーで違う
調べていく内に、SHARPとCASIOで電卓のキー配置が違うことに気が付きました。
電卓というと、もう一社、CANONも有名なのでこの3社の電卓のキー配置を比較してみました。
数字キーが左側に集まっているSHARP式と、中央に集まっているCASIO式に大きくわかれるようです。
CANONはSHARP式のようです。
調べてみると、CITIZENの電卓もSHARP式でした。
ちなみに、僕が使用している関数電卓はCASIO製ですが、キー配列はSHARPタイプでした。
異なるのはキー配置だけではなかった
キーの表示、更には機能まで異なるものがあります。
資格試験で概ね使えそうなキーのみに絞ってあります。
CASIOでは、AC(オールクリア)キーが、SHARPだとCA(クリアオール)キーになっています。しかも機能も違っています。
SHARPは電卓内全てを消去するのですが、CASIOは独立メモリーの内容以外が消去です。
資格試験で使用する場合には電卓の機能や、大きさ(サイズ)まで制限がある場合もありますので確認しておく必要があります。
選択基準
長くなりましたが、どうやって選択しましょう?
普通の電卓をよく使用している人(経理業務に携わっている人)に確認したり、インターネットで調べたりして、どんな電卓が良いのかを確認してみました。
共通するのは以下の内容でした。
定数計算というのは、決まった数字(定数)を連続して使って計算させる時に便利な機能です。
機能は同じなのですが、操作方法が異なるので、こちらも自分に合った操作方法ということになると思いますので、以下を参照していただければと思います。
SHARP製は、以下を参照願います。
CASIO製は
使い方に関する具体的な内容については、次の、安い電卓と高い電卓の違いって?(使用編)で説明したいと思っています。
SHARPとCANONどちらがいいの?
結局、SHARP、CANONどちらがいいの?という問いに関しては、人によって異なることなので、どちらが良いとは言えないと思います。
今、説明しました定数計算の方法や、キー配置、キー表示の違いというのは、これまで使ってきた電卓がどちらのメーカーだったのか?とか環境によっても異なる訳です。
ということで、SHARP、CANON共に実際に使っている人の電卓を見せてもらったり、使わせてもらったりして自分がどちらに合っているのかを確認してみました。
これまで早打ちとは無縁の電卓の使い方をしてきたので、早打ちができないので、自分で確認するということができません。
早打ち機能のない電卓でも何の問題もないんですね(笑)
早打ちは、1~10までを順番に足していくという方法で試したのですが、早く打とうとすると、入力ミスが増えてしまいます。このため今の自分には、早打ち機能は不要だという結論ですが、SHARP、CANON共に早打ちの機能に、どちらが自分に合っているのか?ということはないと判断しました。
打ちやすさについては、今の関数電卓がSHARPタイプなので、SHARPの方が良いのかと思ったりもしたのですが、実際に使ってみるとどちらも慣れていないこともあり、どちらが打ちやすいか?と言われると、どちらも同じかな?っていう感じでした。
SHARPとCASIOで比較してみる
ということでSHARP、CASIOでそれぞれ候補を1つあげて比較して決めることにしました。
まず、SHARP製ですが、以下の電卓が、上記の条件をクリアし、2,000円程度で購入できるのですが、計算式の訂正機能があるんですね。
普通に使うのであれば、便利な機能ですが、資格試験によっては、この機能があると持ち込めないものもあるので、断念しました。
資格試験以外なら、これを選んでいたと思います。
ということで次の候補を探したのですが、上記の一つ上の型式になると3,000円を超えてしまいます。
仕方なくカテゴリーを変えて探していると、以下の電卓が見つかりました。
価格も2,000円ちょっとなので、SHARPの第一候補にしました。
次はCASIOです。
こちらは、本格実務タイプで探すと、Amazonでも、7,000円を超えるような電卓ばかりだったので、SHARPと同様にカテゴリーを変更してみました。
すると、SHARPと同等の機能で、価格も300円程度高い2,300円程度のものが見つかりました。
比較表は以下の通りです。
欄の背景色が青色の箇所は優位箇所です。
基本的な機能については、どちらも遜色ないのですが、今回比較したものは、SHARP製の方が優位な個所が多かったので、SHARP製を選びました。
実際に使ってみてみた結果については、「使用編」として書いてみたいと思います。