自動販売機が減ってきているそうです。
2018 年末の自販機及び自動サービス機の普及台数は、423 万 5,100 台となりました。主力分野は飲料自販機で、全体の約 57% に相当する 242 万3,800 台で推移し、前年より 0.8%の減少となりました。台数減の主な要因としては、夏場の猛暑により中身商品の売上は増加したものの、現在社会問題となっている人手不足が管理運営業者にも影響し、採算性の低いロケーションから撤去が進んだことが挙げられます
https://www.jvma.or.jp/information/fukyu2018.pdf
【引用元】
- 日本自動販売システム機械工業会
確かにたばこの自販機を見かけなくなりました。
上記によると、ピーク時は63万台設置されていたそうですが今は、約15万台です。
禁煙の流れから会社でも、たばこ自販機を撤去していますし、何より、taspoのような成人識別装置が導入され、自販機があっても手軽に購入できなくなったことが大きな原因だと思います。朝、コンビニに行くとたばこを大量に購入している方をよく見かけるのでコンビニに流れたのは間違いないのでしょう。
人手不足だから自販機だと思うのですが、自販機の管理運営会社も人手不足ということで売り上げの少ないところが撤去されて減っているというのも皮肉なものです。
自動販売機というと、飲料水、たばこというイメージがありますが、実際には、駅での券売機とか食堂での食券、コインロッカーやコインランドリーも自販機の一つのようです。変わったところでは、就職情報自販機、パソコンソフト自販機というものもあるようです。
コンビニの人手不足についても、コンビニ全体を自販機にしてしまえば、品物を供給するだけ済みそうなものですが、コンビニで行えることが広くなりすぎていることで人がいないとできないこともあります。コンビニで今、人がいないとできないことで僕が思いつくだけでも以下のようなものがあります。
- 宅配便の発送・受け取り
- 公共料金等の払い込み
- チケットの発券処理
それでも24時間無人というのは無理だと思いますが、9時~17時までは有人にするとか方法はあると思うんですよね。いずれにしても自販機というのはこれから、人手不足の解消には必要なものになると思います。
以前にも紹介しましたが、新たなコンビニのあり方検討というのも進んでいます。
短期間で働き手が増えることはありませんので、 日本のお家芸ともいえる、自販機を活用することは必要不可欠だと思います。