台風はどのように発生するのでしょうか?
そして、なぜ、一度、西の方に向かうのに、途中から東に流れ日本に向かってくるのでしょうか?
まず、台風ができる場所からです。
台風の発生する場所は、赤道に近い南の海上で発生します(フィリピン沖当たり)
赤道に近い南の海では強い太陽が照りつけて海水の温度が高くなります。
湿った熱い空気がたちのぼり水蒸気が発生します。
水蒸気は空気より軽いので上昇します。
そして反時計回りに回転しながら上昇していきます。
水蒸気が上昇すると、上昇気流が発生します。
水蒸気と一緒に空気も上昇するので空気が少なくなります。空気が少なくなると気圧が下がります。熱帯で生じた低気圧のことを熱帯低気圧と呼びます。
水蒸気はかなりの高さ(10~15Km程度)まで上昇します。
上空は低温のため水蒸気が冷やされて水滴になります。
水滴が集まることで積乱雲に変化します。
積乱雲の中心付近の風の強さが秒速17.2メートルを超えると熱帯低気圧が、台風に変わります。
台風は自分自身で移動することができません。このため赤道付近に常時発生している貿易風により西に流されます。そして北緯30度を超えると貿易風が弱まり北緯30度から60度の辺りに発生している偏西風により東に流されます。
これが丁度、沖縄県の辺りで生じます。
このため、台風は偏西風に流されて日本に向かってきます。
偏西風と貿易風がどのような仕組みで発生しているのかは以下の動画が、凄くわかりやすいので、興味のある方は、そちらを参照してください。
【参照元】