アメリカの経済・金融情報の通信社であるブルームバーグが発表した各国の健康度を評価したランキングが発表されました。
【参照元】
1位はスペインで、10位のイスラエルというのは少し驚きました。
そして、日本は堂々の4位で、アジアでは1位ということですね。
このランキングですが、平均寿命などに基づいてスコアを算出し、喫煙や肥満といったリスク要因は減点した。公衆衛生やきれいな飲料水といった環境要因も考慮に入れているそうです。
つまり、平均寿命がベースということですね。
しかし、確かに日本の平均寿命は長いと思いますが、本当に日本は健康なのでしょうか?
以下のグラフをみてください。
日本の医療費と人口の推移グラフです。
【データ参照元】
人口は減っているのに医療費は、ほぼ右肩上がりです。
2016年で見てみると、総人口約1.2億人で、医療費は42兆円です。
一人あたりに換算すると、33万2千円です。
日本の国家予算(一般会計)が約100兆円なので、医療費の凄さがわかるかと思います。1989年は、総人口は2016年とあまり変わりがありませんが、医療費は19.73兆円で、一人あたりに換算すると約16万円なので、半分以下ということです。
その内訳はというと・・・
【引用元】
7割以上が以下診療医療費で、入院と、入院外がほぼ、半分ずつということですね。
あと、薬局調剤医療費の18%というのも気になるところです。
医療費が増えているのに健康というのは、
何か違うような気がします・・・
では、医療費の少なかった1989年と医療費が多い2016年で平均寿命はどれくらい違うのでしょうか?
【引用元】
平成2年(1990年)と平成27年(2015年)での比較になります。
1990年
男性:79.13歳 女性:84.71歳
2015年
男性:83.76歳 女性:89.79歳
男性で、4年、女性が5年位寿命が延びていますね。
しかし、病院に行く人が増えたから寿命が延びたというのは、無理があるような・・・
【データ参照元】
一人平均、33万円の医療費に対して、国民健康保険は年収が500万円以上だと保険料の方が高くなる計算です。(日本の平均年収については以下の記事を参照願います)
こんな保険ってありますか?
しかし、保険料が高くなったのは、医療費が約30年で人口があまり変わりないにも関わらず、2倍以上の医療費が使われているからです。
医療費を国会予算の約半分も使うから保険料が上がるのです。
社会保障に割り当てられる予算が増えるのです。
その結果、消費税が上がったりするのですから、医療費を下げた方が得策だと思うんですよね。
病院に行くと楽しそうに大声で話している方が時々います。
それだけ元気なら病院に来なくても良いのでは?と思えるくらい大きな声なんです(笑)
消費税が上がるのは仕方ないと意見も多いようですが国民の税金の使い方についても、しっかりと考えていかないと、税金ばかりが高くなり、本当に75歳になっても働かないといけないという事態に陥る可能性があると思います。
医療に関しては、自分のためにも使わないと損だという意識は捨てる必要があると思います。
飲み忘れの薬がないか、病院や薬局で聞かれていると思いますので、余りがあれば、その旨を伝えて頂くだけでも、医療費は、かなり変わってくるはずです。
政治家だけに国のことを任せるのではなく、国民も将来のことを考えて税金の無駄遣いをやめていくことで、未来は変わるはずです。
以上の内容をふまえて、是非、社会保障について以下の動画を見ながら、考えてみてください。
【参照元】