足が悪いのに市役所で受け取り
金沢市で在宅の「重度」障碍者の方に対してタクシーチケットの交付を行っているということです。これは、障碍者の方にとって助かる制度だと思うのですが、交付方法が気になりました。
金沢市では、在宅の重度障害者の方に対して福祉タクシーチケットの交付を行っています。
【対象となる方】
【助成内容】
- 36枚(身体障害、知的障害)または24枚(精神障害)綴りのチケットを年度に1冊交付します。
- 一度の乗車につき一枚の利用となりますので、タクシー乗務員に手帳を提示したうえでチケットを渡してください。
- 小型車の初乗り運賃が助成限度額となります。
【申請に必要なもの】
- 身体障害者手帳、療育手帳、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)のいずれか 印鑑 直近の住民税が他市町村で課税されている方は、所得・課税証明書
【申請窓口】
- 市役所1階81番〜86番窓口(福祉と健康の総合窓口)
- 泉野・元町・駅西の福祉健康センター、市民センター(市内11カ所) ※継続申請の場合のみ
身体障害者手帳を提示すればタクシー料金は1割引きになりますが、タクシーチケットで小型車の初乗り運賃が無料になれば助かります。
実際に利用している方に話を聞いてみると、タクシーチケットは市役所や福祉健康センターの窓口まで行って申請に必要なものを提示しないと、交付してもらえないそうです。
これは毎年、受け取りに行かないといけないそうです。
郵送で必要書類を送れば、郵送で送ってくれても良いと思うんですよね。
足が不自由で歩くのが大変だからタクシーチケットが必要なのに、それを受け取るために辛いのを我慢してバスに乗り、更にバス停から数百メートルも歩いて市役所まで足を運ばないといけないというのは、どうなんでしょうか?
障害者医療費助成制度
もう一つ、障害のある方が、健康保険を用いて医療を受けたときの自己負担分を助成する障害者医療費助成制度があります。
<対象者> *所得制限があります。
●65歳未満
(1)身体障害者手帳1〜3級の方
(2)療育手帳AまたはBの方(療育手帳Bの場合、入院費のみ助成)
(3)精神障害者保健福祉手帳1級の方
(4)知能指数(IQ)が35以下と判定された方
●65歳以上
(1) 身体障害者手帳1〜3級の方
(2) 身体障害者手帳4級の音声・言語機能の著しい障害または4級の下肢機能障害の一部の方
(3) 療育手帳AまたはBの方(療育手帳Bの場合、入院費のみ助成)
(4)精神障害者保健福祉手帳1級の方
(5) 知能指数(IQ)が35以下と判定された方<助成方法>
障害者医療費受給者証を提示することにより、県内の医療機関では無料となります。*県外医療機関受診分や他公費医療の一部負担金を医療機関の窓口で支払った場合などは、償還払いとなります。
(償還払いとは、一旦医療費を支払い、助成金申請をすると、後日払い戻しされる方法です。)
申請期間は診療月の翌月から5年間です。<助成申請の手続きについて>
市役所1階(福祉と健康の総合窓口)または福祉健康センター、市民センターで手続きができます。以下のものを持参してください。
これ、一旦は自分で支払う必要があります。
その後、また足が悪いのに市役所にまで行って申請を行います。
これで、振り込まれるのは、数か月後です。
医療費って決して安くはないので、本当は直ぐに支払って欲しいんですよね。
図書館の郵送貸出
図書館では、障がいを持っている方に読書を楽しんでいただけるよう郵送貸出を行ってくれるそうです。
これは、電話でも申し込みができるみたいです。
しかも、郵送料は図書館が負担してくれます。
- 窓口または電話・FAXなどでお申し込みください。(代理人可)
※氏名・生年月日・障害者手帳番号などをお聞きします。 - 返却は、最寄の郵便局にお持ちくださるか、配達を受け持つ郵便局に自宅まで取りに来てもらってください。(郵送料は図書館が負担します)
役に立たないマイナンバーカード
他にも色々なサービスがあるはずですが、調べるだけでも大変です。
そして、全てが図書館の貸し出しサービスのようにはいかず、申請を行う都度、窓口まで行かないといけない場合が多いようです。
市役所は平日でないと営業していないので仕事を休んで行くことになります。
休んだからとその分の手当てを市が支給してくれるわけではありません。
こんな時こそマイナンバーカードが使えると便利だと思うんですけど、役に立ちません。
マイナンバーカードから、自分に適合するサービスだけが全てピックアップされて表示されるとか使い道は色々とあるはずです。