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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

機能性表示食品とは?

企業責任の科学的根拠?

小林製薬の機能性表示食品「紅麹これ捨てヘルプ」いや、「紅麹コレステヘルプ」は自主回収となった。

「紅麹コレステヘルプ」のパッケージを見ると、悪玉コレステロールをさげる。L/H比をさげるといった「効能」とも取れるような表記が多くみられる。

「機能性表示食品」

  • 事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品で、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたもの。
    ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたもの
    ではない。

似たようなものに、「特定保健用食品(トクホ)」や「栄養機能食品」がある。

「トクホ」

  • 健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可している。

「栄養機能食品」

  • 一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給・補完のために利用できる食品。すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができる。

トクホは、国が許可したもの、栄養機能食品は、既知の根拠があるものが含まれたもの、そして、機能性表示食品は「企業の責任」で根拠が確認されているものという感じだ。

この中で一番、リストの高いのが、「機能性表示食品」

販売する企業の責任においての「科学的根拠」なので第三者による客観的な調査が行われていないものになる。

今回、問題になっている、小林製薬の紅麹は「機能性表示食品」なので小林製薬の責任においての科学的根拠で機能があると表記されたものになる。

そう考えると、「機能性表示食品」というのは信頼できる企業のものでないと、何が含まれているのか、わかったものではないという心配がある。

小林製薬は個人的には信用していないので、口に入れるものはこれまで小林製薬という名前で購入してこなかった。

会社名に「製薬」という名前があると品質面については信頼できると考えてしまいがちだが、小林製薬に限っては、それが当てはまらない。

なぜなら小林製薬の製品は「あったらいいなをカタチにする」ということだが「あったらいいな」=「企画」は優れていると思うが、「カタチにする」=「技術」に関しては、実際に使うと、名前に偽りありという経験しかしたことがないので評価できない。

そんなことから、「小林製薬=製薬会社ではない」というイメージを持ってしまった。

しかし、今回の紅麹のような問題まで起こすとは正直、予想してはいなかったが、今回の件で、更に「小林製薬」に関しては警戒心が強まってしまった。

また「機能性表示食品」と記載されているものも、今後は購入を控えないと危険だという気持ちも芽生えてしまった。

国も、小林製薬の件で「機能性表示食品」の基準については見直すことになるだろうから、どのような基準になるかで変わるとは思うが、現状は「危険」というのが自分の認識で、今回の記者会見での社長の言動を実際に見て、それは確信に変わった。

 

 

ゼロリスク思考かぁ~

内閣府が発表した調査結果が話題になっている。

独身20代のうち、女性で25%、男性だと40%がデート経験がないという。

更には以下のような調査結果も出ている。

  • 20代男女の半数が恋人がいない
  • 30代の4人に1人が結婚願望がない

これは、収入が低いため、余裕のある生活をするには独身の方が有利、国をあげて多様性(恋愛・結婚の自由)を強調したといったことも要因の一つにあるのかもしれないが、その中に、「ゼロリスク思考(志向)」を重視する人が増えているということある。

これは、あらゆるリスクを排除し、リスクが全くない状態を追求し続ける考え方のこと。

ゼロリスク思考の人の特徴として以下のようなことがある。

  • 失敗や自分が傷つくことを恐れる
  • リスクを過剰に評価する
  • 変化を嫌う
  • チャレンジ精神がない
  • 責任を負いたくないので偉くなりたくない
  • 仕事でも失敗を怖れて指示待ち
  • 面白くないものを見て時間を無駄にしたくない

ゼロリスク志向は、一見すると安全な考え方のように見えるが、以下のようなデメリットもある。

  • 何も行動できなくなる
  • 成長の機会を失う
  • 可能性を狭める
  • ストレスを溜める

リスクを回避するという考え方自体は人として当たり前のことなので、何もいうことはないが、これが過度になってしまうと、どうなの?っていう感じがする。

例えば、男性が女性と話をしていたとする。

男性は、その女性のことが好きだった。

女性が美味しいパスタって、なかなかないんだよねぇ~という話になった。

男性は自分が行っている店で美味しいと思っている店があった。

しかし、ここで、その店のことを言えばどうなるか?

「その店、知ってるけど、美味しくなかった」と言われるのではないか?

いや、知らなかったら一緒に行くことにならないか?

そして、一緒に行って実際に食べて「美味しくなかった」と思われたらどうしよう?

こんなパスタを美味しいと思っているような人とは合わないと思われたらどうしよう?

好きな人に拒否されたり、悪く思われて「大きなショック」を受けるなんてことは絶対に避けたかった。

その結果、「俺ってパスタなら何でも、美味しいと思えてしまうからなぁ」と自分が推している店のことは言わなかった。

この男性は、ここまでリスクしか考えていないので、結果的に好きな人と食事に行くチャンスを逃すことになっている。

ゼロリスク志向は、リスクを回避する代わりにチャンスを失うことになる。

今回の例だと、好きな人と一緒に食事するチャンス、仮にうまくいかなかった場合に、失敗を経験として自分自身を成長させるというチャンス。

つまり、ゼロリスク志向などと横文字で恰好をつけているが昭和の言葉なら「意気地なし」「根性なし」ってことになる。

これは、個人に限ったことではなく、そういう志向の人が増えてきたことで日本の企業も同様にゼロリスク志向に変わったように思う。

1番じゃなく2番が良い等と言われるようになった時代から始まっているように思う。

石橋を叩いて渡れば良いが、叩くだけ叩いて結局、渡たるとリスクがあることがわかると渡らないというのが今の日本企業のスタイル。

リスクを回避するのが悪いと言ってるわけではなく、目の前にチャンスがあるのに、あれこれ、もっととらしいリスクを上げてチャンスを手に入れようとしない消極的な姿勢個人だけではなく企業にも現れているのは残念なことだと思う。

別の視点だとコロナ禍は過ぎて今ではマスクの着用は不要になっている。

それでも、マスクをつけている人がいる。

もちろん医療従事者などマスクを着用しなければならない場合は除外するが、自主的に今でもマスクを着用している人というのは、マスクを外すことで何らかのリスクが生じると考えて続けているのだと思う。

ゼロリスク肯定派の意見

成田悠輔氏は自分もゼロリスク思考で人と会うのも面倒だという。

自分が寝ていて遅刻するかもしれない・・・会ってしまうとグダグダ長引いて帰りたくなっても帰れなくなったりとか、そういうの凄く嫌で人とも会わないし、デートなんてまさかみたいだと話している。

仕事とかもあまり出世とかはしたくないんですよ。めんどうなので、普通に偉くなったりすることに全く興味がない。

選択肢が少ない時代はリスクを負わざる得なかった。

このため、古代人はマンモスと戦ったり、突然船に乗って、海の向こうに行ったりして死んだりしていた。

それと比べると、ゼロリスク思考の若者に驚いたり、批判している人達もリスクを背負っていないので、段々と世の中が便利になるにつれてリスクを背負わなくても幸せに生きていける

これに対して、以下のような問いを投げた人がいた。

  • 恋愛を怖れる→出会いがなくなる→少子化に繋がっていくことになると思いませんか?

これに対する成田氏の答えは・・・

それは自然なことだと思いますね。

恋愛なんて100年とか200年変わっていないんですよ。

進化してくれなくて性能も悪い人間の相手して恋愛するんだったらゲームしたり、ガンガン進化してくれる3D AVとか見ている方が楽しいですよね?

成田氏の意見は、なるほどと思う部分もあるが、結局は自分さえ楽しければ、それでよくて、今の子供たちの将来のことは考えていないように感じた。

 

 

翌日着る服は前日に

衣装を着て帰る?

朝の情報番組を担当しているアナウンサーが、「前日に次の日の衣装を着て帰る」ことで私服を会社に着てこないという方法を先輩から学んだという話をしていた。

これを聞いて、なるほどと思った。

朝の情報番組なので深夜に起きて出かけないといけない。

服を選んでいる時間が惜しいし何より面倒な気持ちは、よくわかる。

深夜に起きて、時間のない中で今日は何を着ていこうか?、これを着たのはいつだっけ?等と毎日考えるのは面倒だと思う。

衣装を汚す心配は?

しかし、冬だとコートなどを羽織るだろうから衣装を汚すといったことはないと思うが夏場などは衣装の上に羽織るなんてことは暑くてしないだろうから汚してしまうのではないか?と心配になってしまう。

衣装だと私物ではないので何かあった時に問題になるといったことも考えてしまうが、今の20代の人は、現実問題として発生する可能性の低いリスクよりも、現実的なメリットの方が勝ってしまうのだろう。

会社員でも制服の場合だと会社で着替えるのが面倒だからと制服のまま帰って、翌日、また着てくるということは当たり前になっているが、制服と衣装は少し違うような気がする。

衣装でなくても

普通の人は衣装なんてこのようなことは、アナウンサーに限ったことではないようだ。

子供を寝かせる際にパジャマに着替えさせようと嫌がる場合がある。

少しでも嫌がる子供の着替えの回数を減らそうと、パジャマの代わりに、翌日に着る服を着せて寝かせるという親もいるようだ。

子供が着ている服は「柔らかい素材」なので「しわ」にならないので見た目的にもOKだ。

パジャマだと何日かに1回の洗濯になるが、服だと毎日、洗濯することになるので衛生的なので一石二鳥だ。

自分も同じ

考えてみれば、自分も前日に着る服や下着類は全て準備してしまっている。

正確には、朝、洗濯したものを帰って来たときにタンスやクローゼットに片づけても、翌日には直ぐに使うので、片づける意味がないからと、翌日に着ていくものと一緒にハンガーに吊るしている。

そうすると、朝、慌てることがなくなる。

「余裕がある時に事前に準備しておく」ことで事前に確認ができるので、うっかりと靴下をビジネス用ではなくプライベート用を履いてしまうといった失敗もなくなる。

どうせ、やらないといけないことなら、慌ただしく行うより、余裕をもって行う方が精神的にも楽だ。

また余裕がなくなると、余計なことを考えたりして判断を誤ってしまうので、余裕がある時に考える・行動するというのが基本だと思う。

自分にはない発想

それでも衣装を着て帰るという発想は自分にはなかったので、今時な発想だよな。

最近、政治家だったか官僚が、ゼロ金利を解除したにも関わらず、円高にはならず、逆に円安が進んでしまったことから「あらゆる選択肢を排除せずに適切な対応をとる」といったことを発言していたが、まさにその通りだと思った。

自分は衣装は汚してはいけないので、実際に使用する時以外は着てはいけないということから着て帰るという選択肢は最初から排除されていた。

しかし女子アナは合理的という観点から前日に着て帰るという発想ができた。

衣装を着て帰るのは良くないという自分の考えは変わらないが、その発想が最初からなかったことに関しては凄く悔しかった。

経験を積めば積むほどリスクが頭に浮かんできて、その時点で諦めてしまうことが増えてきた。

その結果、以前よりも柔軟な発想ができなくなったように思う。

またリスク優先で考えてしまうことから自分もゼロリスク志向の仲間入りを果たしたのか?と不安になっていた。

そんな時に今回の件を知って、更にゼロリスクへの疑いは強まった。

 

AIが戦争にも使われているのか・・・

検索に要する時間が大幅に短縮された

生成AIの進化が劇的に成長を遂げていることで、今後、仕事や生活も大きく変わっていくんだなぁと実感できるようになってきた。

自分の中での一番の変化は、これまでは、何かを調べる時には、Googleでキーワードを指定して検索していた。

これだと、求めている情報に到達になかなか、到達しない。

求めている情報が検索結果に表示されているサイトに全て揃っていればよいが時には、一部しかなく、不足している分はまた別のサイトで探すことになる。

このため、検索結果より、いくものサイトを順番に確認していってようやく求めている情報が得られるということもある。

しかし、「Chat-GPT4」や「Gemini」(以下、「彼ら」と記載)で先に確認することで概要を得ることができる。

たとえば、

今日のニュースを教えてと質問すると・・・

ちゃんと、今日(4月1日)現在の主なニュースを教えてくれる。

はい、今日4月1日の主なニュースをお伝えします。

国内

国際

  • ロシア 新たに15万人を徴兵へ
  • 仏 ウに装甲車新たに供与へ
  • ウの電力供給が深刻 露の攻撃で
  • 失うの怖い? 露の新型戦車現れず
  • なぜロシアはISに狙われたのか
  • 英国王 復活祭礼拝に出席
  • 紅麹原料で? 体調不良3人に 台湾
  • 米大統領が「冒瀆」とトランプ氏

その他

  • 男子ゴルフ 中島啓太がヨーロッパツアー初優勝 通算17アンダー
  • プロ野球結果】阪神 開幕3戦目で今シーズン初勝利

地域

天気

  • 金沢市は晴れ、最高気温は18度、最低気温は10度

詳細については、各ニュースサイトをご覧ください。

何か特定の分野のニュースに関心があれば、お気軽にお知らせください。

【出典】https://gemini.google.com/app

現状、「彼ら」が出した答えが100%正しいことは、まずない。

内容によっては、「彼ら」は何を根拠にそんなことを言っているのだ?と思うことも少なくない。

しかし、逆に考えると、「彼ら」がおかしなことを言っている場合は、自分の質問が悪いか、そもそも求めている情報が少ないことが予想される。

まずは、自分の質問の内容を吟味して言葉を変えてみる。

こうやって質問が適切かどうかを「彼ら」に確認して検索を行うようにしたことでGoogleでの検索時間は格段に減った。

セキュリティソフトのAI

また、セキュリティソフトでも、最近は「AI」が使われるようになってきた。

その結果、ひと昔前の「パターンファイル」と一致するかどうかを比較することで「危険」か「安全」かを判断していた方式から、パターンファイルを使用せずにAIが判断したり、更には挙動をAIが監視したりして「危険」か「安全」かを判断するようになってきた。

このため、AIが誤った判断を行った場合に原因を調査するのが困難になってしまった。

開発元に「誤検知」ではないか?と問い合わせると、開発元は「過検知」という言葉を使って返してくる。

そして、原因は「xxxxと思われる」というような曖昧な表現で返ってくる。

これまでのパターンと一致するかどうかでの判断ではなく、AIは色々な情報を駆使して判断を行っているので、どこで判断を誤ったのか?と原因を調べようとしても簡単に行えるものではなくなった。

戦争でもAI

朝日新聞オンラインで「戦争を変えるAI、まるでゲーム 次々割り出す標的、悲惨さ増す前線」というタイトルの記事を読んだ。

AIが色んな情報を分析して敵が侵入してきたことを検知すると司令官に報告してくる。

指令官が詳しい映像を提供して欲しいとチャット形式で指示を出すと、AIは、どのような手段で撮影するか?の選択肢を提案してくる。

司令官がドローンを使ったものを選択するとドローンを発進させ撮影に向かう。

撮影が終わると映像が映し出される。

これで敵の規模や戦力が掴めた。

同時に自軍の戦力についても表示されている。

司令官は攻撃パターンを出して欲しいと言うとAIは空、地上、砲撃の3つのパターンを出してきた。

司令官は地上からの攻撃を選択すると地形の状態を表示する。

司令官は攻撃ルートを求めるといくつかのルートを提案するとともに、AIが最も勧めるルートが白い点線で表示されている。

追加で敵の通信を妨害することができないか?というオーダーを出すと、その内容を踏まえて最終の作戦計画を表示してくる。

あとは、実行するだけで作戦が開始される。

記事のタイトルの通り「まるでゲーム」がピッタリの表現だと思った。

ゲームで実際に命が失われることはないが、これは違う。

ゲームのように命が失われていく・・・

ゲーム感覚になれば罪悪感も何も感じないのではないだろうか?

しかも、これと同じものが既にウクライナでも使用されているというのだから、恐ろしい時代だ。

【出典】戦争を変えるAI、まるでゲーム 次々割り出す標的、悲惨さ増す前線:朝日新聞デジタル

ワイン選択に関する深い問題

2024年3月26日に「芸能人格付けチェック BASIC~春の3時間スペシャル~」が放送された。

最初のチェックはワインだった。

赤と白を飲んで赤ワインを当てる

赤ワインはスペイン産「ベンヘ・ティント」(3200円)で、ソムリエは「軽く燻したような香りと角なない酸と冷涼感のある落ち着いた味わいが特徴」と紹介。一方の白ワインは、ジョージア産「スリー・クヴェヴリ・テラスズ」(3400円)で、「芳醇な香りと旨味があり口に含むと滑らかな酸味が感じられるが、普段ワインを飲み慣れている人ならわかるはず」と話した。

正解者が1人だけ?

なんと、9人が、白ワインの「スリー・クヴェヴリ・テラスズ」を赤ワインだと選んでしまった。

正解したのは、歌手の前川きよしさん、ただ一人。

赤ワインと白ワインでは原料も違えば、製法も全く異なる。

決定的なのは、赤ワインがブドウの皮や種も一緒に果汁と共に発酵させるのに対して、白ワインは、皮や種は丁寧に取り除いて果汁のみを発酵させる。

このため、赤ワインはどうしても渋み・苦味が強くなる。

これに対して白ワインは、渋みや苦みよりも酸味や甘みが強くなる。

格付けチェックのワインコーディネータである、ソムリエの野口智香さんは、この白ワインのことを以下のように説明していた。

  • 芳醇な香りと旨味があり、口に含むと滑らかなタンニンが感じられますが、普段、ワインを飲みなれている方ならわかるはずです。

ワインのセレクトに疑問

いくらなんでも赤と白の違いを9人が間違えて、1人だけが正解するなんて結果が信じられなかった。

赤を白と思わせるには、白ワインで赤ワインを越える渋み・苦味があれば強い方を赤だと選ぶはず。

つまり、赤は白に近く、白は赤に近い。

そんなワインを選んだに違いないと思った。

調べてみると、スリー・クヴェヴリ・テラスズは、正確には白ワインではなく、オレンジワインと呼ばれるものだった。

オレンジワインと言っても、オレンジを原料にして醸造するわけではない。

白ブドウを使用して醸造するのは白ワインと同じだが、皮や種も一緒に発酵させるので醸造方法は赤ワインと同じになる。

このため、白でもなく、赤でもないオレンジに近い色で出来上がることからオレンジワインと言われる。

原料のみ同じで醸造方法は赤ワインと同じように作ったものを白ワインとして出してどちらが赤ワインか当てろというのは、卑怯だと言いたい。

それだけではない、赤ワインの「ベンヘ・ティント」で使われているブドウは、リスタン・プリエト種は白ワインの醸造でも使われる品種でタンニンが少ない品種になる。

これでは、赤ワインは白ワインのように感じられ、白ワインは赤ワインのように感じるのは当然だ。

間違えた9人は、恥ずべきことは全くない。

責めるべきはソムリエ

おそらく、正解した前川さんは、間違えた9人が感じたものを、感じることができなかっただけだと思っている。

責めるべきは、ソムリエの方だ。

オレンジワインだとか、白ワインのような赤ワインを選んでおいて、格付けチェックBASICなどと言うのは、偽りありと言わざる得ない。

そこまでして、大どんでん返しを狙いたいのか?と言いたくなった。

9人全員がオレンジワインを選んだということは、ソムリエの意図した通りの選択をしただけなので、むしろ正解したと言える。

今回の野口さんのセレクトにはがっかりした。

こんな卑怯なことを今後も行うのであれば、興味がなくなってしまう。

 

フランスのジョーク

クイズダービーから

TBSの「クイズダービー」を久しぶりに見た。

この番組、競馬方式で回答者を競走馬に見立てて、司会者が問題毎に、回答者に対して倍率を設定して参加者は、誰が正解しそうか?そして倍率をみながら、持ち点3000点を元に賭けていき、賭けた人が正解すれば、掛け点×倍率が返ってくるというもの。

16年間も続いた長寿番組だった。

個性的な出演者

クイズダービーの司会といえば、やはり大橋巨泉さん。(司会が徳光さんに変わってからは見たことがない)

回答者は「宇宙人 はらたいら」、「三択の女王 竹下景子」、「教授 篠沢秀夫」といった名回答者がいた。

特に「はらたいら」さんは、これは正解しないだろう?という問題まで答えてしまっていたことから、答えを教えているのではないか?と噂されるほどだった。

回答者が答えを書いている間のシンキングタイムには「草競馬」のBGMが流れていたが、この音が心地よかった。

さて問題です

クイズダービーのクイズとして取り上げられたフランスのジョークがある。

6月6日の午前6時に生まれた男が6666番の宝くじを買ったところ6万フラン当たりました。

そこで、競馬場に行き全て第6レースの6番の馬に賭けたのですが、さて結果はどうなったでしょう?

答えは、「馬が6着になってしまった。」というもの。

なぜ、6を選んだのだろうか?

最初に疑問を感じたのは、数字の6。

なぜ、数字の6にしたのだろうか?

日本だと、ラッキーセブンということで「7」になるが、ラッキーセブンは、野球に由来するもので、投手が7回になると疲れてきたり打者も投球に慣れてきて得点しやすい回だと言われているが、これだけではなく、米国での野球の試合で、7回に打った普通のフライが強風に吹かれてホームランになってしまった。

これによりチームの優勝が決まったことから「lucky seventh(幸運な7回)」と表現したという説がある。

いずれにしても、野球では7回に幸運が起きるということから「ラッキーセブン」という言葉が生まれた。

フランスでもラッキー7?

フランスは野球が盛んではないので、「ラッキーセブン」は関係ないがキリスト教では、7は完全な数字だと言われている。

これは神が世界を以下のように7日間で創造していったことが旧約聖書の「創世紀」で書かれている。

1日目:光と闇

2日目:天

3日目:陸地と海

4日目:太陽、月、星

5日目:水中の生き物と空の鳥

6日目:陸上の生き物と人間

7日目:休息日

しかし、フランスでも7は宗教的な意味合いで意味を持っているとは思うが、ラッキー7という感じではないはず。

ではフランスではジョークで使われた「6」がラッキー7のような特別な数字なのだろうか?

残念ながら数字の6は、特別な数字ではなさそうだ。

しかも、キリスト教において数字の6は不完全な数字とされている。

神が6日間で世界を創造し7日目に休息したことから、7は完全な数とされ、完璧を示しているが、6は7に1つ足りないことから不完全な数字になっている。

考えてみると・・・

考えてみれば、6月6日の午前6時に生まれた、6の申し子のような男が、更に6666という6尽くしの番号で宝くじが当たって、当選金が6万フラン。

これは、競馬でも大当たりするのでは?と期待させておいて、6着という落ちだった。

あくまで、ジョークであり教訓となるような話ではないので、7という完全な数字よりも1つ欠けている6の方が落ちとピッタリ合っているように思った。

誰が、このクイズを考えたのかは知らないが知識はなくても考えれば答えに到達できるというのはクイズダービーのような「大穴」という意外性が必要なクイズでは重要なことなので実にうまく考えられたクイズだと思った。

 

新潟の「くびき牛」が素晴らしかった。

日本の三大和牛といえば?

松坂牛、神戸牛までは、文句なしに決まるが、3番目となると、滋賀の近江牛か?山形の米沢牛で意見が分かれるかもしれない。

このため、三つの枠では足りないということで、五大和牛に広げると先の4つに加えて岐阜の飛騨牛が入ってくる。

和牛のルーツは但馬牛になる。

但馬牛とは、兵庫県但馬地方で育成されている黒毛和種の牛のこと。

全国の黒毛和牛の9割は但馬牛の血をひいていると言われる。

もちろん、松坂牛、神戸牛、近江牛も、但馬牛の血統になるので、和牛と言えば、但馬牛一択だともいえる。

個人的には松坂牛だった

三大和牛を述べよと言われると3番目で意見が分かれてしまうが、三大血統を述べよと言われると兵庫の田尻、鳥取の気高、岡山の藤良で大体がまとまると思う。

田尻系の特徴は肉質、気高系は増体(体が大きい)、藤良系はバランス(肉質と増体)と言われている。

自分が食べた中では松坂牛だけが首一つ抜けていて1番で、あとは甲乙つけ難いというのが正直な感想。

新潟のくびき牛

先日、新潟県のステーキ肉を頂いた。

パッケージには「くびき牛」と書かれてあり、舌で切れるくらい柔らかいので焼き過ぎ厳禁、味付けも少しの塩だけで大丈夫ですと言われた。

「くびき牛」という名前を今回、初めて知った。

その日の夕食として頂こうと、肉を取り出した。

肉の柔らかさが、触っただけで伝わってくる。

こいつは、ただモノではない・・・確信した。

包丁を入れると力を入れなくても簡単に切れてしまった。

尋常ではない柔らかさだ。

焼いても柔らかさに変わりはなく簡単に切れてしまう。

こんな柔らかいステーキ肉を自分は経験したことがなかった。

そして脂があっさりしているので、肉本来の味を邪魔しない。

これまで、肉を食べて、いくらでも食べられると思ったことは一度もないが、「くびき牛」は別だった。

いくらでも食べられる・・・そう思ってしまった。

くびき牛

あまりにも、美味しかったので食べたあとで「くびき牛」とは何者なのかを調べてみた。

上越市頸城区で育った牛のことで、元々は農耕用の牛だったが、肉牛として育てられるようになっていった。

くびきとは,2頭の牛やその他の動物をつないで一対にするための横木のこと。

一対にすることで、一緒に荷を引けるようになる。


頸城区は海と山に囲まれた自然に恵まれた環境。

冬は雪が多く、夏は涼しい。1年の平均気温は13℃。

水稲栽培が盛んなことから酒造りも有名で「越乃紅梅(こしのこうばい)」が代表銘柄ではあるが、こちらもくびき牛と同じで知名度はない。

恵まれた自然環境で良質な牧草、稲わらを食べて健康に育てることで良質な肉になるということ。

松坂牛だと200gだと、8,000円程度するはず。

しかし、くびき牛だと3,000円程度。

タイミングによっては2,000円以下でも手に入るとか。

くびき牛は、柔らかさに感じては、尋常ではない。

味については、高級和牛と言われるものと比較すると決して悪くはないが旨味という意味では物足りない感じがする。

しかし、コストパフォーマンスで考えた場合は「くびき牛」は高級和牛を完全に超えている。

「くびき牛」に三大和牛に仲間入りできるだけの可能性を十分、感じた。

今後、改良を重ねていけば、くびき牛が高級肉になるので価格も高騰することになる。

そうすると、気軽に食べられるような肉ではなくなってしまうので、食べるなら今のうちだと思う。

 

レンジメートPROの空だきと余熱の違い

電子レンジで焼き魚かぁ

一時期、夜の通販番組で、毎日のように電子レンジで焼き魚が焼ける、ハンバーグを焼けば、肉汁の滝だと大騒ぎしていたCMが流れていた。

確かに電子レンジで、焼き料理が作れるなら焼いている間、別のことができたりするので大変、魅力的だと感じていた。

正直、CMで放送されていたような、焼き魚やハンバーグに関してはセブンイレブンの「金のハンバーグ」や、セブンプレミアムゴールド「銀の塩鮭切り落とし」といったものがあるので、レンジメートPROを使用するよりも手軽に出来てしまう。

電子レンジでステーキかぁ

自分が気になっていたのはステーキ肉。

冷凍やレトルトで電子レンジでステーキが作れるというのは見かけない。

これが、スーパーで販売しているような普通のステーキ肉が電子レンジで調理できれば、作る手間、食べ終わったあとの片づけが大幅に改善されるのではないかと考えた。

テレビCMは何度も見ているが、なぜかステーキ肉は焼いてくれない。

このため、どんな感じになるのか?どういう風に作るのか?という点が伝わってこない。

仕方なく、レシピブックなるものがネットで閲覧できたので、読んでみた。

レシプブックはレンジメートプロの公式ページで公開されているものをお勧めする。

他のサイトで公開されているものは、内容が異なり、予熱と空だきの違いが、わかりにくかった。

また、レンジメートプロの底をなぜ水に浸けてはいけないのか?といったことが記載されていなかった。

【出典】[公式] レンジメートプロ

空焚きは不可、しかし予熱はOK?

自分は、リクシルストアのものを最初に読んでしまったことで、予熱と空だきの違いが理解できなくなってしまった。

まず、最初に、以下のように記載されていた。

空焚きは絶対に行わないでください。

食品を入れない状態では、3分以上の予熱は決してしないでください。

そっか、3分以上の空焚き(食品を入れない)をしてはいけないのか・・・と思った。そして、ステーキ肉のレシピを確認すると以下のように作ると書かれていた。(抜粋)

  • レンジメートに食材を入れずにフタをして600Wで3分加熱(空だき)する。
    空だきは600W以下で行ってください。 

おいおい、何を言ってるんだ?、「絶対に空だきはしないでください」と書いておいて、3分空だきするってどういうこと?

公式ページのレシピブックでは、予熱と空たきの違いが書かれてあった。

  • 予 熱:一定の温度に達するまで熱すること(600Wで3分まで)
  • 空たき:予熱が完了した状態で食材や水分を入れずに更に加熱すること

以下は、公式ページに公開されているレシピブックの内容からになる。

使用上の注意(気になった点のみ)

  • 洗う時は底を水に浸すこと、つけ置き洗いをしないでください。
  • 本体内部の表面を傷つけないようにしてください。
    (ナイフ、フォーク、スプーンを直接使用しないでください。)
    ただし、木やシリコン素材であればご使用頂けます。
  • アヒージョ等の、油を多く使用した料理には適しませんので、使用しな
    いでください。
  • 乾き物や、水分の少ない食材は調理できません。製品の破損に繋がりま
    すので、決して行わないでください。

他にも色々と注意事項がある・・・そんなにあるのか・・・と嫌になってきた。

浸け置き、底に水を浸すのがダメなのは、本体底部に蒸気を逃がす穴が3つ、横に1つあって、その中に水が入り残っていると鉄板の温度が上昇し難くなるとのこと。
また、油が多いと熱で発熱して火災の原因になるようで、こちらも気をつけないといけない。

そして繰り返し書かれていたのが、空だき禁止。

空だきは絶対にしないでくださいと繰り返し書かれている。

CMでは便利なことばかりを繰り返し説明しているだけで、このような大切な注意事項が説明されていない。

レンジメートでステーキはどうやって作るのか?

レシピブックによるとステーキは以下のように作るようだ。

出典】[公式] レンジメートプロ

空焚きと余熱の違い

鍋に食材を入れずにフタをして電子レンジ(600W)で3分加熱すると書かれている。

ふと疑問を感じた。

これって空だきではないのだろうか?

更にレシピブックを見ると、以下のように書かれている。

  • 本体に食品を入れずに600Wを超えるワット数での空だき、および3分以上の空だきはしないでください。

つまり、「予熱」というのは、食材を入れずに600Wで3分までプレートを加熱すること。

それを超えて加熱することが「空だき」ということになる。

「空焚きは絶対にしないでください」と繰り返し注意しているのに対して、「予熱」についての説明は、ほぼされていない。

予熱と空だきの違いを、しっかりと書いておいて欲しいと思う。

ステーキ肉を焼いてみた

ここまでに凄く時間を要したが、注意点や作り方の流れは理解できたので実際に購入して、ステーキ肉を焼いてみた。

空焚きは絶対にしないでくださいと書かれてあったので、最初の「予熱」作業はかなり心配だった。

そして家のレンジは、600Wという設定がなかったので500Wで行った。

600Wだと3分までが予熱だが、500Wだと3.5分

予熱は3分までということも書かれてあったので、3.5分は大丈夫なのだろうか?と思いつつ、開始ボタンを押した。

この間にステーキ肉に塩を振り、焼く準備をしておいた。

3.5分が経過して「チン」という音がしたので取り出すと、確かにレンジメート本体が熱くなっている。そしてフタを取り外すとプレート部分から熱気が感じられる。

ステーキ肉を乗せると「ジュッーー」という肉を焼いている音がした。

レシピブックに書かれてある通りに、肉を抑えながら1分焼いた。

そしてひっくり返して、蓋をして、更にレンジに入れて、再度、1分50秒加熱した。

1分50秒後、電子レンジから取り出し、蓋をあけると、実にいい感じに肉が焼けている。

こんな簡単にステーキ肉が焼けてしまうのか・・・と驚いた。

売れている理由がよくわかった。

食べ終わって、さて片づけようかと、レンジメートを触ると熱は感じられない。プレート面も触れるほどになっていたので洗剤を使って水洗いを行った。

底と側面の3つの穴に水が入らないように注意しながら行ったが、フッ素加工してあるので以外と簡単に油が簡単に落ちて表面は綺麗になっていた。

空拭きして片づけた。

片付けも簡単だった。

これが、あれば、ちょっとステーキが食べたいと思った時に気軽にステーキ肉を買ってきて食べることができる。

片付けがおわったあと一人で何とも便利な時代になったものだと驚いていた。

 

 

 

 

木村拓哉の初めての100円ショップ

木村さ~~~ん!

木村拓哉さんも、Youtubeチャンネルを開設しているとのこと。

現在、チャンネル登録者数は64.5万人

  • 約5年に渡って配信してきた「木村さ〜〜ん!」
    過去のアーカイブを掘り起こして順次配信していきます!
    こちらもぜひお楽しみください!

「木村さ~~ん!」というのは「GYAO!」で毎週日曜日12:00から配信されていたバラエティ番組。木村拓哉初のインターネット冠番組だとのこと。

GYAOが2023年3月末で終了しているので、「木村さ~~ん!」も終了していた。

それが、凄く残念だったのだろう、そのためYoutubeチャンネルで、この番組を続ければいいのでは?という感じで始まったようだ。

今回、見た動画は「木村拓哉初めての100円ショップ」で、なんか、コロナ禍みたいな感じだなぁと思って見ていると、撮影は2022年1月26日で、2022年2月27日に配信された動画だった。
このため、現在、商品や在庫が無いものもあるとのこと。


www.youtube.com

さすが、大スターは100円ショップは、これが100円ショップかぁと通り抜けたことがあるだけで買い物に来たことは初めてだった。

ファミレスのガストにも行ったことがなかったらしく、この番組で初めて行ったとのこと。

ダイソー編を見てからガスト編を見たが、ガスト編の方が面白かった。

何を買ったのか?

味付けたまごメーカー(100円)という「ゆでたまご」と少しの調味料でムラなく味付け卵を作れるという商品を考えたあげく2個買っていた。

一度に食べるのは1個だけど、今日と明日の分を考えたら・・・ということ。

他にも以下のような商品を買っていた。

「シリコン保存袋」(680ml)200円(1000ml)300円

  • 食品を保存しておくためのもので、レンジなどで加熱調理ができつつ繰り返し使えるというもの。

「洗えるキッチンタオル」(200円)

  • 耐久性に優れていて水回りを拭いたあとに、洗えば繰り返し使えるというもの。

「アルミハンガー」2個で100円

  • アルミ製でとても軽いハンガー

「まな板シート」(300円)

  • まな板の上に貼ることで、食材の臭い移りや色移りを防止してくれるというもので包丁を入れてもシートは切れないということ

シリコーン菜箸」(100円)

  • シリコーン製で手に馴染む菜箸でありつつ、反対側には1本は先割れスプーン、もう1本はフォークになっていて、すくったり、刺したりできて味見ができて更に食洗器にも対応しているというもの。

Standard Productsにも?

ここまで、100円ショップの方は終わり、次に案内されたのは、同じダイソーの新しいブランドで「Standard Products」コンセプトは「ちょっといいのが、ずっといい」で、デザインや品質にこだわった商品を手ごろな価格で提供する。

価格帯は7割が300円だというので、300円ショップ的な位置づけのようだ。

「耳が痛くなりにくいマスク」(300円)

  • マスクのゴムひもの部分が体温に反応して柔らかくなるというマスク 

オーガニックコットン製のバスタオル(700円)を手渡されて、木村さんはいきなり腰に巻いていた。

これが着替える時に使用するときには重要だということだった。

もうちょっとだけでかいと嬉しかったということで、こちらは少し長さが足りなかったようだ。

「メディシンボトル(1000ml)」(300円)

  • インテリアとしても使えて、蓋を外せば花瓶としても使えるというもの

以下のものも購入していた。

「AROMA DIFFUSER アールグレイ」(500円)

  • 12種類用意されていて、アールグレイが一番人気だとか。すると、スタッフの方がアールグレイがいつも売り切れていますと話に入ってきたので、1個買ってあげると購入していた。

100円ショップ側と合わせて、合計17点で税込み4180円の購入となった。

※会計は100均、Standard Products、どちらの店舗でも一緒に行える。

木村さんのチャンネル、個人的には面白そうだと思えるものと、そうでないものが半々くらいないので、チャンネル登録までは行っていない。

今は、過去回のものがまだ、多いようだが、新作が増えてきたときに、面白そうだと思えるものが多くなってくれば、チャンネル登録をして定期的に見たいと思った。

小林製薬は繰り返す。

小林製薬の紅麹問題

小林製薬が「史上初」という触れ込みで、紅麹を使用したサプリメント「紅麹コレステヘルプ」(※)を販売していた。

小林製薬の「ナイシンヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」も紅麹が使用されている。

何が、史上初なのか?というと、紅麹由来成分を機能性関与成分とした、LDL(悪玉)コレステロールを下げる機能性表示食品

しかし、腎疾患等が発生したとの報告を受けて製造・販売元の小林製薬は自主回収を行うと共に「ただちに使用中止してください」と呼び掛けている。

症状は、むくみが出る、尿が出にくくなる、一時的に透析が必要になった人(2名)もいるとのことなので、腎臓が機能しなくなる場合もあるということになる。

これまでに、5人が死亡、188人が入院、通院は848人とのこと(2024年4月3日現在)

【出典】紅麹関連製品に関して | 小林製薬株式会社

当初、本製品及びそれに使用している紅麹原料(自社製造)の成分分析を行った結果、一部の紅麹原料に当社の意図しない成分が含まれている可能性が判明したという。

紅麹は「カビ毒(シトリニン)」を生み出すことが確認されていて、ヨーロッパではサプリ中の基準値を設定している。しかし、今回「シトリニン」は検出されておらず、「プベルル酸」が影響した可能性があるとか色々と指摘されてきたが、2024年4月4日時点では、これまでに報告された患者のほぼすべてで腎臓の機能障害の一種「ファンコニー症候群」という病気がみられたことがわかった。

ファンコニー症候群とは?

腎臓の尿細管という部分の機能が低下する病気で、筋力低下やけん怠感、脱水などを引き起こし放置すると、腎臓全体の機能が悪化し、慢性腎不全に至ることもあるという。

複数の原因があって遺伝的な要因のほか、鎮痛剤や抗生物質などの薬が原因でも起きることがあるとのこと。

紅麹とは?

紅麹というのは、米などの穀物を麹菌の一種である紅麹菌で発酵させたもの。

チーズなどに使われている「青かび」と同じ仲間に属する。

鮮やかな赤色の色素を作るので天然色素としてよく使われる。

古来から発酵食品として使われていた。

紅麹は米などの穀類にMonascus属糸状菌を繁殖させた鮮紅色の麹です。食品分野では、液体培養法で製造された紅麹色素が世界で広く利用されています。一方、中国・台湾では、伝統的な固体培養法により製造された紅麹が酒類醸造、着色着香料、滋養食・薬膳料理として利用されてきました。また、国内でも、沖縄において豆腐ようとして独自の食文化に利用されてきました。
本研究では、食品原料としての紅麹の機能性および品質確保を目的として、紅麹米の色や菌糸などの形態変化、機能性成分や色素成分などの代謝生成物の経時的分析を行いました。

【出典】紅麹菌の伝統発酵法における健康成分の変化を世界で初めて解明 ~古来から伝わる赤い麹菌の活用に進展~ | ニュースリリース | 小林製薬株式会社

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林章浩)は、2016年6月に紅麹事業をグンゼ株式会社から譲り受けて、国内唯一の固体発酵法により生産される紅麹の発酵過程における形態・色、機能性成分、色素成分等の変化を世界で初めて解明したとのことだが、それまで麹の製造経験はなかった。

またグンゼからの譲渡に際しグンゼから健康被害を引き起こすリスクがあるとは聞いていなかったとした。

小林製薬の対応がお粗末

小林製薬に腎疾患などの症状が最初に報告されたのは2024年1月11日、その後、社長に報告されたのが2024年2月6日だった。

そして、ホームページ上で公開したのは、2024年3月22日。

小林製薬は症状の報告があってから、2か月以上も発表していなかったことになる。

これに対しては、2024年3月22日に行われた記者会見にて、原因究明に時間を要し、紅麹が原因の可能性がかなり高いことがわかったのが、2024年3月17日だと説明している。

しかし、小林社長は記者会見の中で以下のような発言も行っている。

  • 2月6日に聞いた時点で、この案件については何らかの形で回収になるだろうという覚悟を持ちました。そこから本当は、早く止めなければいけない、早くロットを限定しないといけないという気持ちで取り組んでまいりまして、事実確認だとか、原因究明にかなり努力はしてもらっていたんですけど、結果としては時間がかかってしまって、大変申し訳なく思っておりますし、その点で判断が遅かったと言われれば、その通りだと感じております。

まず、最初に「回収になるだろうという覚悟を持った」と話している。

だったら、なぜ、早く止めなかったのか?ロットを限定できなくても、止めるという判断はできなかったのか?という疑問を誰もが持つはずだ。

記者が、即座に2月6日の段階でロットの指定は難しかった中でも、大きく輪をかけて一度止めてしまうということは難しかったのか?という質問をしてくれた。

社長は以下のように答えていた。

  • まだシトリニンなどの議論をしていて、どんなことが原因になっているか、わからない状況でありましたし、当該製品が本当に原因となっているか?どうか?もわからなかったところもございましたので、その判断はその時点ではできませんでした。

社長の発言からは当該製品が本当に原因なのか?ロットの限定だとか、「回収」の心配しかしていないように感じられ、健康被害の拡大を止めなければいけないという気持ちは微塵も感じられなかった。

その気持ちがあれば、回収云々よりも、一刻も早く、健康被害が出ているという事実を世間に公表する判断を行ったはずだ。

「回収」による損害を第一に考えていたために、自社製品に本当に問題があったのか?あったのであれば、少しでも回収する数を減らしたいのでロットを限定しようとした。その結果、2か月以上も「健康被害」という事実があるにも関わらず、事実を公表しなかったのは大きな問題であり、そのような判断を行った小林社長の責任は重い。

にも拘わらず、2024年3月28日に小林製薬の新体制が発表されたが、役員及び執行役員人事でも変わったのは、執行役員の2名だけ。

【出典】役員及び執行役員人事に関するお知らせ | ニュースリリース | 小林製薬株式会社(2023年)

【出典】役員及び執行役員人事に関するお知らせ | ニュースリリース | 小林製薬株式会社(2024年)

人が5人も亡くなるようなこと機能性表示食品を販売した上に、「回収の心配」を最優先するような対応を取り2か月も事実を公表しなかったような社長が何の責任も取らない。

社長だけではなく、取締役・監査役も一人も入れ替わりがない。

今は、問題の渦中なので、人事を刷新することで逆にトラブルが生じると考えているのかもしれないが、記者会見で、ほとんど話すことがなかった社長が変わっても何の影響もないはず。

むしろ、変わった方が客観的な判断ができるので、善い方向にむかうはずだ。

こんな役員人事では、同じことを繰り返すのは間違いない。

小林製薬」は「あったらいいなをカタチ」にするだけで、健康被害を起こしても自分たちの利益を最優先して事実を公表しないような無責任な会社だと言える。

今回の件で何の反省も感じられない姿勢では未来はない。