電子レンジで焼き魚かぁ
一時期、夜の通販番組で、毎日のように電子レンジで焼き魚が焼ける、ハンバーグを焼けば、肉汁の滝だと大騒ぎしていたCMが流れていた。
確かに電子レンジで、焼き料理が作れるなら焼いている間、別のことができたりするので大変、魅力的だと感じていた。
正直、CMで放送されていたような、焼き魚やハンバーグに関してはセブンイレブンの「金のハンバーグ」や、セブンプレミアムゴールド「銀の塩鮭切り落とし」といったものがあるので、レンジメートPROを使用するよりも手軽に出来てしまう。
電子レンジでステーキかぁ
自分が気になっていたのはステーキ肉。
冷凍やレトルトで電子レンジでステーキが作れるというのは見かけない。
これが、スーパーで販売しているような普通のステーキ肉が電子レンジで調理できれば、作る手間、食べ終わったあとの片づけが大幅に改善されるのではないかと考えた。
テレビCMは何度も見ているが、なぜかステーキ肉は焼いてくれない。
このため、どんな感じになるのか?どういう風に作るのか?という点が伝わってこない。
仕方なく、レシピブックなるものがネットで閲覧できたので、読んでみた。
レシプブックはレンジメートプロの公式ページで公開されているものをお勧めする。
他のサイトで公開されているものは、内容が異なり、予熱と空だきの違いが、わかりにくかった。
また、レンジメートプロの底をなぜ水に浸けてはいけないのか?といったことが記載されていなかった。
【出典】[公式] レンジメートプロ
空焚きは不可、しかし予熱はOK?
自分は、リクシルストアのものを最初に読んでしまったことで、予熱と空だきの違いが理解できなくなってしまった。
まず、最初に、以下のように記載されていた。
空焚きは絶対に行わないでください。
食品を入れない状態では、3分以上の予熱は決してしないでください。
そっか、3分以上の空焚き(食品を入れない)をしてはいけないのか・・・と思った。そして、ステーキ肉のレシピを確認すると以下のように作ると書かれていた。(抜粋)
- レンジメートに食材を入れずにフタをして600Wで3分加熱(空だき)する。
※空だきは600W以下で行ってください。
おいおい、何を言ってるんだ?、「絶対に空だきはしないでください」と書いておいて、3分空だきするってどういうこと?
公式ページのレシピブックでは、予熱と空たきの違いが書かれてあった。
- 予 熱:一定の温度に達するまで熱すること(600Wで3分まで)
- 空たき:予熱が完了した状態で食材や水分を入れずに更に加熱すること
以下は、公式ページに公開されているレシピブックの内容からになる。
使用上の注意(気になった点のみ)
- 洗う時は底を水に浸すこと、つけ置き洗いをしないでください。
- 本体内部の表面を傷つけないようにしてください。
(ナイフ、フォーク、スプーンを直接使用しないでください。)
ただし、木やシリコン素材であればご使用頂けます。 - アヒージョ等の、油を多く使用した料理には適しませんので、使用しな
いでください。 - 乾き物や、水分の少ない食材は調理できません。製品の破損に繋がりま
すので、決して行わないでください。
他にも色々と注意事項がある・・・そんなにあるのか・・・と嫌になってきた。
浸け置き、底に水を浸すのがダメなのは、本体底部に蒸気を逃がす穴が3つ、横に1つあって、その中に水が入り残っていると鉄板の温度が上昇し難くなるとのこと。
また、油が多いと熱で発熱して火災の原因になるようで、こちらも気をつけないといけない。
そして繰り返し書かれていたのが、空だき禁止。
空だきは絶対にしないでくださいと繰り返し書かれている。
CMでは便利なことばかりを繰り返し説明しているだけで、このような大切な注意事項が説明されていない。
レンジメートでステーキはどうやって作るのか?
レシピブックによるとステーキは以下のように作るようだ。
空焚きと余熱の違い
鍋に食材を入れずにフタをして電子レンジ(600W)で3分加熱すると書かれている。
ふと疑問を感じた。
これって空だきではないのだろうか?
更にレシピブックを見ると、以下のように書かれている。
- 本体に食品を入れずに600Wを超えるワット数での空だき、および3分以上の空だきはしないでください。
つまり、「予熱」というのは、食材を入れずに600Wで3分までプレートを加熱すること。
それを超えて加熱することが「空だき」ということになる。
「空焚きは絶対にしないでください」と繰り返し注意しているのに対して、「予熱」についての説明は、ほぼされていない。
予熱と空だきの違いを、しっかりと書いておいて欲しいと思う。
ステーキ肉を焼いてみた
ここまでに凄く時間を要したが、注意点や作り方の流れは理解できたので実際に購入して、ステーキ肉を焼いてみた。
空焚きは絶対にしないでくださいと書かれてあったので、最初の「予熱」作業はかなり心配だった。
そして家のレンジは、600Wという設定がなかったので500Wで行った。
600Wだと3分までが予熱だが、500Wだと3.5分
予熱は3分までということも書かれてあったので、3.5分は大丈夫なのだろうか?と思いつつ、開始ボタンを押した。
この間にステーキ肉に塩を振り、焼く準備をしておいた。
3.5分が経過して「チン」という音がしたので取り出すと、確かにレンジメート本体が熱くなっている。そしてフタを取り外すとプレート部分から熱気が感じられる。
ステーキ肉を乗せると「ジュッーー」という肉を焼いている音がした。
レシピブックに書かれてある通りに、肉を抑えながら1分焼いた。
そしてひっくり返して、蓋をして、更にレンジに入れて、再度、1分50秒加熱した。
1分50秒後、電子レンジから取り出し、蓋をあけると、実にいい感じに肉が焼けている。
こんな簡単にステーキ肉が焼けてしまうのか・・・と驚いた。
売れている理由がよくわかった。
食べ終わって、さて片づけようかと、レンジメートを触ると熱は感じられない。プレート面も触れるほどになっていたので洗剤を使って水洗いを行った。
底と側面の3つの穴に水が入らないように注意しながら行ったが、フッ素加工してあるので以外と簡単に油が簡単に落ちて表面は綺麗になっていた。
空拭きして片づけた。
片付けも簡単だった。
これが、あれば、ちょっとステーキが食べたいと思った時に気軽にステーキ肉を買ってきて食べることができる。
片付けがおわったあと一人で何とも便利な時代になったものだと驚いていた。