検索に要する時間が大幅に短縮された
生成AIの進化が劇的に成長を遂げていることで、今後、仕事や生活も大きく変わっていくんだなぁと実感できるようになってきた。
自分の中での一番の変化は、これまでは、何かを調べる時には、Googleでキーワードを指定して検索していた。
これだと、求めている情報に到達になかなか、到達しない。
求めている情報が検索結果に表示されているサイトに全て揃っていればよいが時には、一部しかなく、不足している分はまた別のサイトで探すことになる。
このため、検索結果より、いくものサイトを順番に確認していってようやく求めている情報が得られるということもある。
しかし、「Chat-GPT4」や「Gemini」(以下、「彼ら」と記載)で先に確認することで概要を得ることができる。
たとえば、
今日のニュースを教えてと質問すると・・・
ちゃんと、今日(4月1日)現在の主なニュースを教えてくれる。
はい、今日4月1日の主なニュースをお伝えします。
国内
- 小林製薬「紅麹」問題:製品摂取後の死亡判明は4人に 影響拡大
- 水原氏を“テロ対策”の機関が捜査?
- 賭け屋男性“大谷選手の名前 送金元口座にあると把握”米報道
- 【動画・詳しく】宝塚歌劇団 25歳劇団員死亡 パワハラ認め謝罪
- センバツ高校野球 健大高崎が初優勝 群馬県勢 春は初
- JR根室線 富良野~新得 きょう最終運行 多くの人が鉄路に別れ
- “水原一平氏にはまだ返済していない借金がある” 米メディア
国際
- ロシア 新たに15万人を徴兵へ
- 仏 ウに装甲車新たに供与へ
- ウの電力供給が深刻 露の攻撃で
- 失うの怖い? 露の新型戦車現れず
- なぜロシアはISに狙われたのか
- 英国王 復活祭礼拝に出席
- 紅麹原料で? 体調不良3人に 台湾
- 米大統領が「冒瀆」とトランプ氏
その他
地域
天気
- 金沢市は晴れ、最高気温は18度、最低気温は10度
詳細については、各ニュースサイトをご覧ください。
何か特定の分野のニュースに関心があれば、お気軽にお知らせください。
現状、「彼ら」が出した答えが100%正しいことは、まずない。
内容によっては、「彼ら」は何を根拠にそんなことを言っているのだ?と思うことも少なくない。
しかし、逆に考えると、「彼ら」がおかしなことを言っている場合は、自分の質問が悪いか、そもそも求めている情報が少ないことが予想される。
まずは、自分の質問の内容を吟味して言葉を変えてみる。
こうやって質問が適切かどうかを「彼ら」に確認して検索を行うようにしたことでGoogleでの検索時間は格段に減った。
セキュリティソフトのAI
また、セキュリティソフトでも、最近は「AI」が使われるようになってきた。
その結果、ひと昔前の「パターンファイル」と一致するかどうかを比較することで「危険」か「安全」かを判断していた方式から、パターンファイルを使用せずにAIが判断したり、更には挙動をAIが監視したりして「危険」か「安全」かを判断するようになってきた。
このため、AIが誤った判断を行った場合に原因を調査するのが困難になってしまった。
開発元に「誤検知」ではないか?と問い合わせると、開発元は「過検知」という言葉を使って返してくる。
そして、原因は「xxxxと思われる」というような曖昧な表現で返ってくる。
これまでのパターンと一致するかどうかでの判断ではなく、AIは色々な情報を駆使して判断を行っているので、どこで判断を誤ったのか?と原因を調べようとしても簡単に行えるものではなくなった。
戦争でもAI
朝日新聞オンラインで「戦争を変えるAI、まるでゲーム 次々割り出す標的、悲惨さ増す前線」というタイトルの記事を読んだ。
AIが色んな情報を分析して敵が侵入してきたことを検知すると司令官に報告してくる。
指令官が詳しい映像を提供して欲しいとチャット形式で指示を出すと、AIは、どのような手段で撮影するか?の選択肢を提案してくる。
司令官がドローンを使ったものを選択するとドローンを発進させ撮影に向かう。
撮影が終わると映像が映し出される。
これで敵の規模や戦力が掴めた。
同時に自軍の戦力についても表示されている。
司令官は攻撃パターンを出して欲しいと言うとAIは空、地上、砲撃の3つのパターンを出してきた。
司令官は地上からの攻撃を選択すると地形の状態を表示する。
司令官は攻撃ルートを求めるといくつかのルートを提案するとともに、AIが最も勧めるルートが白い点線で表示されている。
追加で敵の通信を妨害することができないか?というオーダーを出すと、その内容を踏まえて最終の作戦計画を表示してくる。
あとは、実行するだけで作戦が開始される。
記事のタイトルの通り「まるでゲーム」がピッタリの表現だと思った。
ゲームで実際に命が失われることはないが、これは違う。
ゲームのように命が失われていく・・・
ゲーム感覚になれば罪悪感も何も感じないのではないだろうか?
しかも、これと同じものが既にウクライナでも使用されているというのだから、恐ろしい時代だ。