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フランスのジョーク

クイズダービーから

TBSの「クイズダービー」を久しぶりに見た。

この番組、競馬方式で回答者を競走馬に見立てて、司会者が問題毎に、回答者に対して倍率を設定して参加者は、誰が正解しそうか?そして倍率をみながら、持ち点3000点を元に賭けていき、賭けた人が正解すれば、掛け点×倍率が返ってくるというもの。

16年間も続いた長寿番組だった。

個性的な出演者

クイズダービーの司会といえば、やはり大橋巨泉さん。(司会が徳光さんに変わってからは見たことがない)

回答者は「宇宙人 はらたいら」、「三択の女王 竹下景子」、「教授 篠沢秀夫」といった名回答者がいた。

特に「はらたいら」さんは、これは正解しないだろう?という問題まで答えてしまっていたことから、答えを教えているのではないか?と噂されるほどだった。

回答者が答えを書いている間のシンキングタイムには「草競馬」のBGMが流れていたが、この音が心地よかった。

さて問題です

クイズダービーのクイズとして取り上げられたフランスのジョークがある。

6月6日の午前6時に生まれた男が6666番の宝くじを買ったところ6万フラン当たりました。

そこで、競馬場に行き全て第6レースの6番の馬に賭けたのですが、さて結果はどうなったでしょう?

答えは、「馬が6着になってしまった。」というもの。

なぜ、6を選んだのだろうか?

最初に疑問を感じたのは、数字の6。

なぜ、数字の6にしたのだろうか?

日本だと、ラッキーセブンということで「7」になるが、ラッキーセブンは、野球に由来するもので、投手が7回になると疲れてきたり打者も投球に慣れてきて得点しやすい回だと言われているが、これだけではなく、米国での野球の試合で、7回に打った普通のフライが強風に吹かれてホームランになってしまった。

これによりチームの優勝が決まったことから「lucky seventh(幸運な7回)」と表現したという説がある。

いずれにしても、野球では7回に幸運が起きるということから「ラッキーセブン」という言葉が生まれた。

フランスでもラッキー7?

フランスは野球が盛んではないので、「ラッキーセブン」は関係ないがキリスト教では、7は完全な数字だと言われている。

これは神が世界を以下のように7日間で創造していったことが旧約聖書の「創世紀」で書かれている。

1日目:光と闇

2日目:天

3日目:陸地と海

4日目:太陽、月、星

5日目:水中の生き物と空の鳥

6日目:陸上の生き物と人間

7日目:休息日

しかし、フランスでも7は宗教的な意味合いで意味を持っているとは思うが、ラッキー7という感じではないはず。

ではフランスではジョークで使われた「6」がラッキー7のような特別な数字なのだろうか?

残念ながら数字の6は、特別な数字ではなさそうだ。

しかも、キリスト教において数字の6は不完全な数字とされている。

神が6日間で世界を創造し7日目に休息したことから、7は完全な数とされ、完璧を示しているが、6は7に1つ足りないことから不完全な数字になっている。

考えてみると・・・

考えてみれば、6月6日の午前6時に生まれた、6の申し子のような男が、更に6666という6尽くしの番号で宝くじが当たって、当選金が6万フラン。

これは、競馬でも大当たりするのでは?と期待させておいて、6着という落ちだった。

あくまで、ジョークであり教訓となるような話ではないので、7という完全な数字よりも1つ欠けている6の方が落ちとピッタリ合っているように思った。

誰が、このクイズを考えたのかは知らないが知識はなくても考えれば答えに到達できるというのはクイズダービーのような「大穴」という意外性が必要なクイズでは重要なことなので実にうまく考えられたクイズだと思った。