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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

アインシュタインが現代に生まれていたら?

バカの定義

「あいつはバカだからな」「俺、バカだから」といったことを言うが、バカというのは一般的には教えても、なかなか覚えない、理解しない、無知(常識知らず含む)

といった認識の人が多いのではないだろうか?

この定義でいけば、天才と言えば誰?と質問されて多くの人が答えとして出てくる、アインシュタインは、子供のころ、言葉をなかなか話せず、話せるようになったのは5歳。

自分たちが認識している、バカの解釈に当てはめると、言葉をなかなか覚えなかったということになるのでバカになってしまう。

しかし、アインシュタインの評価はバカどころか天才。

つまり、バカの定義の一つである、教えても、なかなか覚えない、理解しないというのは間違っていることになる。

もう一つの定義、「無知」というのも生まれたばかりの頃は誰でも「無知」だと言える。

無知というのは知識がないとか、知らないということ。

教えても覚えないも、無知も結局は「記憶力」がないということを指すのだろう。

記憶力がないものを人はバカと呼ぶ。

しかし記憶というのは「興味が持てない」ことに対しては機能しない。

「興味のある」ことに対して記憶は機能する。

アインシュタインが言葉を覚えなかったのは、言葉に興味が持てなかっただけ。

アインシュタインは4歳くらいの時に、羅針盤を親に見せてもらった。

羅針盤は、どの向きに置いても針だけは北の方向を指している。

アインシュタインは、この見えない力に衝撃を受け、「見えない力」に興味を持つようになった。

これで、アインシュタインの好奇心が目覚めた。

なぜ、物は落ちるのか?しかし月はなぜ落ちてこないのか?風はなぜ吹くのか?

どれも、普通の人にすれば当たり前のことで、そんなことを質問したら、バカじゃないの?言われるかもしれない。

凄い発見をする人というのは、普通の人とが当たり前と思えることを当たり前で終わらせない人。

アインシュタインは、「見えない力」の存在を知っただけで、当たり前のことが当たり前ではなくなり、色んなことに疑問を感じるようになり、疑問を解決するために言葉を覚えるようになり、話せるようにもなった。

それだけではない、アインシュタインの「相対性理論」により人類は宇宙に行ける技術を取得することができた。

そして物理学の基礎となる「特殊相対性理論」「光量子仮設と光電効果」「ブラウン運動」といった概念を発見した。

モンティ・ホール問題

アメリカでモンティ・ホールが司会を務めるクイズ番組の中で、以下のようなゲームが行われていた。

3つの扉があって2つの扉の奥にはヤギ、残りの1つには新車があるという。

回答者は、三つの扉から新車がある扉がどれかを指定する。

扉をあけて自動車があれば回答者のものになる。

問題はここから。

回答者が一つ選ぶ。

番組の司会者は残り2つの扉で景品の入ってない方の扉を開けてくれる。

ここで、司会者は「扉を変えても良いですよ?どうしますか?」と聞いてくる。

残る扉は二つ。

どちらかに新車がある。

どうする方が新車を当てる確率が高いか?というもの。

最初の時点では確率は、3分の1。

司会者は、回答者が選ばなかった扉から新車が入ってない扉を開けてくれる。

すると残りは二つなので、確率は2分の1

二つしか残っていないので、当たるか、当たらないかは、運次第になると普通は考える。

世界一IQが高い人の答えは?

扉を変えるほうが良いのか?変えない方が良いのか?を世界で一番IQが高いと言われていた、アメリカのマリリン・ボス・サバントさんに質問した人がいた。

マリリンさんは、小学校に通っているときにIQ228を記録してギネスブックにも登録されている。

アインシュタインのIQは190だと言われているので、IQでは、アイシュタインを超えていることになる。

この質問に対して、マリリンさんは、扉を変えた方が当たる確率が2倍になると答えた。

これを聞いた人達は、IQ228なのに、こんな簡単な確率問題もわからないのか?と批判した。

ここで、考えて欲しい。

最初は3分の1の確率だったはず。

つまり、回答者が選んだ扉以外に新車がある確率は3分の2となる。

これは、残った扉二つのうち、一つを開けても変わらない。

つまり、扉を変えた方が、確率的には3分の1から3分の2になるので確率的には2倍高くなる。

これはコンピューターで、モンテカルロ法による乱数シミュレーションによりマリリンさんの答えが正しいことが証明されている。

全米が間違えた!

多くの人が、扉を変えても、確率は2分の1で変わらないと思い込んでいたので、マリリンさんを批判していたが、実際は勘違いだった。

マリリンさんの答えが正しいと証明されたときには、全米が間違えた!大騒ぎだったのだろう。

しかし、そんなマリリンさんでも、アインシュタインのような功績を残せたか?というと、アインシュタインよりは、自分たちの方に近い功績なのではないだろうか?

アインシュタインノーベル賞を授賞しているが、マリリンさんは授賞していない。

結局、IQが高ければ功績を残せるわけではないということ。

興味を持ったことに、どれだけ真剣に取り組めるか?という点が大切なのだと思う。

アインシュタインの時代と今は違うという人もいるかもしれないが、マリリンさんがアインシュタインの時代に生まれたとして、アインシュタイン以上の功績を残せただろうか?

逆に、今の時代にアインシュタインが生まれていたら、時代を変えるような発見をしたのではないだろうか?