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日経平均株価がなぜ、史上最高に迫る勢いで上がっているのか?

34年ぶりの最高値

2024年2月13日、日経平均株価が、一時3万8000円を突破した。

これは、バブル後の最高値で34年ぶりだという。

1989年に記録した3万8,915円に迫る勢いで、史上最高値の更新どころか4万円を越えるのは間違いないという人もいるようなので、この記事が公開されている頃には史上最高額は更新しているように思う。

現在の日本は一部の大企業が給料を上げているが、その他に関しては所得が増えているわけでもなく、しかも物価は高くなる一方で景気は決して良いとは言えない。

株価が上昇している理由

では、なぜこんなに株価が上昇しているのだろうか?

要因の一つが円安で輸出関連企業の業績が上向きになると期待し好調な企業の株を買う動きが高まっている。

そして、外国人投資家にとっても円安だと外貨で投資するものにすれば安く見えるので日本株が買いやすくなっている。

そして中国の投資マネーが日本に流入してきていること。

中国の景気が現在、悪いことから資金を他へ移そうと日本株を買う動きが高まっている。

また、日本では2024年1月から新NISAが始まっているので投資信託等を始める人が増えているということもあると思う。

自分は、日本の景気の悪い時に株価が上がるというのは「株価が上がるだろうという期待感」で買っている状態なので、ちょっとしたマイナス要因で、上昇から下降に変わるので、するともうピークを過ぎたと売りに走る人が増えるので一気に株価は下がってしまうからだ。

実際、日経平均株価の指数を構成する225銘柄すべてが上昇しているわけではない。

大きく上昇しているのは225銘柄の中でも上位22銘柄。

22銘柄だけで半分のウエイトを占めている。

22銘柄のなかでも、以下の4社の株価が上がり続けている。

日経平均株価の銘柄は毎年入れ替わっている

日経平均株価の構成銘柄のうち、バブル期と比べて3分の2以上が入れ替わっている。

以前は、銘柄の入れ替えは、倒産企業が出たり、合従連衡で企業が消滅したりした場合に限定されていた。

しかし、1991年からはルールが変更されて流動性が低い銘柄を新興の成長銘柄と入れ替えて市場の新陳代謝を図るようにした。

結果、毎年のように入れ替えが起こり、かつては入っていなかった東京エレクトロンファナックといったハイテク株が多く採用されるようになった。

つまり、バブル後の最高値更新といっても当時とは構成銘柄が変わっているので比較することに意味がなくなっている。

日本企業の株を多く持っているのは、日銀とGPIF(年金)であり、この両者を合わせた公的マネーは、東証1部の4分の1にあたる474社で筆頭株主となっている。

そして、この両者は株を売らない。

したがって、市場は、自然と買い手のほうが多くなるので株価は上がるしかない。

という考え方もあるようだ。