文春オンラインを見ていると・・・
- バラエティは絶対出たくない。くだらないから
- 小泉今日子が語る仕事選びの“重要な基準”とは?
という見出しが気になった。
有働由美子のマイフェアパーソンという企画で、有働さんが、小泉今日子さんと対談する形式の記事になる。
小泉今日子さんというと「Theアイドル」という感じの存在でポスト松田聖子と言われていた存在で「今日子」という名前から「キョンキョン」と呼ばれていた人。
アイドル時代、出たくもないバラエティ番組に事務所の意向で仕方なく出ていたんだろう。
そう思うのは随分前のネット記事で小泉さんが、ご自身の代表曲ともいえる「なんてったってアイドル」なんて本当に歌うのがイヤでしたから。「またオトナが悪ふざけしてるよ」と答えていたのを読んでいるから。
その時、なんでもハッキリ言うタイプの人だったんだなと改めて思った。
もう一つの見出し
しかし、もう一つの見出しである「仕事選びの重要な基準」の方が気になった。
読み進めると最後の方に以下の内容が書かれてあった。
有働 お仕事はどういう基準で選んでいるんでしょうか。
小泉 今日のような対談や取材は無数に依頼が来るので「ああ、有働さんにしばらく会っていないな。会いたいかも」と感覚で決める。徐々にシンプルな基準で判断するようになってきています。
【出典】https://bunshun.jp/articles/-/68351?page=1#goog_rewarded
重要な基準が感覚?
正直、この答えには、がっかりした。
しかし小泉さんは悪くない。
悪いのは期待させるような見出しにした記者で小泉さんは自分の基準を聞かれて答えただけ。
これで小泉さんは感覚だけで生きているタイプだと確信した。
もう一つの見出しである「バラエティは絶対出たくない。くだらないから」について語っているところでも小泉さんの感覚重視が伺える。
まず有働さんが「最近はテレビのバラエティ番組で全然お見かけしませんね。」と投げかけた。
小泉 絶対出たくないですね。
有働 なぜですか?
小泉 くだらないから。
有働 ワーオ! どういうところがくだらないですか?
小泉 どういうところも何も、素敵だと思いますか?
有働 ……実は私もあまり見ないので、コメントが難しいですね。でも、小泉さんが昔、出ていた頃のバラエティと何が違いますか?
小泉 たぶん、昔と同じだからマズいんじゃないですかね。世の中がガラッと変わっていっているのに、昔のムードのまま押し通そうとしている。テレビ局は変わらないとマズいよね、と思っています。
【出典】https://bunshun.jp/articles/-/68351?page=1#goog_rewarded
どういうところがくだらないですか?と問われて小泉さんは「どういうところも何も、すてきだと思いますか?」と質問で返している。
きっと小泉さんは「くだらない」の具体的な内容について言葉を持ち合わせていないのだろう。
当時、出演したくなかった色んなバラエティ番組に自分の意志とは関係なく出演していたことが「大人の悪ふざけ」にしか感じられず「大人の悪ふざけ」に対して「くだらない」と感じていたから大人に言われて出演していた「バラエティ」も、くだらないと感じてしまうのは自然な流れだと思う。
だから小泉さんはバラエティに関しては具体的な「くだらない」という内容が咄嗟に出てこなかった。
おそらく、くだらないに対して小泉さんから、答えは出てこないだろうから勝手に解釈させてもらった。
コンビニに行く
記事の冒頭で、もう一つ興味深い内容が書かれていた。
有働 私みたいに、まず「ずっと見てました!」という話から会話が始まる人、多いでしょうね。
小泉 そうですね。例えば私がコンビニの話をすると「えっ、コンビニ行くんですか!?」って言われたりするんです。コンビニくらい行くよと思うけど、相手の気持ちを想像して、「たしかに松田聖子さんをコンビニで見かけたらビックリするな、なるほど」と理解する。そうやって1回誰かに転換しないと、自分にとっては日常のことだからピンと来ないんです。
【出典】https://bunshun.jp/articles/-/68351?page=1#goog_rewarded
考えてみれば、小泉さんがコンビニに行くなんてことはアイドル時代なら、自分もあり得ないと思っていたはず。
しかし当人にすればコンビニに行くのが「日常」だったとすると、それは普通のことで驚かれることではない。
名前と顔が多くの人に知れ渡ることは、人目を気にしながらの生活になると勝手に思い込んでいる。
このためコンビニに行くことも人目を気にしなければいけない。
しかし、実際には有名アイドルグループのメンバーが1人でコンビニに行って気付かれて大騒動になったという話もあるようなので、今ではコンビニに行くことは誰にとっても「日常」のようだ。
小泉さんが起業
小泉さんは現在、ご自身で2015年に制作会社を立ち上げていた。
舞台や映像、音楽、出版など、エンターテインメント作品をプロデュースする。
会社名は「株式会社明後日」で小泉さんの名前に「今日」というと文字があるので「明後日」にしたのだろうか?
会社は感性だけでは、どうにもならないので、どうしても論理的な考えができないといけない。
経営者が感覚的であるなら、論理的な考え方ができる人を雇うことが必須になる。
今年の2月4日で10年目に入ることになる。
小泉さんだけだと、正直、ここまでもたなかったと思うので、論理的な考え方ができる人がいるということだと思う。
自分のやりたいこと、好きなことだけをやって、どこまで行けるのかを期待したい。