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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

今こそ野党に政権を任せるタイミングだと思う

岸田ぁ~

一応、今も総理大臣だとはいっても、もうさん付けでさえ呼びたくないので呼び捨てということでご容赦願いたい。

岸田は以下のように言っている。

  • 派閥ありきの自民党から完全に脱却をいたします。そのために派閥からお金と人事の機能を切り離し、いわゆる派閥を解消いたします。

しかし自民党の政治刷新本部で議論した結果、出された、中間の取りまとめ案では以下の内容を容認している。

  • 派閥の全面解消は盛り込まない。
  • 派閥は金と人事の機能を切り離した「政策集団」として存続する。

また、政策集団では以下の内容を禁止する。

  • 閣僚・党役員人事への関与
  • 政治資金パーティの開催
  • 議員に夏に「氷代」冬に「餅代」と称して資金を配る

しかし、現時点で以下の派閥は解消を表明していない。

岸田は上記の三派についても新たなルールに従ってもらうので、その意味で三派についてもいわゆる派閥ではなくなると言っている。

  • いやいや、派閥は解消するんですよね?
  • では政策集団って何さ?
  • 派閥が名前を変えただけなのでは?
  • 誰もがそう思うはず。
  • そんなことが決まったの?
  • これのどこが政治刷新なの?

疑問符で頭の中がいっぱいになりそうだ。

結局は名前が変わるだけ

頭の中を自分なりに整理してみた。

派閥から金と人事を切り離したのが、政策集団なので、政策だけの集まりになる。

一見すると理屈は通っているように思えるが、切り離された金と人事はどうなるのだろうか?

現状は、自民党の総裁=総理大臣ということになる。

自民党の総裁はどのように決まるのか?というと党員による投票により決まる。

人事は切り離したとはいいつつも、投票で決まる以上、票を最も多く集めた人間が総裁になるのだから、政策集団のトップの一声で誰に投票するのかが決まるのはこれまで通り。

政策集団の人数が多ければ多いほど、たくさんの票を持つことになるので人数の多い政策集団の発言力が強くなるのは自然の理。

切り離したと言っただけで、どうこうなるものではない。

つまり、政策集団に変わったとしても、総裁を選挙で選ぶ仕組みが変わらない限り、人事は切り離すことはできない。

次に、金についても同じで、総裁選が票を多く勝ち取った人で決まるなら、人数的に劣る政策集団はどうすればいいか?

票を金で買おうとするはず。

つまり賄賂だ。

そのうち派閥と何も変わらなくなる。

自民党リクルート事件の時と同じで、何も反省していないし、変わろうという気もないのだ。

自民党では悪くなるだけ

バブルを崩壊させ日本に30年以上の空白を作ったのは自民党

バブルの時、実体を伴わない資産価格の高騰に危機感を感じ、日銀は公定歩合を引き上げた。

その結果、日経平均株価は1万円以上下落した。

しかし土地価格が下がらなかったことから政府が不動産融資を制限するためだと総量規制を行なった。

これが致命的で土地価格を大きく下落させてしまって日本経済をどん底に叩き落としてしまった。

これがバブルの崩壊だ。

バブルが崩壊して日本の経済は長期に渡り停滞、平均賃金もずっと平行線・・・

それでも日本国民は自民党を支持し続けた。

国民がようやく自民党を切り捨てたのは社会保険庁による年金記録問題が発覚してから。

これにより、参議院選挙で自民党は歴史的な大敗を喫する。

更に2年後の2009年に行われた衆議院選挙でも民主党が圧勝し、自民党を与党の座から引き摺り下ろすことができた。

民主党の悪夢を忘れたのか?

民主党政権交代して起きた悪夢を忘れたのか?と言う人もいるだろう。

確かに、政権交代が悪夢の始まりだったともいえる。

民主党に政権が変わり、事業整理で土木建築業界は不況により数万人の雇用が失われた。

福島原発での対応についても賛否両論がある。

結局、3年で民主党政権は終わったが、民主党政権交代が目標であり、その先を見据えていなかった。

しかし、民主党アーカイブによれば、マニフェストは2012年時点で75%は実現させていたという。

【出典】民主党アーカイブ | 2009年総選挙マニフェスト 実績検証について

今が野党に任せるタイミング

自分も民主党にはがっかりしたし、つい最近まで自民党を下ろしても代わりにする党がいないと思っていた。

しかし、よく考えてみて欲しい。

自民党が結党以来、野党だった期間は、以下の4年間だけ。

  • 1993年 - 1994年の非自民・非共産連立政権
  • 2009年 - 2012年の民主党政権の期間

他の党では政権を握った経験がほぼない。

もっと、長い目で見るべきなのではないだろうか?

仮に野党の連立で政権を取ったとする。

民主党の悪夢の件もあるので、野党は真摯に国民のために政策に取り組むはずだ。

国民に認められなければ自民党に政権を戻されてしまうからだ。

今の自民党は「民主党の悪夢」があるので、もう野党に政権が移ることはないと完全に安心しているはず。

このため、多少の無茶をしても野党で政権が取れるところなどないと考えているはず。

今の自民党政権により、日本はどん底なので、上向きになることはあってもこれ以上落ちることはまずない。

政権交代をするには、申し分のないタイミングではないだろうか?