日本人のワクチン接種率は、2021年4月の時点で世界で131位でした。
日本は今年、東京オリンピックの開催もありワクチンを早めに接種して新型コロナに備えて起きたかったはずです。
しかし、そこは、やはり医療がひっ迫している国を優先してワクチン接種は行うべきでしょうから、仕方ないとは思うのですが、それでも131番目の接種率というのは、あまりにも低くないですか?
安倍政権になって外国に行ってお金を配る、いわゆるバラマキ外交に力を入れてましたが、その成果がワクチン接種率世界131位です。
G7の中でも当然、最下位です。
日本政府は、何をしていたんだろうか?って考えてしまいます。
国会は政治家の不正を追及する場?
日本の国会、特に予算委員会ですが、野党議員の方が総理や大臣等の不正を追及をする場になっているように思います。
特に立憲民主党は酷いです。
国会議員よりも芸能レポーターに転職された方が向いているのではないかと思える議員さんが多いように思います。
国会は立法、そして予算等を決める場であり、政治家の不正を追求するような場ではありません。
野党議員は、政権交代を行いたいので、与党の足を引っ張るようなことをしてくれていますが、そんなことをして仮に政権交代を果たしたとして本当に国を良くすることができますか?
民主党政権の悪夢
民主党が政権を取った時のことを思い出してください。
公約としてあげていた、「官僚丸投げの政治」から「政治家主導の政治」、普天間基地の辺野古移転では「最低でも県外」だと混乱させ、目玉の「年金制度改革」も支給開始は実は40年後だったり、「コンクリートから人へ」だといってダム工事の中止を公約にあげて工事を凍結させましたが、八ッ場ダムは関係者の説得により工事が再開しましたが、熊本県の川辺川ダムについては中止となりました。その明暗は、2020年豪雨で現れました。
八ッ場ダムは工事が再開され2020年から運用が始まったことで、豪雨の際に利根川の氾濫を止め首都圏を救ったと言われていますが、しかし、川辺川ダムは中止となり、その結果が球磨川水害被害を大きくしてしまったのではないかと言われています。
民主党が公約としてあげた政策は何の役にも立たなかったことになります。
それだけではありません。
東日本大震災の時に起きた、福島原発事故でも、その時の菅総理はヘリコプターで、現場に乗り込みました。
菅総理は、免震重要棟の入口で放射能の汚染検査を拒否して所長がいる場所に向かいました。菅総理は汚染されたところを通ってきているので、汚染源になっている可能性があります。
所長以下、職員が命がけで制御に取り組んでいましたが、突然、菅総理が現場に来たため、そのために作業が一時中断されました。
本来、事故対応に集中しないといけないのに、菅総理の防護マスクのことなどを東電本店とやり取りをしないといけません。
ベントを行えば放射能が放出されることになるのでベントも総理が帰るまでは行うことができません。
菅総理が現場に行って何ができるというのでしょうか?
現場で装置を触ったこともないような東電本店の政治家達は、机上の意見を優先して官邸からの指示を伝えるだけです。
更に官邸からは、海水で冷やせば海水の不純物により再臨界の可能性があるから海水注入を待つようにとの指示が出ます。
官邸からの指示通りに海水注入を待っていれば、格納容器が爆発し東日本は壊滅していたはずです。
官邸の指示に従ったフリをするという現場の判断で、海水注入が継続され格納容器の爆発を食い止めることができました。
福島原発の事故での官邸の対応は民主党政権が悪夢だと言われた一番の出来事です。
無駄しか生まない野党
野党が時間が国会で与党の足を引っ張る案件を議題にしていることは、国会の開催費用や時間を無駄にしているだけでなく、そのための準備に費やしている費用や時間も無駄にし、本来、国会で議論しないといけないことが後回しにされていることになるんです。
そんなことも、わからないような野党議員に国を任せたいとは僕は思いませんし、仮に任せたとしても民主党政権の二の舞になるだけです。
与党の政策全てに反対したり、足を引っ張ることに時間を費やす時間は意味がないことに気づかない限り、野党が政権を取ったとしても同じ失敗を繰り返すだけです。
そんな無駄なことに時間やお金を費やすのであれば、国の未来を考えることに時間を費やすべきです。
与党の批判ばかりして、建設的な意見が出てこない野党が、与党を超える意見が増えてくれば国民の認識も自然と変わります。
国民もバカではないんですよ。
政治家の方が行っていることは、しっかり見てます。
政党の支持率は、その結果です。まだ与党の支持率の方が高いのは、野党には政治を任せられないという国民の気持ちなんです。
今は間違いなく与党には逆風で野党がしっかりしていれば期待は高まっているはずです。
しかし野党は立憲民主党を代表として全く変化が感じられず、馬鹿の一つ覚えのように与党を批判するだけです。
野党の支持が得られるために必要なのは与党の批判や不正を暴くことではありません。今の日本に何が必要なのか?何が問題なのか?それを、しっかりと見抜く目と対応できるようにする知識と経験です。
票が集まられるような人を集めるのではなく、本当に日本の将来を良くしたいと考えている信念のある人を候補として育てるべきです。
今は、与党の悪い面ばかりが出ているので、悪夢の民主党政権で失ってしまった国民の信頼を勝ち取るチャンスなんです。
ワクチンの接種率が日本は低いとか、五輪を中止しろというだけではなく、接種率を上げるための努力、五輪を中止させるための努力をするべきなのではないでしょうか?
日本でなぜワクチン接種が遅れたのか?
国内で開発できていれば外国と交渉する必要もありません。
日本でのワクチン開発が遅れたのは、国がワクチン開発に力を入れてこなかったためです。
日本は、ワクチンが確保できたあとのワクチン接種の準備も行ってきていなかったはずです。
イギリスのワクチン確保が早くできたのも、イギリスの接種率が世界でトップクラスなのも、このようなことがしっかり行われていたからです。
このようなことを野党が考えて、準備を進めるようにしていれば、日本のワクチン接種率が世界で131位というお粗末な結果にはなっていなかったはずです。
デジタル庁を設立すると威勢よく菅首相は言ってますが、これもコロナ渦で必要性を感じて言ってるだけのことです。
今の日本は、全てが問題が起きてからアクションを起こそうとします。
未来を考えて、計画を立てて準備を進めておく。
選挙の準備に明け暮れ、合間に与党の足を引っ張る議題を出してアピールしようなんてことをやっている限り、日本がよくなるはずはありません。
これからも、同じことを繰り返すだけです。
野党議員が、本当に政権を取りたいのであれば、今の政治への取り組み方を根本的に変える必要があります。
野党議員の方は、与党の足元ばかりみていないで、日本の未来を見てください。