他愛もない話について
- 気楽に書きますので、気楽に読んでください。
- あまり役に立たない内容になるかと思います。
- 特に何かを決めて書いているわけではなく、書いている内に、横道にそれたりするかもしれないので、最後はどんな話になっているのかわかりません。
- 僕の主観や記憶に依存する内容が多くなるので、間違っている内容もあると思います。(書いている内容について基本、裏付けを取ったりしません)
自民党を批判する人は多いが・・・
自分の周囲は、自分も含めて自民党を批判する人ばかり。
- 自民党はダメだ。
- コロナ対策がダメ。
- 全てが後手
しかし、投票はいつの行くのか?と聞くと、急にトーンダウンし、投票する人がいない、野党はダメだから投票する政党がないといった具合。
実際は野党と同じ
野党が自民党を批判している言葉と重なってしまう。
そう、野党が自民党を批判している人の鏡のように見えてくる。
こういう時、必ず、思い出すのが、サミュエル・スマイルズ「自助論」の中に書かれている以下の文。
- 一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。
ブログでも何度か書いたと思う。
どういうことかと言うと、政治のレベルというのは国民のレベルに落ち着くようになるということで、政治のレベルが低いのは国民のレベルが低いからで、政治のレベルが高いのは、国民のレベルが高いからというもの。
政治への不満が高い国というのは、国民のレベルが低いためなので、今の日本政府がダメだという人が多いということは、国民がダメだということ。
自民党はダメだと毎日のように言っているくせに、いざ投票となると選挙に行こうとしない。投票にさえ行かない人が多いのに政治が変わることはあり得ない。
簡単な理屈。
投票に行かないことは自民党を支持すること
とは、言っても、野党の面々を見ていると、日本の政治を任せたいと思える人がいないのが実情。
しかし、日本の政治を変えたいと不満を言うのであれば、「投票に行く」ことくらいはするべきではないだろうか?
自分は何もしないで、文句言っているだけで誰かが何とかしてくれるとでも思っているのだろうか?
今の日本の選挙制度は、小選挙区で仮に落選しても、比例代表で復活できる仕組みだ。
せっかく、小選挙区で落選させても、自民党を支持する人が一番多ければ、意味がなくなる。
このため、自民党が嫌だという人は、投票したい政治家も政党もないと行かないのではなく、自民党以外に投票するということが大切だ。
比例代表制は政党の得票率で議席数が決まるので投票数が重要になる。
現在、自民党を支持する人は30%程度。
残りの70%は自民党以外の政党だったり、まだ決めてない人になる。
これで、自民党を支持する人、30%全員が自民党に投票し、有権者の10%の人だけが投票に行った場合、以下のようになる。
計算しやすいように、有権者総数を100として計算する。
- 自民党:100×0.3 = 30票 → 得票率:75%
- その他:100×0.1 = 10票 → 得票率:25%
有権者の30%しか支持していなくても、自民党の得票率は75%になる。
しかし、自民党を支持しない人全員が投票に行けば以下のようになる。
- 自民党:100×0.3 = 30票 → 得票率:30%
- その他:100×0.7 = 70票 → 得票率:70%
自民党の投票数は同じでも、得票率は30%にまで下がる。
衆議院議員定数:465名(小選挙区:289名、比例区:176名)なので、
自民党の得票数は同じでも、得票率の違いで以下のように大きく違ってくる。
- 176名×75%≒132名
- 176名×30%≒52名
実際はドント方式のため、厳密には結果は異なるが、ザックリ計算するとこんな感じになるはず。
このため、自民党が嫌だと言いつつ、投票に行かない、行ったとしても無効票にしてしまうのでは、自民党を支持するのと同じことになる。
1票の格差とかを語っているが、その前に投票率は50%程度だということを忘れないで欲しい。半分の票が、ゴミ箱に捨てられているのだから。
今回の衆議院選挙は注目されているので、投票率は高くなると言われているが、自分の身の回りを見ている限り、自民党の圧勝で終わるように思う。
まさに、政治は国民のレベルに落ち着くということになる。