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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ボタンの掛け違えによるトラブル

ボタンの掛け違え

服のボタンというのは、最初に止める場所を間違えると絶対に元には戻らない。

世の中には、ボタンの掛け違いによるトラブルというのが溢れているのではないだろうか?

最近、自分が最近、ネットで目撃したボタンの掛け違いは区議会議員のツイートが日本共産党の逆鱗に触れてしまったこと。

大田区区議会議員の投稿

日本維新の会大田区区議会議員が2024年1月4日に以下の投稿を行った。

今回の #能登半島地震

立憲⇨執拗な政府・万博叩き
共産党⇨募金を着服疑惑
れいわ⇨党首が被災地に行く

▶︎▶︎左系政党の『頓珍漢』が綺麗に露呈

石川県(
@motto_ishikawa
 )や県知事(
@hase3655
 )から『正確』な情報を。

【出典】https://twitter.com/Kazuma_25_otaku/status/1743575318009725359

日本共産党の投稿

日本共産党は「募金を着服疑惑」に反応し2024年1月7日にXの日本共産党の公式アカウントで以下のような投稿を行った。

公党の議員が、他党をこのように誹謗中傷することは許されません。

私たちは、募金を着服したことなど一切ありません。
国民の皆さんから寄せられた募金は、被災自治体や関係する公的機関に、全額を届けています。

こうした悪意ある攻撃には法的措置も含めて、断固として対応します。

【出典】https://twitter.com/jcp_cc/status/1743838073123991896

すると、これを見た人が2019年12月28日の日本共産党千葉県西部地区委員長のツイートの件を思い出したのか着服したことあるじゃないかと以下の内容のツイートを持ち出してきた。

日本共産党千葉県西部地区委員長の投稿

日本共産党にお寄せいただいた台風災害救援募金は、なんと1億2284万円にもなりました。その一部を県内30の市町に義援金としてお届けしました。そのさいにうかがった国への要望をもとに、8府省と25項目にわたって交渉しました。住宅再建、農業支援、停電対策、手続きの簡素化などを求めました。

【出典】https://twitter.com/ShiibaKazuyuki/status/1210850484178710531?s=20

※上記URLは既に削除済み

当時、このツイート見た人達が以下のように反応し炎上した。

  • 募金の一部だけを渡して残りは着服したのではないか?
  • 日本共産党の発表だと2019年12月25日現在で、1億2500万円を越えていると発表しているのに募金は1億2284万円って差額の216万円以上はどうしたんだ?

真実は?

以下は日本共産党が2019年12月25日現在までに集まった募金額に関する赤旗の記事からの抜粋になる。

日本共産党にお寄せいただいた台風災害救援募金が、12月25日現在、合計1億2500万円を超えました。あたたかいご支援に心から感謝申し上げます。

【出典】日本共産党に託された台風災害義援金/1億2284万円 被災地に

おかしい、怪しい、着服したのではないか?とリツイートや返信等で地区委員長に説明を求めた。

すると、地区委員長は、上記の投稿を削除してしまった。

そして新たに2019年12月29日に以下の投稿を行った。

寄せられた募金の1億2284万円は、全国107自治体に義援金としてお届けし、救援物資の購入などにも活用しています。千葉県内の30市町に届けたさい、「生活再建支援金に使います」など、喜ばれました。ご協力いただいたみなさんに心から感謝を申し上げます。

・・・途中省略・・・

これまでお届けした義援金とあわせてお寄せいただいた1億2284万1323円を、107自治体(2県73市2区27町3村)にお届けするとともに、救援物資の購入など全額を救援活動に活用しています。

【出典】https://twitter.com/ShiibaKazuyuki/status/1211159899104661505

抜けてしま人に政治家の適性はない

一言で言えば地区委員長の投稿が悪すぎた。

ここで、地区委員長は3つの失敗をやらかした。

まず、台風災害救援募金の「一部」について。

日本共産党に集まった台風災害救援募金は1億2500万円以上というのは当然、地区委員長も知っていたはず。

そして、このうち1億2284万1323円を107の自治体に届けたことも知っていたはず。

Twitterの文字数制限から何とか1ツイートで収めたいと大切なことを省いて投稿してしまったのだろう。

抜けたのは以下の内容になる。

  • 募金総額「1億2500万円以上」
  • 1億2284万円は107の市町に届けていてその中に千葉県の30市長も含まれているということ。
  • 差額は、救援物資の購入などに使用したことが記載されていない。

また要点が抜けている状態で「その一部」という言葉を使ったために「全部」じゃないのか?と勘違いされることになった。

ツイートした内容自体に間違いはなかったが、要点が抜けていたり、余計な言葉を使ったことで誤解が生じてしまっている。

更にとどめを刺すかのように、ツイートを削除してしまった。

世の中には、肝心なところが抜けてしまう人がいる。

この地区委員長はその典型だと思う。

このような方は申し訳ないがネジが1本抜けている人なので、ボタンの掛け違えを普通にやってしまう。

このため、何をやっても批判されるタイプなので、誰かを代表するような立場である政治家には向いてない。

悪気がないので困る

このような人は悪気なくボタンの掛け違えをしてしまうので所属する政党を支持している人達に不信感しか与えない。

実際、この人の投稿により共産党は、募金の着服をしている党だと印象付けることになってしまった。

この地区委員長は訂正ツイートでも、募金の差額についての説明は行わずに1億2284万円を107の市町に届けると共に救援物資の購入に使ったと、誤った内容を投稿してしまいる。

このため共産党は、台風災害救援募金の一部を着服したと思った状態で完結した人は少なくないはずだ。

大田区の区議会議員は、この件を誤解したままの情報を何らかの形で知ったのではないかと思っている。

公人の発言は嘘などないと考えて、基本的に誰も疑わない。

そんな中、誤った情報を公人が流してしまえば本人だけでなく、所属する党の信用を失うことになる。

日本共産党にすれば、身に覚えのないことを他党の区議会議員に言われてしまったので、怒るのは当然のこと。

しかし、日本共産党も千葉県の地区委員長が、やらかした大失敗を知らなかったのは、問題だと思う。

日本共産党は人のことを調べるのは得意だが自分たちのことを調べるのは不得手なのかもしれない。

世の中は、こんなことが原因で起きるトラブルで溢れているのかもしれない。