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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

ハイブリッドの民営化は難しいのか?

民営化された国の事業

昔、日本全国の鉄道は国営だった。

その時の名前は、日本国有鉄道で通称は国鉄で、民営化された後は、JR。

国鉄時代は、税金を使っての運営するので、採算は度外視して必要と思われる色んな場所に鉄道が敷かれた。

しかし、民営化されてJRとなったあとは、採算度外視などと言ってられないので、採算が取れない路線は廃止していくことになる。

民間企業なら当然の選択であり責められる必要はないのかもしれない・・・

そして、もう一つ郵便事業郵便貯金簡易生命保険の3つの事業も国営だった。

その時の名前は、日本郵政公社で通称は郵政公社で、民営化された後は、日本郵政

日本郵政公社の時代は、日本全国どこでも郵便を配達していた。

※地域によっては配達頻度が週一、月一という場合はあった

しかし、民営化されてからは、やはり採算を重視して、配達困難地域を設定し指定の郵便局に取りに来てもらうようになった。

【出典】配達困難地域/郵便物・ゆうパック等をお渡しする郵便局 

これも民間企業としては当然の判断であり、責められる必要はないのかもしれない・・・

民間企業の場合、利益度外視なんてことは言ってられない。

民間企業の目的は、色々とあるかもしれないが、共通するのは利益の追求。

採算がプラスにならなければ事業として継続する意味がない。

JRや日本郵政が廃止している事業は国が行っていれば、廃止にはなっていなかったと思う。

国には黒字だとか赤字といった概念がない。

必要なものであれば税金を投入する民間企業と国営は全く違う。

本来、採算が合わないことを行うのが国の役割なのではないだろうか?

JRが廃止するのは採算が合わないため。

だったら、合わない部分だけを国が補填するといったハイブリッド民営化という考え方で運営すれば、廃止する必要がないのでないだろうか?

元旦に「高千穂あまてらす鉄道」のドローン生中継が行われていた。

高千穂あまてらす鉄道の前身は「高千穂鉄道」で2005年台風14号の影響で甚大な被害を受け2008年全線廃止となった。

元々は国鉄の高千穂線で宮崎県延岡市延岡駅から宮崎県西臼杵郡高千穂町高千穂駅までを結んでいた(総距離:50.0Km)

この鉄道の目玉は日本一高い105mの高千穂橋梁。

民間なら企画段階で採算が合わないと却下されそうな路線でも国営だったので実現したのだと思う。

しかし、高千穂峡は人気スポットなので廃止されると困る人も少なくないだろう。

高く見積もった場合

高千穂町の世帯数は約5000、1世帯4人で計算すると人口は2万人。

この内、仮に半数が毎日、利用したとして

  • 950円×1万人=950万円
  • これが往復で1900万円
  • 1900万円×365日=69億円

安く見積もった場合

高千穂町の世帯数は約5000、1世帯2人で計算すると人口は1万人。

この内、仮に10分の1が毎日利用したとして

  • 950円×1000人=95万円
  • これが往復で190万円
  • 190万円×365日=6.9億円

ざっくりと、利用者の人数によって約7億円~約70億円の間の収入があることになる。

採算が合わなかったということなので、駅の職員等の人件費、経費などを差し引くと黒にはならなかったということになる。

マイナス部分だけを国が補填してくれれば、赤にはならないので、廃止しなくても済むのではないだろうか?

日本郵政についても、同様で山間部など配達が困難な場所についてもドローンやロボットなどを活用することで配達が可能になるのではないだろうか?

これが国の福祉というものではないのだろうか?