「日本トレンドリサーチ」に、太宰府アカデミーと共同で、65歳未満の全国の男女1000名を対象に「子どもの頃好きだった・嫌いだった教科」についてのアンケートを行なった結果が掲載されていた。
質問は以下の5つ。
質問1:あなたが子どもの頃に、もっとも好きだった教科を教えてください。
質問2:その教科が好きだった理由を教えてください。
質問3:その好きな教科は成績が良かったですか?
質問4:好きな教科なのに成績が良くなかった・悪かった理由を教えてください。
質問5:子どもの頃に嫌いだった教科はありますか?
質問6:子どもの頃にもっとも嫌いだった教科を教えてください。
質問7:その教科が嫌いだった理由を教えてください。
質問1:子どもの頃に、もっとも好きだった教科は?
1番多かったのは、「算数」で約20%の人が回答した。
続いて「社会」「国語」の順に多かった。
「社会」が好きだという人が多いのは個人的には意外だった。
好きな理由が、「歴史」が好きという内容が多かったが、自分が歴史が嫌いだったこともあって子供の頃に歴史が好きな人が、そんなにいたのだろうか?と疑問に感じた。
大人になって歴史が好きになったことで子供の頃から歴史が好きだったと思っているだけではないのだろうか?という気がした。
子供は歴史が好きなのか?と調べてみると、小学生の6割、中学生の5割が「社会」が好きだと答えている。
特に多いのが小学生の男子と中学生3年生で、男子は歴史に興味を持つ場合が多く、女子は小学校6年生を境に好きだという割合が減っていくようだ。
つまり、歴史に興味を持つ子供は多いということで間違いないようだ。
【出典】https://www.yachiyo.ed.jp/yachiyo/wp-content/uploads/library/kyouikukatudou/kyouikukatudou17.pdf
子供の頃から歴史が好きというのは、どういう経験を積むと好きになるのだろうか?
歴史上の人物の本や漫画を読んだり、話を聞いたりすると好きになるのだろうか?
自分も子供の頃には、国内だと織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、海外だとリンカーンやジョージ・ワシントンといった偉人伝等は読んでいる。
他にも日本昔ばなしや南総里見八犬伝、西遊記なども好きだった。
しかし歴史に興味を持つまでには至ってない。
子供の頃に憧れていたのは、ヒーローだったので、どうしてもウルトラマンや仮面ライダー系の視点で何でも見てしまっていた。
確かに、子供の頃に友人から漫画で坂本龍馬や三国志が面白いから読んでみる?と勧められたことはあったが、興味が持てなかったのは確かだ。
では、自分の好きだった教科は何だったろうか?と考えてみると「休み時間」と「体育」と「給食」だったように思う。
子供の頃はじっとしているのが苦手で動いていないと落ち着かなかったので、教科が好きとか嫌いではなく、早く授業が終わって、休み時間や体育の授業にならないかな?とそんなことばかりを考えていた。
動くとお腹が空くので給食が楽しみになる。
こんな感じなので何のために学校に来ているのか、わからないような子供だった。
質問5:子どもの頃に嫌いだった教科はありますか?
1番多かったのは、これまた「算数」で約30%の人が回答した。
続いて「保険・体育」「国語」の順に多かった。
数学は面白いけど、公式の暗記は嫌い
確かに自分も「算数」は好きではなかったが、嫌いでもなかった。
しかし中学になって「数学」に呼び方が変わると授業が公式の暗記ばかりを強要するように変わって嫌いになった。
何のために使えるのかわからないような公式を覚えろと言われても興味が持てないので、記憶に残るはずがない。
例えば、y=axは、xが大きくなるとyも大きくなるので比例、y=a/xは、逆にxが大きくなるとyが小さくなるので反比例になるので覚えておくことなどと言われて覚えられるものだろうか?
xとyが同じなら比例、xとyが逆なら反比例。
こんなことを覚えて何に使えるのだろうか?
数学の授業の時には、そんなことを考えていると、あっという間に授業は終わっていた。
興味を持たせる
中学生になってから数学に興味を持つようになったように思う。
この公式は、実生活では何に使えるのか?
公式はどうやって導かれたのか?
そういう点を教えてくれていれば、授業に耳を傾けることができたと思う。
結局、好き・嫌いというのは興味を持てたか?持てなかったか?ということだと思う。
まず、授業で興味を持てるように教えてくれるか?くれないか?で子供の授業への取り組み方が全く異なってくるはず。
最初に各教科で1時間程度、この教科は、どんな時に使うもので、どんな風に使えるのか?
それくらいのことを教える時間を割くことはできるのではないのだろうか?
そうすると、もっと楽しく授業を受けられるようになると思う。