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「歴史」を学んで何の役に立つのか?

歴史の授業が苦痛だった

「歴史」という科目が昔から嫌いというか、なぜ、勉強しないといけないのかが、ずっと理解できないので「歴史」の授業だけは苦痛の時間だった。

特に歴史年表に至っては、なぜ、年号まで覚えないといけないのだろうか?という気持ちが強かった。

歴史は何の役に立つのか?

例えば、安倍政権が誕生した年はいつ?と聞かれて答えることができたからと何の役に立つのだろう?

そんなことから、歴史年表の年号を覚えることに対して、何も面白さを感じなかった。

そんな自分でも、唯一覚えていたのが、1192年 鎌倉幕府(いい国つくろう鎌倉幕府)だったが、実は、鎌倉幕府が成立したのは、1192年ではなく1185年だったという説が強くなっているため、「いい箱作ろう鎌倉幕府」になっているとか。

※1192年は源頼朝征夷大将軍に就任した年であり、1185年には実質的に支配が始まっていたということ。

つまり、自分は1192年で鎌倉幕府成立の年号を覚えていたが、今は1185年だという。

ずっと、間違っていた年号で覚えていたが、これまで何の不都合もなかったし、安倍政権が成立したのが、いつかを覚えていなくても何の不都合もなかった。

歴史の授業で覚えていることで、もう一つあるのが、鳴かないホトトギスに対してどうするのか?という三人の武将の言葉。

なかぬなら殺してしまへホトトギス (織田信長

鳴かずともなかして見せふホトトギス豊臣秀吉

なかぬなら鳴くまで待てよホトトギス徳川家康

これは織田信長は「短気」、豊臣秀吉は「才覚」、徳川家康は「忍耐」といった性格を鳴かないホトトギスに対して、どう対処するのかを伝えたものだというが、これを知っていて何の役に立ったのだろうか?

三武将の名前を覚えるのに役には立っているが、では、三武将がそれぞれ、どんなことをしたのか?というと、日本で天下を取った3人という程度しか認識がない。

歴史を学ぶのは「今を理解する」ためだと言われてきた。

今は、過去の積み重ねなので、過去を知らずして今を理解することはできない。

平成から現在までに総理大臣は以下のように変わってきた。

  • 岸田 文雄←菅 義偉←安倍 晋三←野田 佳彦←菅 直人←鳩山 由紀夫←麻生 太郎←福田 康夫←安倍 晋三←小泉 純一郎←森 喜朗←小渕 恵三←橋本 龍太郎←村山 富市←羽田 孜←細川 護煕←宮澤 喜一←海部 俊樹←宇野 宗佑

ここから今の何が理解できるのだろうか?

そして、それが何の役に立つのだろうか?

自分には、歴代の総理大臣の名前を覚えたり、いつ政権が誕生したのか?そんなことを知っていても、何も役に立たないし、知らなくても困ることなんてないと思っていた。

学生の頃は勿論、社会人になってからも、歴史を勉強する意味を納得させてくれる人は一人もいなかった。

興味が持てない

自分が歴史に興味が持てなかったのは、歴史を暗記科目として学んできた結果なのだと思う。

歴史年表の年号と出来事を丸暗記したり、日本に現存する最古の書物は、「古事記」である、源頼朝が開いた本格的な武士の政権を鎌倉幕府と言う、東山文化の特色は、「わび」と「さび」というふたつの言葉に集約される・・・

このようなことをブツ切りにされて説明されても、興味が持てないので面白くもなんともない。

重要なのは「古事記」には、何が書いてあるのか?ということ。

古事記は、天地の始まりから神々が生まれて世界を作りだしていく物語であり、歴代天皇の出来事や伝説が物語風に書かれているもの。

日本最古の書物だというのは、その次のことではないだろうか?

学校では歴史を受験科目の一つとして教えていたので、一つ一つの課題を細かく説明していたのでは、決められた時間で教え切ることができないので、どうしても暗記中心の教え方になってしまう。

これまで、自分は、興味が持てない、何の役に立つのか?ということを繰り返し言ってきた。

例えば、子供の頃に、いきなり徳川家康の生い立ちから天下を取るまでを説明されたとしても、おそらく興味は持てなかったと思う。

成長することで興味を持てるようになる

子どもの時には興味が持てなくても、歳を重ねていくことで色々なことを見聞きして色んなことを経験していくことで、何かのキッカケで興味を持てるようになるのだと思う。

何かのドラマなどを見て、出演していた芸能人のことを好きになったとする。

そうすると、その芸能人のことを興味を持ち、色んなことを知りたくなる。

どんな色が好きなのか?食べ物は何が好きなのか?そんな情報を知って、何の役に立つのだろうか?

次にその芸能人が、映画で徳川家康を演じることになったとすると、当然、その映画を見に行きたくなる。

すると徳川家康にも興味を持つようになるかもしれない。

徳川家康がキッカケで、徳川家康が生きた前後の時代にも興味を持つようになり結果的に歴史が好きになっていたということもあるだろう。

結局、好きになる、興味を持つという気持ちが生じない限り、どんな情報も学習しようとは思わないということになる。

世の中、目に見えて役に立つ情報もあるが、第三者から見ると、そんなこと何の役に立つのか?ということも多い。

それでも本人とっては興味深い内容であり、何としても知りたい情報になる。

歴史に限らず、数学、国語、英語・・・どんな学問もそれは同じなのではないだろうか?

だから、歴史を学んで何の役に立つのか?と聞かれたら、興味を持つことができれば役に立つと答えたい。