ロシアは放置違反金を支払わないと発表
外交館ナンバーの駐車違反を行いながら、外交特権で放置違反金を踏み倒している問題が以前から報道されているが、ロシア大使館は支払いに応じる意思がないことを明らかにしたとのこと。
外交官ナンバーが放置違反金を無視して5年間の時効を迎えた数は、2022年度は、3950件で、1番多いのがロシアで2388件、次いで中国が246件で国会で議論が行われたとか。
支払わない場合は外交官ナンバーを発行しないとか取り消すとか、レッカー移動を行なって違反金を支払わず時効を迎えた場合は、車を売却するとか方法は色々とある。
外交官特権は大使館の中だけ。
大使館を1歩出れば日本の法律に従うのが当然のこと。
そんなことができない国と外交する意味はないので、日本は国交を断絶すればよい。
特にロシアは日本は何もできないと完全に甘く見ているので、強く出る必要がある。
日本政府は何を温いことをやっているんだろうか?
ウィーン条約の壁が・・・
実は、外交官ナンバーの車は、外交官特権で交通事故や交通違反を起こしても警察が捕まえることができない。
1961年にウィーン条約で規定され、日本もこれに批准(ひじゅん)している。
ウイーン条約というのは、国家の独立性や外交使節団の任務遂行を保護する観点から、外交官と、その家族が派遣されている国の国内法に違反しても逮捕されず、課税も免除されるというもの。
ロシアは、ウイーン条約を盾にして支払いを拒否していることになる。
これに対抗して、日本政府が行っているのは、国際法及び国内法令に従って実施している駐日外交団車両に対するガソリン税免税措置に関し、外務省が該当車両に対し免税購入のための証明書を発給する際、違反金の納付を確認するようにした程度。
ロシア・中国とは交渉の余地はない
ロシアや中国とは国交という観点では、これ以上は交渉の余地はない。
なぜなら、ロシア・中国から見て、今の日本を敵に回しても困ることがない。
しかし日本はエネルギーを海外からの輸入に依存しているので、ロシアのウクライナ侵攻後も、ロシアからの輸入は条件付きではあるが禁止はしていない。
逆にロシアは、福島原発処理水の海洋放出に関して中国に同調し日本からの水産物の輸入を禁止している。
つまり、日本からの輸入制限はロシア・中国にとって何の問題もないので自ら禁止することさえできる。
このため、日本がロシアのウクライナ侵攻に反対し、ロシアに対して行っている経済制裁なるものは、ロシアにとっては痛くも痒くもない程度のもの。
観光立国では生き残れない
ロシア・中国にとって日本は何のメリットもないので、気を遣う必要は全くない。
これで、万が一、米軍が日本から撤退することになれば、ウクライナのように侵攻されることになるだろう。
しかし日本は北方領土問題、エネルギーの輸入とロシアを無下にはできない。
立場的には完全にロシアの方が有利であり、日本はロシアに何をされても我慢するしかない。
日本で外交官ナンバーによる交通違反は日本に対する見下し度合いを示しているものと言える。
技術がなくなった日本は、ただの島国。
観光立国を目指すと言っていた日本政府は完全に平和ボケしていたことになる。
どんなに観光で世界中から人を集めても、他国から見た日本には何の優位性もない。
日本に残された道は、日本でなければできないような技術を再度、習得すること。
島国日本は、技術でしか他国に対して優位になれる術はない。