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もっと早く教えてくれよって思った内容を書いていきたいと思います。

渋谷区のハロウィン対応に思うこと

渋谷区の怒り

【注意】渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません。

NO EVENTS FOR HALLOWEEN ON SHIBUYA STREETS

渋谷駅前に設置された大きな看板に書かれている内容だ。

この言葉から、渋谷区の、これまでに積もり積もった怒りを強く感じた。

渋谷駅ハチ公口は封鎖され、ハチ公銅像の周囲には仮囲いが設置されてハチ公の姿は見えなくなっている。

テレビのインタビューで今から電車で帰りますと言って渋谷駅ハチ公口の前に行くと改札口のシャッターが閉まっていて入れずにビックリしていた人がいた。

ハチ公前で待ち合わせをしていた人はハチ公が見つからず困っていた。

ちなみに、ハチ公口の封鎖は警察からの依頼でJRが対応しているのでJRの意志で行っているものではない。

こういう話を聞くと、そこまでしなくても?と思う人もいるかもしれない。

今や世界中からハロウィンのために渋谷にやってくる。

ハロウィンは飲んで騒ぐ場ではない

本来は渋谷区としても喜ばしいことだ。

しかし渋谷区に「そこまで」させたのはハロウィンのために渋谷にやってきた人達だ。

路上での飲酒、飲み終わった缶や飲食したゴミなどは持ち帰ることもせず、路上に捨てていくので大量のゴミが発生する。

店が閉まっているので、トイレが使えないため路地やエレベーターの周囲で排泄するものまでいた。

酔った勢いで店舗の看板やシャッターを壊したり通りかかった軽トラを横転させたりもしていた。

ここまでくると、もう暴動だ。

これらはハロウィンのために渋谷にやってきた人達が行ってきた暴挙の一部だ。

毎年、こんなことが起きるハロウィンを誰が好ましく思うだろうか?

いくら、世界中から注目されたとしても、こんなことをされるなら来てほしくない。

だから、渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありませんという言葉は、渋谷区の心の叫びに聞こえる。

渋谷区のホームページを見ると以下のように書かれてあった。

渋谷駅周辺には、例年ハロウィーンの期間には日本の国内外から多くの方がいらっしゃいますが、今年は10月31日、及び、その直前の数日間にハロウィーン目的で渋谷への来訪を予定している方には来街を控えていただきますよう、お願いいたします。

途中略

今年は「【注意】渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません。」と世界に明確に伝えたいと思います。あえて強く言うならば、ハロウィーン目的でハロウィーン期間に渋谷駅周辺に来ないでほしいという意味です。

【出典】ハロウィーン期間の渋谷駅周辺への来街自粛のお願い | 区長の部屋 | 区政情報 | 渋谷区ポータル

世界に対して、ハッキリと来ないでほしいと伝えている。

これは、英語、中国語、ハングル語でも書かれていた。

渋谷区のホームページにはマスメディアに対しても混乱を避けるために取材を控えて欲しいとまで書かれていた。

渋谷区の苦渋の決断

これだけの、強い意志を示しているにも関わらず、商機を逃しているとか言ってる人がいる。

この方は、毎年、渋谷でハロウィンの時期に、どんなに酷いことが行われているのか知らないだろうか?

渋谷区だって、そんなことは、言われなくてもわかっている。

だから、これまで明確に来ないでとは打ち出してこなかった。

しかし、ハロウィンで来る人の一部は我慢の限度を超えてしまった。

その結果、渋谷区は商機であるハロウィンを捨てるという決断に至った。

ハロウィンを仮装して飲んで騒ぐだけのイベントだと思ってる人がいて、そしてそんな人が暴動とも言えるようなことをしなければ、渋谷はハロウィンイベントの会場になっていたかもしれない。

バカなことをする人達のおかげで、渋谷でのハロウィンが拒否されてしまった。

それを批判するのは、お門違いだ。

批判されるべきなのは、渋谷区ではなく、バカなことをした人達だ。

その点を、はき違えないで欲しい。