創業73年の、そば店が閉店
今日、テレビを見ていると、赤坂にある、創業73年の老舗そば店、水内庵(みのちあん)が閉店の決断をしたということが報道されていました。
2020年12月28日で閉店・・・
新型コロナの影響で、売上が1日30万円から半分に減ってしまったこと、店主の方が、体力の限界だということが重なり決断に至ったようです。
アークヒルズ内なので、会社員が多い店だと思います。
オフィス街、オフィスビル内の飲食店は日曜祝日は、会社員がいないということで、休みというのが普通です。
テレワークが増えると、毎日が日曜・祝日のようになってしまうので経営的にはかなり苦しくなってしまうのは避けられません。
テイクアウトだと言っても、お客がいなければ、どうしようもないんですよね。
つぎ足し、つぎ足しで引き継いできた、先代から引き継いできた煮かえし(そばつゆに使う調味料)も閉店するということで、今年で最後で、残り少なくなっていました。
店主の方は、以下のように語っておられました。
- 「おやじから、あずかった店、私の代でなくすというのはね、本当に不本意なんですけど」
- 「本当にありがとう お客さんに対してそれしかないですね」
そして、コロナが落ち着いたら、娘夫妻に店を再開して欲しいという思いもあるが先は見えないということでした。
長年続いてきた店を自分の代で閉店という決断をせざる得なくなった店主の方の気持ちを考えると心が痛みました。
僕も、もう1年間、東京には出張で行ってません。
僕が利用していた飲食店は大丈夫だろうか?と心配になりました。
赤坂だとジョイフル赤坂店も2020年12月28日で閉店・・・
渋谷だと、サイゼリヤ 渋谷新南口店は10月12日に閉店、その下の上島珈琲店 渋谷3丁目店も10月28日で閉店。ジョナサン 渋谷桜丘店が2020年11月5日閉店。渋谷桜丘のインドネシア料理アユンテラスが2020年11月23日閉店
料亭 金田中(かねたなか)も2021年1月24日で閉店
他にもビジネスマンが利用していた立ち食いそばといったそば店の閉店が目立ちました。
テレワークが飲食店の売り上げに大きな影響を与えていることになります。
金沢でも、金沢市片町にあった、お茶漬け店「志な野」が2020年10月24日で閉店になりました。この店も40年間地元で親しまれてきました。
この店は、お茶漬けだけです。
このため、座って暫くすると、「xxxヤッホー」と、お茶漬けが出てきます。
店の方が語尾に「ヤッホー」を付けるのが特徴です。
奥さんの「ヤッホー」は、もう聞くことができなくなったんですよね・・・
渋谷駅・東急東横店が営業終了
渋谷駅の東急東横店内の飲食店が大丈夫か確認をしようと東急百貨店のホームページを見ると、東急東横店が掲載されていませんでした。
しまった!と思いました。
渋谷駅・東急東横店が2020年3月31日(火)で営業を終了することをすっかりと忘れていたのです。
東急東横店で検索すると・・・
「渋谷駅・東急東横店は、2020年3月31日(火)をもって営業を ...」という結果が1番上に表示されていました。
クリックすると、下図のような写真が表示されました。
渋谷駅・東急東横店は、2020年3月31日(火)をもって営業を終了いたしました。
85年間ご愛顧いただき、心から感謝申しあげます。
誠にありがとうございました。
暫く、写真をボーっと見つめていました。
出張に行った時には、昼夜問わず、利用していたレストラン街がなくなっていました。
「小松庵」、「まい泉」、薬を飲もうとしたら、白湯を用意してくれた、「饂飩の四國」ひつまぶしが美味しかった、うなぎ「松川」には、もう行けないってことです。
何より、営業終了日を忘れていた自分に苛立ちを感じました。
東急東横店は渋谷再開発でのことなので仕方ないことなのですが、85年間続いた東急東横店が営業を終了したのに、大きな報道もされなかったことも寂しいです。
ネットニュースや、テレビのニュースはチェックしていたのですが、完全に見逃していました。
現段階で検索して、すぐに見つかったのは、日テレNEWS24ですが、なぜか日付は2020年12月22日付のものでした。
- 渋谷にあった東急百貨店東横店。今年3月、85年の歴史に幕を閉じた。閉店数日前には親しんだ店に別れを告げようと来店するお客がいた。若き日の青春の思い出をたどる高齢者夫婦、二代で通った親子など、様々な人々の「記憶」が今、よみがえる。
次に見つかったのは以下の記事です。
- 東急百貨店が、東急百貨店東横店(以下、東横店)の営業を3月31日の今日、終了する。地下1階の食品売場「フードショー」および一部売り場は、営業を継続する。
- 東横店は「東横百貨店」の名称で、渋谷駅上に関東初の私鉄直営ターミナルデパートとして1934年に開業。増築を繰り返し、1950年代の一時期には旧東館と西館の屋上を結ぶ空中ケーブルカーが設置されたほか、ハチ公前広場やロータリーなど人通りの多いスポットに面した駅直結の好立地を活かし、渋谷の街のランドマークとして長く愛されてきた。
- 閉店は東急が関係事業者と推進している渋谷駅周辺の再開発事業に伴うもので、解体後の跡地には、東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄の3社が共同出資する「渋谷スクランブルスクエア」第II期棟(中央棟・西棟)として2027年に開業する予定。4月1日から解体予定の9月までは期間限定のイベント・物販施設「渋谷エキスポ」として運営することが発表されている。
丁度、新型コロナウイルスで、緊急事態宣言について騒がれていた時期なので、外出を控えてもらうということから、報道を避けたのかもしれません。
僕が最後に、渋谷駅・東急東横店に行ったのは、2019年の6月末だったと思います。
その時には、まさか、これが最後になるとは思わなかったので、普通に利用していたので、後悔しかありません。